シーズンのMVPは、なんと4度目となるP.Manningとなったようです。まあ順当なところではあります。このままもう一つのMVPまで行ってしまうかは、シーズン終盤に連勝止めてもいいや作戦に出たところで、どうなるかわからないように見えてきましたが。
また例年のことですが、レギュラーシーズンが終わるとポストシーズンのなかったチームにはまずコーチ陣の動きが出てきます。BUFがコーチ陣総替えとか、WASがM.Shanahanを獲るかも、とか、SEAはMoraを1年で見切ってUSCのCarrollと契約とか。これからまだ出てますね。
さて、NFLは本日からWildcard Playoff。初日は先週の再戦が2つ。最初は場所を変えてのNYJ@CINです。最終戦でWCに滑り込んだNYJに、マジック1からもたついたCIN、予想通り、20Fという寒いコンディションでの試合ですから、メインは両チームのRBがどこまで走りきるか、そこにPalmer、Sanchezがどれだけポイントできちんと投げ分けできるか、というところ。
試合序盤はCINのペース。最初のキックオフでScottがビッグリターンをしたのは結局fumbleで帳消しになったものの、次のシリーズ(Feelyってこの試合ではパンターもやってる)ではBensonが効果的なラッシュを見せて最後はPalmer-Colesで先制します。
一方NYJはGreene。こちらも切れ味の良いラッシュで前進しますが序盤はSanchezが不発。それなら、という訳かはわかりませんが、いい地点で得た攻撃で、DFが右への動きに一斉につられたところをカウンターで左へのラッシュ、DEを振り切って独走し同点。そのあとOchocincoへのパスをRevisがINT。これでもらった攻撃にSanchezがKellerへDeep Zoneのパスをヒット。きわどいところでしたがそのままTD。このTDも大きかったですが、それよりもPalmerがOchocincoを効果的に使いづらくなったのも大きかったかと。
14-7で後半へ。まずはGreeneががんがん走ってFG rangeへ。Feelyが決めて10点差かと思ったら、HoldingとFalse Startで計15yds下げられて結局パントに。これが最初のモメンタムの変わり目。
続くシリーズではOchocincoへのパスにRevisのInterference(かなり微妙ではありましたが)が出て久々のRed Zoneへ。とりあえずスコアを取って、というところでGrahamがFGを左に引っかけてしまいます。ここでまた移りかけたモメンタムがまた戻ってしまって、またGreeneに走られ、Sanchezにはきわどいパスを通され、最後はT.Jonesが真ん中を突き抜けて21-7。終盤のディフェンスには強みを発揮するNYJが大いに優位に立っての4Qへ。
ここでFeelyのパントが短くなりCINがいいポジションでの攻撃に。そしてBensonがディフェンスのプレッシャーを受け流すような右サイドへのラッシュでTD。7点差にしてホームが一気に盛り上がります。
そこに立ちはだかったのがSanchezとGreene。SanchezがBootlegからKellerへのショートパス。見事に左側が空いてロングゲインとなります。結局ゴール前で止められますがFGで10点差に。
それでもまだ6分近くあってどうにでもできそうな状況。Palmerが相変わらず苦労しながらも短いパスをつないで再びRed Zoneでともかく7点差にはできるところまで行きながら、またもGrahamが外す。今度はスライス。CINにもう1回チャンスは回ってきましたがエンドゾーンには近づけずに終了です。
NYJの守備はまずRevisがOchocincoを徹底的にカバーしてパスのルートを限定する流れで、逆にBensonにはかなり走られましたが、そこは攻撃が先手を奪っていくことでラッシュのパターンを失わせていき、実際に終盤にそれが効いてきたわけですね。
これでCINは1990年WC以来のプレイオフ勝利を逃し、一方のNYJは2004年以来のDiv. Playoff進出です。
土曜の2試合目は先週と場所も同じPHI@DAL(Bushもやってきた)。DALはColumboもChoiceも戻ってきてオフェンスはFull strengthに近づき、PHIはWestbrookがやはりLimitedである様子。しかしさすがに先週24-0で地区優勝を持って行かれたPHIは同じようにはいかないでしょう、というわけで見始めたら初めはやっぱりそういう流れでしたね。
序盤からDALが圧倒的なポゼッションで押し気味に試合を進めます。Romoはこの試合ではかなりプレッシャーを受けますが、前の試合ではほとんど蚊帳の外だったR.Wiliamsにもいい感じでパスを通していきます。しかししかし、ゴールが近づくと出てしまうペナルティ、そしてパスラッシュを何故かラインがスルーしてしまってのサックなど、攻め込めないままにパントに終わるパターンが続いてしまいます。
