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2014年11月29日 (土)

[Nouvelle 308]番号は同じでも、違う車です(その2)

というわけで、前回のつづきは試乗編です。


308new10試乗車はビアンカホワイトのCieloです。パノラミックガラスルーフつき、DENONのオーディオつき、パークアシストつきです。テップレザーのシートは意外に落ち着きがありますね。


ご覧の通り、ステアリングはきゅっと小さめ。やはり2系列とは違ってパワステは電動ながら若干重め、自分で運んでいるという感覚をキープしています。トランスミッションは2008とかとは違って308で使い出したいわゆるアイシンの6速、そんなに走り出しのクリープ力は強くなく、軽く踏み出してスムーズに行く感じですが、ずいぶんとシフトチェンジの具合もよくなりました。踏んだ感じだと60km/hで5速、40km/hで4速に上げてくる感じ、で3速の実用域がぐぐっとくるのがいかにも308のパワーという印象です。この辺のフィーリングはやはり意図してこの系列の車に持たせているのでしょうね。



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308new07さてさて、この車には走りに2つのモードがありまして(前回エントリのシフトノブ周辺の写真にも一応写っているStartボタンの隣のボタンなんですが)、そのSportsモードに切り替えますと、(←こちらの写真は展示車のAllureのものですが、Cieloも同様です)メーター回りの表示が赤数字と赤目盛りになりまして、中央部のスピード表示がパワーゲージに切り替わり、アクセルフィールもステアリングフィールも若干変わり、さらにはエンジン音にもちょっと変化が。。。ってこれはちょっと音を付加している(RCZでもやっていたやつですね)ということなんですが、まあこういうのが好きな方もいらっしゃるでしょう。


走りは全般に、こんなにエンジンの内容(前回も触れましたが、1.2L、3気筒のターボで95psです)もボディの仕様が変わった(重量も70kgほど軽くなっている)のにもかかわらず、意外なほど旧版308と変わっていない、という印象です。足回りはそもそもお手の物なんですがね。ただパドルシフトはステアリングのサイズとスイッチの位置関係が微妙でちょっと扱いにくいかも知れません。ともかく、サイズも抑え、燃費も向上し、走りのしなやかさは保って、外見の落ち着きは増し(あ、そうそう、ワイパーがついに右ハンドル仕様になりました。前回のSWの写真をよーくご覧になるとおわかりいただけるのではないでしょうか)、価格は円安の中でも何とか頑張っている308、注目しておきましょう。




で、それはそれとして、毎年この時期になると当ブログでご紹介しているのが、Peugeotさんのカレンダーでありまして、



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308new162015年も基本今年と同サイズの卓上カレンダーですが、「おや?」と少々意表を突く表紙で始まり、日本で登場が予定される308GTとか、新版508とかのほかに、2008の派生形オフローダーっぽいのやらコンセプトカーやら、いくつか面白いものも出てきています。とりあえず来年は308と2008をメジャーなアピールポイントとして、新しい顧客を獲りにしっかり攻めていってもらいたいものであります。世間一般の輸入車ニュースにドイツ車以外は景気のいい話が、というか車そのものの話すら聞こえてこない、というのも正直つまらないですから。






2014年11月26日 (水)

[Nouvelle 308]番号は同じでも、違う車です(その1)

308new14さてさて、ちょうど日本に帰っているタイミングで、新しい308のフェアをやってる三連休、というわけで、←このように見た目もすっかり変わってまるで違う車になったらしい308がデビュー。欧州ではCOYを取っていますが、その実車はいかにタコに、ということで、この種のネタでは毎度おなじみプジョー東大阪へ。この連休は天気が良くて行楽に行く人が多かったせいか、想定より若干お客さんは少なめだったそうですが、それでも夕方に行って試乗に順番待ちができる程度には賑わってました。しかし、よくよく過去を遡ってみると、308と名のつく車の最初の紹介は今を去ること6年半前、2008年6月5日のエントリだったんですね。これって「ベタな平日・休日」シリーズが始まる前ではないですか。イメージ的には308なんてつい最近出てきた車、みたいな感じだったんですけど、本当にあっという間ですね。


308new01ショールームに、早速出てきました、こちらはリオハ・レッドの中間グレード、308Allureです。天井に開放感のあるパノラミックガラスルーフは最上グレードのCieloのみの設定ですが、もはや子どもも大きくなってくるとあんまり操作する機会もなく、夏場は暑いしどうだこうだということで、個人的には別になくてもいいかなあ、と。まああの開放感は初めての型には是非お勧めしたいんですけどね。


というわけで、このグレードから上はヘッドランプは総LEDで、上部のLEDのラインもなかなか効いていますね。この円安のご時世、Cセグの輸入車を300万そこそこで供給するのにこの装備を標準でつけてくるのはかなり努力が要ったんではないかと思いますが、なかなか頑張ってますね。


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308new05お尻のラインはこんな感じで、これも旧308にあった下の方が重たいもっさり感が随分薄れ、Cピラーのラインもちょっとシュッとした感じになりましたね。ライトも含めて全体的にスマートな印象を受けます。サイズ的には大きくせず、車高も1470と抑えてきています。そう、まず見て思うのは、「背が低くなった」というところなんですが、それは全体的なデザインのせい、というところもあるようです。



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ファブリックシートの着座感は相変わらずの「柔らかすぎないけどしっかりホールドしてくれる」Peugeotのシート感覚を引き継いでいます。この308からはスマートキーになりまして、スタートもボタン1つです。シフトレバーの上にはディスク系の吸い込み口がありますが、エアコン他の操作系は基本その上のスクリーンに集中していまして、中央部のボタン類がなくなってすっきりした感じがします。


そして後部座席ですが、思った以上に前にも上にもゆったりした感じがありまして、ちょっと低いのかなと思っていた天井も、座高の高い私でも十分に余裕があります。この辺はやはり、Cセグ車格の持つ余裕ってやつでしょうか。







308new04ハッチバックの荷室は←こんな感じ。見た目以上に奥行きがあり、実際に旧308よりもスペース的には20%増なんだそうです。開口部にも結構余裕があります。


とにかく欧州系輸入車のCセグメントはVWがなんだかんだでごっそり持って行ってしまっている感がありますが、逆に言うとそこをベンチマークにアドバンテージを持てるように攻めていけばいいわけで、もちろんセールス的にドイツ車を追い越すなんてことは最初から考えられませんが、とりあえずこの見た目の落ち着きと実用感覚で、かなりこの車の「いい感じ」な所が見えてきたように思われます。エンジンルームの写真がないんですが、これも欧州系ダウンサイジングの流れに乗って1.2L 3気筒ターボでこのサイズもガッツリ行ってしまいます、というわけで。もうこの流れは止まりませんね。燃費もカタログ値でリッター16kmを超え、高速運転なら20kmに達するそう。かつての「おしゃれで走りは魅力的だけど燃費が...」なんてセリフも昔話のようになってきています。



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308new12なお、実際に出てくるのは来月以降なんですが、既に展示車としては308SWも登場しています。長さが4600mm近くになるのでうちの車庫にはちょっと入りきらない残念な車になってしまうのですが、こちらのリアのデザインはゆったりと滑らかで、旧308より個人的には好きなんですけど。なおこちらの展示車はSWのPremiumということで、ヘッドランプは通常のハロゲンライトです。SWってむしろこっちでも結構似合ってるかも知れません。


308new13さすがにSWの荷室は←このように広大ですね。なお、今回から308SWは3列目シートの設定をなくしました。もともとEmergency目的ということで長時間走行を想定していないような座席でしたし、今はそういった役割の座席は5008に設定されています(実は車長は5008の方が少し短い)から、ご希望の向きはそちらでどうぞ、ということになるんでしょう。


ちなみに、今回の308では、CCの発売は予定されていないようです。そういう時代じゃなくなってきたのかなあ、と一抹の寂しさを覚えます。まあ出ても自分が買うわけではないのですが。




(というわけで、例によって長くなってきたので試乗編につづく)





2014年3月21日 (金)

[2008] ちょっとクセあり、しかしこんなにキテるとは...