試合が動いたのは2Q初め。Austinが最初のレシーヴをして次のプレイ、しっかりとプロテクションを得たRomoが再びAustinへTDを狙ったところにS.Brownがペナルティ。1ydをプレイアクションからPhillipsに通して先制です。
DALのディフェンスはこの試合も着実にPHIをストップしていきますが、その次のシリーズ、Vickの一発にやられました。左に一人残ったMaclinに絶妙なパス。Jenkinsがあっさり振られてそのまま走りきられてしまいます(前半にPHIが見せた攻撃らしい攻撃というとこれぐらいだったのでは)。
同点になった次のシリーズ、自陣深くで右からのプレッシャーを受けたRomoがAustinを狙ったが何かわからんようなフラッとしたパス。S.Jonesに押さえられたかと思いましたが辛うじて命拾い(あとから思えばこのChallengeが大きかったようです)し、このシリーズはCrayton、Williams、Wittenと効果的なパスが通ります。最後はChoiceがダイヴして勝ち越しです。
続くシリーズもPHIの攻撃をあっさり抑え、今度はRomo-AustinのきれいなSlunt。結局FGに終わりますが、これでとにかく10点差。そして残り3分台の自陣20ydsで、今度はVickが痛すぎるハンドオフのミス(よく見るとプレイアクションが中途半端になったような感じ)。Carpenterがボールを押さえてTOとなります。ここはF.Jonesを見せるだけ見せておいて、バブルスクリーンのパターンでアウトサイドのAustinへ。これでアッという間に3 Possession Gameに持ち込みます。
おまけにこれが前半最後のシリーズかと思ったPHIの攻撃で、WeaverがRACに向かったところでB.JamesによるFF。ついでに、という感じで、しかし大事なSuishamの48ydsが入って20点差(そう言えば、DALをCutされたN.FolkはHOUでホルダーをやってましたね。あそこもキッカーで苦労していましたから、次のシーズン含みということなのかも知れません)。DALの前半のポゼッションは23分近く。1プレイを除いてほぼ思い通りに試合を展開させます。
後半に入ってMcNabbのパスもある程度通るようになりますが、要所ではDFが確実にPHIをシャットダウンしていきます。良い流れを保ったまま、F.Jonesがブリッツを受け流すように右をサラッと抜けてそのままエンドゾーンへ。DALのポストシーズンラッシングTD記録となる73ydsでさらに差を広げます。
INTがFunbleになったりするちょっとグダグダしかけた展開もあっての4Q。ようやくPHIがMcNabb,Vickのプレイを回し始めて長いドライヴをTDまで持ち込みます。しかしそれでも20点差。次のシリーズではDALはボールコントロールに入り、得点に至らなくとも落ち着いて8分余りを使っていきます。
そして次のPHIのポゼッションではMcNabbに2つのサックを浴びせ、2つ目はD.Wareがスクランブルに出たMcNabbの右手からボールを叩き落としてこの試合5つ目のTOに。これでディフェンスがダメを押したと言えるでしょう。
DALは先週もそうでしたが、ブリッツを上手くかわしてラッシュを外に持ち出し(その点でChoiceが戻ってRB3人でいけるのはさらに大きい。この試合はBarberがもう一つだったがF.Jonesが当たっていたし。それにColumboが戻ってOLが安定した気も)、確実にランを出し、スラントやスクリーンも巧みに使って確実に得点を重ね、ポゼッションも約40分取って、一方この試合もDFが好調さを保ったままでの圧勝でした。とにかくこれだけDFがHealthyな状態でしっかり働いていますから、あまり大崩れという展開は考えなくていいですね。点差は点差ですが、やはりDefenceが主導してがっちり勝つ姿が、W.Phillipsの狙った戦いぶりでしょう。
一方PHIはラッシュが貧弱にならざるを得なかったのがとにかく痛かった。Westbrookの調子が最後まで戻らなかったのは攻撃を限定してしまうことになり、またプロテクションが持ちこたえられず、McNabbまたはVickの個人技に頼る部分がどうしても増えてしまった、というのが厳しい状況を作るもとになってしまったようです。
次週はMINへと向かいます。Favreをどこまで抑えられるか、これは面白い試合になりそうです。ちなみにこの前にプレイオフで勝ったのは96年のWC、vsMINでありました。
プレイオフで「次の試合は」と言えるのはいいもんです。13年ぶりですから。
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