久しぶりに試乗ネタです。ちょっと前ならまさか出るとは思っていなかったいわゆる「00系」のプジョーですが、1007がちょっと早すぎた、ということなんでしょうか。4は諸般の事情で出てこないのでまあいいとして、3008、5008と出て来て(最近フェイスリフト版になりましたね)、いよいよ販売的には本場ではかなり好調な2008。208の派生形で車格的には日産のJukeあたりとかぶる日本でもある種の激戦区、フランスではルノーもCapturというBセグメントでSUVテイストの車を出して競合しているというそんな状況で、販売台数も最近あまり聞かなかったほどの良い状況。欧州では308のモデルチェンジ版もカーオブザイヤーを獲得するなど、中国資本受け入れに至るまでダメダメ感が漂っていたPSAにやっとチャンスが巡ってきたか?という感じでしょうか。まあ前置きはそのぐらいにしていつものプジョー東大阪へ。



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P2008_02というわけでショールームに行ってみると、試乗車は外にあるものの、ショールーム内に展示車はなし。まだ正式発売してひと月ほどなのになんでかな、と思っていると、在庫が払底していて展示車も既になく試乗車のみが置いてある状態なんだそうで、もう消費税がどうたら言ってる場合ではない納車数ヶ月待ちなんだとか。もちろんドイツ系のどっかのメーカーとかとは違って輸入している台数(日本向けは中国の工場ではないようですね)も必ずしも多くないわけですが、それにしても思った以上に日本での販売は好調なようです。



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P2008_07208系列として、サイズは抑えて車長は4160mm、車高も1550mmにして大半の立体駐車場に収まるように。Bピラーから後ろはルーフウェイブと言われる少々凝ったラインで少しだけ後部の広さも確保しているというデザイン。高さを抑制したせいもあっていかにもSUVっぽい「押し」はそれほど感じませんが、荷室はそれなりにたっぷりあります。以前のエントリにも書いた気がしますが、208にはSWの設定はないものの(もともと2系のSWにはちょっと中途半端な雰囲気が漂っていたような)、これはスタイル的に上位互換、という印象を受けますね。



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P2008_06試乗車は上位グレードのCielo。コックピット周りは208とさして変わらず、内装はアルカンタラ&テップレザーシート、そして毎度おなじみパノラミックガラスルーフ。リアシートも座り心地はいつもの安定感ですが、やはり前が少し狭いかな、という気が。車高を絞ってきたこともあって、私のように座高の高い者にはちょっと天井が厳しい気がしますが、まあ多くの方には問題ないんでしょう。



エンジンは1.2L、直列3気筒のノンターボ、82ps、カタログ表示の燃費は堂々の18.5km/Lと、ちょっと前までの「デザインはいいけど燃費が...」というセリフは過去のものになったような数字。まあ欧州も燃費規制が本格的に効いてきていますから、もうこれが普通なんですよね。重量はガラスルーフのCieloでも1160kgに抑えられており、このエンジンでも走りは十分です。



トランスミッションが1007であったような2ペダルのセミオートマで、ブレーキから足を離したところでクリープ力が働かない(若干はあるのですが遅れて出てくる)ため、普通のATに慣れている人はちょっと戸惑うかも知れません。発進時のアクセルを入れに行くタイミングと車のスタートのクセが合わないとアレッと思うときがあります。パドルシフトつきですが、私は日常シフトノブでマニュアル操作をしているので、そっちで違和感はありません。



マニュアルモードで上げていくと、そんなにスピードを上げなくても4速までは上がり、60km/hあたりで安定して5速に上がる感じ。2速はゆるやか、3速でぐっと「入っていく」という加速感がありました。ATモードでも実用上大きな問題はありませんが、上に書いた始動時のトランスミッションのクセがちょっと気になってしまうかも知れませんね。



価格的にも車両本体でPremium246万、Cielo270万とかなり頑張ってる感はありますし、こういうデザイン性が定着してきて、安心して手を出せる車になってきたという面もあるかも知れません。走り、サスペンションとかはいつものプジョーの感覚を車体が違ってもきれいに出してきていますので、安心して乗ることができます。208よりこっち、という人が結構出て来そうなのもわかる気がします。



で、次は満を持しての308のモデルチェンジ版ですね。私もそろそろ考え時かなと思っておりますが。なんでも次期の308SWは後部の+2シートをなくすとか。もうそっちは5008で行って下さい、ということかと思いますし、実際それで良いんでしょうけどね。







2013年12月31日 (火)

3度目の車検と、カレンダーとチョロQ

すっかり押し迫ってしまいました。



「ベタな平日・休日」をやっている間に、うちの307SWさんは2年ぶり3度目の車検に出て行き、そして帰ってきております。毎年4千kmほどしか乗っていない子なんですが、年数が経てばそれなりに傷んできて金食い虫になってくるものでありまして、今回はラジエータの液漏れが発覚してちょっと修理費がかかりました。まあでも帰ってきた車はエンジン周りも足回りも安定感が戻ってくるような気になるものであります。これって大事ですね。



Petgeot2014_01さて、いつも12ヶ月点検と車検は年末になるので、この時期毎度おなじみのネタになるのがPeugeotさんのカレンダーであります。2014年の卓上カレンダーは、2013年版より少しだけ横長になってます。表紙はライオンエンブレム強調型です。



PSA本体も最近の不調がなかなか打開されず、また日本では円安の影響で輸入価格が高騰している中でのドイツ車のプッシュと、なかなかフランス車自体の市場環境はよろしくないままですが、そんな中でもまた来年、いくつかは動きがありそうな状況ではあります。



Peugeot2014_02一つは、←2013カレンダーでも最後の方に一応姿は見せていた、それでもまさか日本で出るとは思っていなかった2008。208ベースのSUV仕様で、カレンダーにあるように恐らく2月に日本で正式にお目見えするようです(店舗には既にカタログが入っていますね)。このサイズでこのコンセプトのクロスオーバー車は今までなかった(その代わり、208にはSWの設定はない)だけに、価格設定次第では楽しみな車ではあります(本国での価格は208通常版より2500ユーロほど高い程度。



Peugeot2014_03そしてもう一つは←こちらにうんと気合いの入ったお尻を見せつけている、RXZのバリバリスポーツ版、RCZ Rというやつです。



もちろんRCZベースですが、Peugeotのスポーツ部門がそのエッセンスと気合いを注入した車で、エンジンは270ps。その他エクステリアもサスペンションなんかも、走りをビシバシと追求したモデルになっているようであります。日本での価格は540万円の予定、ということですが、既に発売されている本国での価格が42,900ユーロ、というところからすると、これは相当に頑張った価格設定になっているのではないかと思われます。308のR版もコンセプト車としては公開情報として出ていますから、こちらの展開も楽しみ。いっぺん乗ってみたいです。



その308も、既に本国サイトではモデルチェンジ版が登場していまして、これも日本に来年登場することになるでしょう。私が次に狙うのかも知れないこの車、写真で見る限り、かなり落ち着いた外見に回帰しているみたいですね。



208gacha01 208gacha02おまけは、←こちらのガチャガチャのカプセルに入っている感じのミニカー。以前も208のはもらったことがありましたが、こちらはチョロQタイプです。ちょっとゼンマイを巻き入れただけで、かなり勢いよく走ります。現実の車の軽快さに通ずるものはありますね。



というわけで、来年も試乗機会があれば、ネタにしていきましょう。





2013年3月 4日 (月)

[5008]小さいミニバン、でもどっしり感

P5008_01 さて、本国ではなかなかにしんどそうな状況が伝えられているプジョーさんですが、208に続いて、この急激な円安の中、頑張って送り出されてきたのが、まさか日本で出るとは思ってなかった5008。←カタログもこの会社にしては珍しいファミリー感漂うものでありまして、これ、いわゆるミニバンであります。シトロエンのC4ピカソが販売終了となり、その空いたところに持ってきた格好、車種としてはかなり前から出ていたものですからね。先週からご案内いただいていたいつものプジョー東大阪 へ。なお、3月いっぱいはショールーム改装中で、ぱっと見はやってるのかどうかわからんような雰囲気ですが、ちゃんと営業中です。



P5008_02 P5008_03 改装工事中でガランとしたショールームの2階に上がると、ありましたありました。バビロンレッドの5008Premium。この円安一気の状況下、なんとか価格を300万円に抑えてきた1台。フロントは3008ほどの押し出しはなく、割と落ち着きのある印象。リアビューはやや角張ってストンと落ちている形なので、小型ミニバン(という言い方はどうなんか、とは思いますが)というテイストが感じられます。ピカソがもっとラウンド感のあるリアビューだったせいか、「大きめのワゴン」という印象だったのとはやや対照的です。



P5008_07 P5008_06 P5008_05 一応ミニバンを称するからにはやはり、ということで3列7シータ-、しかしサイズは4.5mをちょっと超えるぐらい(だから308SWとかと変わらない)、ということでやはり気になるのは3列目の使い勝手、実用性でしょう。まあ今日びその辺りは随分と良くなったもので、使わないときにはフラットな3列目(荷室。2列目、助手席までフラットにできる)は、フタをちょいと開けると出てくるシートを軽く引っ張り出せば簡単にセット可能。2列目の折りたたみ、スライドもだいぶ軽くなりました。フラットなところに出てくるシートなので、座った感覚としては手持ち307SWとそれほど大きくは変わらないという感じで、お世辞にもゆったりしているとまでは言えませんし、私のように座高の高い者にはちょっとこの3列目に長時間というのは、という感じがするのでありますが、もう少しサイズの小さい方ならまだ大丈夫かと。



P5008_04 P5008_08 2列目の3席は十分に余裕があり、車高もやや高めであるため、頭上が気になるという感触もありません。床面が少し高めになっているので中央席にドライブシャフト部の盛り上がりがなく、座り心地が良くなっています。この辺はやはりミニバン仕様、というところでしょうか。



運転席はかなりシンプルな作りで、最近はちょっと見慣れない雰囲気のレイアウトの車になっちゃってたかな、と思ってたんですが、これは何だか懐かしくなるような印象を抱きます。車幅は1840mmありますので、いくらかごつめのセンターコンソールですが、それでも座席はゆったりしています。



P5008_09 P5008_10 208ではググッと変化を見せていたステアリング周りもこれは308とほぼ同様のシンプルさで、ステアリングの感触にもずっしり感が戻っています。上級グレードのCieloには、メーターパネル上のダッシュボードから飛び出す小さな透明ディスプレイに、スピードや各種警告表示が出る機能もついています。これ、意外と見やすくて邪魔にならず良い感じです。着座位置もやはり少し高めで(といってもいかにもミニバンという感じの高さではありませんが)見通しがいいですね。



P5008_11 試乗車はパールホワイトのCielo。ガラスルーフ付きです。その分重量も増して、このグレードでは1600kgになります。しかしエンジンは例によっての1.6Lターボ、トランスミッションは最近上位車種ではすっかりこなれてきたかんのある6速AT。3速あたりでググッと駆け上がってくる加速は感覚的には非常に軽いが実際の動作はずっしりパワフル。この辺はいつもながらアクセルを踏んで気分の良いところです。それから、この車のステアリング(ラック&ピニオン)のフィーリングが、手持ち307SWのそれに非常に近い、いかにもずっしりとした、「ドライバーの手で回してる感」の強いものであるのが個人的には良かったですね。最近の2系統のクルクル回る電動ステアリングは、女性の取り回しとかには確かに便利なんでしょうが、でもちょっと物足りない気もしていましたので。



というわけで、繰り返しになりますがまさか入ってくるとは思ってなかった5008、5+2シータ-として、この内容を6年前の307SWとほぼ同じ価格で持ってきたという事を考えると、ガレージのスペースさえ合えば、かなりポイントは高いと言えるのではないでしょうか。同じ4ケタ系列でも、3008とはコンセプトがだいぶ異なるものとみた方がいいです。









2013年1月 4日 (金)

そう言えば、Peugeotのカレンダー

今年このネタを今まで飛ばしてしまっていたのは、いつも年末に12ヶ月点検を入れるのですがそのときにちょうど「ベタな平日」に当たっていたので私が直接受け取っておらず、さらに日本に戻ってきたときに結構キツめの風邪を引いてしまってエントリどころではなくなってしまい、そうこうしているうちに、年末年始の「ベタな休日」がどっとやって来たというのが実情です。



Peugeotcal2013_01 Peugeotcal2013_04 とまあそれはともかく、今年も卓上版を手に入れまして、まず表紙はコンセプトカー、そして最初に目立つのが、2月に出て来ました5008。こういう所での扱いは、基本的にその年に日本で扱う予定の車を載せるというものですから、これは比較的早い時期に5008の実物とご対面できそうな展開ですね。




Peugeotcal2013_03 Peugeotcal2013_02 その他、6月にはシャープな雰囲気の208GTi、そして、11月に控えているのがまだConceptと表示されていますが2008。正面からの画像だけでは実際の所どんな車やねん、という所はまだ多少ありますし、208のラインになることは明らかですが、日本仕様含めて楽しみになってきますね。208にはSWとかは設定されないようなので、今後検討するとすればこの辺か、ということにもなりますので。







2012年11月25日 (日)

[208]小さくても、立派に成長しています(その2)

Mini さて、前回エントリ から少し間が空いてしまいましたが、208関連の続きです。フェア開始の週末、さすがにPeugeot関連で需要の大きい車種、というわけで、お客さんの数も結構多かったのですが、タイミング良く試乗車が空いていましたので、少し乗せてもらいました。


(←こちらは来場記念品のミニカー。ミニカー的には3ドアタイプの方が人気があるとか。207のときのようなチョロQ仕様ではありません)



Prem01 Gt07 乗車感覚は意外に308に近い印象。運転席の広さも207と変わらず、ダウンサイジングも着座する空間には影響を与えていないと思われます。運転席に座ってまず気づくのは小さく楕円形になったステアリング。これはちょっと慣れるまで「おや?」と思いますが、メインのメーター類をステアリングの上に見る形になるので、前方視界という面では確かに良さそうですし、取り回しもスムーズです。電動パワステのフィーリングも軽快な中にある程度「回してる感」があって、その辺は207より良いような気が(でも個人的には307の適度な重さが好き)。



そして前席中央に鎮座されているスクリーン、これはビルトインされているものでして、今まで中央奥側などにディスプレイされていた情報もここに表示される、ということなんですが、逆にCDDVDはこれではかからなくなってしまうのが私のようなディスク系メディアで育ってきた(?)人間にはちょっと不満。USB接続などはできるみたいですけどね。



前回も書きましたが、現在入っている車は他車種とベースは同じ1.6L。車が軽くなったからなのか、加速感がシュッとストレートに来る感じ。23速での踏んだときのトルク感は十分ありますが、4ATのシフトチェンジのフィーリングも数年で隔世の感があります。



Prem02 Bセグメントのサイズで後部座席のラグジュアリー感を求めるのはさすがに無理がありますが、求められるべき居住性はちゃんと確保されていて、でも座高のちょっと高い人はどうかな、というところ。シートのフィーリングは相変わらず良いです。



全般に、コンパクトカーとしての良心とPeugeotならではのスマートさをスッキリとしたボディに合体させた車。これいいです。一般の全車種に近いうちに1.2L3気筒ターボが入ると、それでも走り的には必要十分なものがあるでしょうから、燃費面含めて注目に値しますね。



Catalog とその一方で、本国PSAの厳しい状況はともかく、という感じで、来年の展開として、まず以前、「微妙なミニバン」という多少失礼な紹介をしたことがある5008がついに日本に導入される(これはシトロエンのPicassoが終了してしまう影響もあるようですが、最安クラスは300万円以下の設定を考えているそうで、この辺はもうちょっと円高継続をお願いしたいところ)、というのと、さらにさらに、まだ実物が出て来ていない208系列のSUV2008がこれも来年に日本でもデビューするらしい、というのがダブルの注目点です(その代わりというか、208にはSWCCという展開の予定はないらしい)。これはどちらも乗ってみたい。



来年はうちの307SW3度目の車検ということで、まだ乗り換えるには早いな、とは思いつつ、次に出てくる車のその1つ先、ぐらいをぼちぼち注目していきたいところですね。



その一方で、この辺 にも気になるところがあったりするのですが(こっちは相変わらず渋いところを突いてきますよね)。




(この項終わり)







2012年11月10日 (土)

[208]小さくても、立派に成長しています(その1)

今週はバタバタしていてエントリできず、米大統領選もDALがまた負けたのもASEMでほとんど終わりかけの政権のトップが何を言っても何の話題にもならなかったのもことごとくパスしてしまいました。今回のエントリは先週、日本にいた時のものです。



Peugeot関連のエントリは実際のところ、今年のカレンダーネタ以来になるのですが、そのカレンダーの写真の通り、11月に208が日本正式デビューとなりました。207が出た時に、208はこれより大きくならない、と言っていた社長インタビューを思い出しますが、ダウンサイジジグはどんな形で実現されているのか、フランス親会社の経営状況はどう影響しちゃうのか、まあその辺は余り触れずにいつものプジョー東大阪 へ。



Gt01 Gt02

中に入ると、ありますあります、こちらは3ドアのGT仕様(カラド・ブルーという色らしい)。確かに全長4mを切った車体はスッキリと見え、207の後継、というより、206の雰囲気にいくらか戻ったような感覚になります。リアハッチの丸いラインもきれいですね。ボディラインは相変わらず他にはない美しさです。



Gt03 Gt05 ←特にこのサイドのラインなんかは、RCZのような驚きはさすがにありませんが、見た目をきりっと引き締めてくれます。



長さを大きく切り詰め、幅や車高は207とほぼ同じ、で社内の居住性は保って、ということですと、いくらか犠牲になるのは後ろのラゲッジスペースということになります。208のテイルゲートはこんな感じ。確かに余り広くはありませんが、コンパクトカーの荷室ですから極端な期待をするのは酷かも知れませんね。



Gt06 207からダウンサイズされたのは大きさだけではなくて重さも。一番重いGTでも1200kg、現時点での最軽量グレードであるAllureに至っては1070kgと大幅な軽量化です。エンジンは上のグレードと同じ排気量、1.6の直4ターボ、156psを出してしまうという奴です(今後出てくる予定のGTiでは210psだとか)。もうこのパターンはプジョーのみならず欧州車全体に浸透してきている訳ですが、今後さらに208では、Allureに搭載の1.2の3気筒エンジンを他の各グレードに積む、という予定もあるようでして、軽く走って燃費的にも良い感じになるのではないでしょうかね。



この日はちょっと試乗も(GTではなくてPremiumの方ですが)しているのですが、そちらの感想その他はちょっと回を改めまして。





(この項つづく







2011年12月18日 (日)

Peugeotのカレンダー(208)

さてさて、気がつけばもう師走も半ばを過ぎまして、何と言っても今が我が307SWの車検の時期であります。だんだん何かと点検修理にかかる金額が増しているような気がしますが、まあそこはある程度しょうがないかとも思いつつ、でもやっぱりちょっと高くつきますね。



2012peugeot01 でまあ、こういうときだからというわけで、いつももらっているプジョーさんのカレンダーです。2012年版はきわめて普通の卓上カレンダーという感じで、サイズが独特だったりとか、絵柄を合わせると特に何かができる、とかいうこともなく、←こういうのが出てきましたよ。



カレンダーの表紙は、今年のフランクフルトショーで出てきたコンセプトカー、HX1。ディーゼルハイブリッドのミニバン(というには形が随分きてますが。写真を見る限りは何だかその長さだけが際立っていて、やっぱりコンセプトカーってのはそういうもんよね、という感じなんですが、実際の仕上がりはどんなものになるのでしょうかね。807とか5008とかが日本には入ってきていませんし、このタイプのが同様に日本にはいってくるのか?というそもそも的な疑問もありますが。



2012peugeot02 一方、こっちは確実に日本に入ってくるのが208.11月という微妙なページに出てくるこの車体、既に本国サイト では詳しいところがわかるようになっておりますが、一見した感じ、



新型Vitzか?



というような風貌でありますね。かつてプジョーのCEOが確かに207から先はサイズを大きくすることはないみたいなことを言っていた記憶がありますが、2系列、本当にダウンサイズして、居室空間はその一方で広げているんだそうで。さらにプジョーと言えば車体が重い、というのが定番だったわけですが、今のご時世燃費を何とかしないといけないわけで、重量は207比で約100kg低減、新型の3気筒エンジン(1000と1200)でCO2も減らしまっせ、というところで。



ま、いろいろと、時代は変わるものよね、と遠い目をしてしまいそうになるわけですが、まあここに載せているということは、2012年の後半には日本にも登場するのでありましょう。円高ユーロ安が続けば、結構手の届きやすい値段にできるのではないか、とも思うわけですが、さて。







2011年10月 2日 (日)

[508]癒やし系セダン

20000km ←というわけで、そろそろ2回目の車検が、という頃になってようやく2万キロに到達したうちの307SWでありますが、そっちについては特段変わったこともないのでありまして、まあ相変わらず、「あんまり乗ってないなあ」ということで。



それはさておき、既に日本でもちょっと前に発売されていて若干の今更感があるものの、なかなか最近忙しくて試乗できていなかった508。ようやくいつものプジョー東大阪 で、ちょっと乗ってきましたので、実は本カテゴリ今年最初のエントリです。



508peugeot01 日本でDセグメントのプジョーというと407以来で、408は結局308のセダン系として途上国向けに売り出され、607の後継は発生せずに、しばらく空席となっていた5系列にはめ込んだ車種がこれです。



こちらのショールームには、すでに室内展示車はナシ(さすがにそうたくさん出る車ではないですしね)で、外に試乗車でシルバー(アルミナム・グレーですね)のセダン(Griffe)が1台。ちょっと夕方暗くなりかけた時分ではありましたが、久々に試乗させてもらいました。



508peugeot02 508peugeot03

かつての押しの効いたデザインからするとずいぶんとおっとりした雰囲気になってきたフロントのマスク。いわゆる[フローティンググリル」という、小さめのフロントグリルが浮かび上がって見える最近のデザインで、ライオンマークは←こんな感じに収まっています。リアの感じも凄くおとなしい。パッと見ただけでこれがプジョーとは気づきにくいかも知れません。そのデザインのせいか、サイズ的には407より若干大きくなっているのに、見た目はむしろコンパクトになったような感じが。実際、試乗車がずらっと並んでいる中で、目を凝らして「これ?」というぐらいの目立たなさ、というとちょっと極端ですが、そのたたずまいは何というか、癒やし系ですね。



508peugeot05 試乗車はレザーシートですが、ほどよい堅さとフィット感というのはいつもと変わらず、リアにエアコンのコントローラがついたのでちょっと賑やかさが加わったもののあとは人をうならすインテリアというものではなく、しかしゆったり感のあるシートはやはりちょっと上のクラスというところです。



中の装備はもう大概ついていますし、逆にずいぶん賑やかになったもんだ、という印象。ちょっとこっちが浦島になっている間にスマートキーも当たり前になりましたし。そして乗ってみると、そのときにはやっぱりそんなに広くなったという感じはしないのですが、何気なく手を伸ばしてみるとか、後ろを振り返ってみると確かにちょっとサイズが広がっている気がする。なんだか不思議な感覚ですね。で、運転席に移って、革巻きのシフトノブをぐぐっと下ろして、スタートです。



508peugeot04 かつてプジョーの車はトルクはあってググッとくるけどシフトショックが、と言われるように、頑なに4ATのもっさりしたものを使ってましたが(まあ乗ってりゃそれも可愛く思えてくるものですが)、それも308の時分から6ATが浸透して、なんだかんだ言われていたのもすっかり過去の話になっていますね。ATの設定は30km/h前ぐらいでスッと3速に上げ、40km/h前後で4速、そこで少し引っ張って60km/hあたりが5速の切り替えでしょうか。音ではわかりますがシフトのスムーズさは数年が一昔の感を覚えるようです。



試乗車は18インチを履いていたようですが、路面をとらえてステアリングに伝わるサスペンションの締まりと堅さ加減は十分にプジョーの流れを残しつつ、乗っている人には恐らく何も違和感を残さない静かで穏やかな走り心地、508は走っても「癒やし系」なんですね。



走りを求める人に別に不満を与えているわけではなくて、踏めば踏んだだけのしっかりした加速がありますし、ブレーキの感覚、エンジンブレーキの入り具合とかもきっちりとして時折やや強め、と言うものではあるのですが、それが乗っている身にとっては全くと言っていいほどストレスに感じない。良い意味でのラグジュアリーな運転感覚が自然に得られるのはやはりこのクラスのこのクラスたる所以でありましょう。そしてそれを1.6Lでやっているというのがまた。もうこれは完全に思想の問題になってしまっているようなんですが、基本もうエンジンは排気量ではない、というのがすっかり定着しているようです。そこに何かおっしゃりたい向きには「もういいです」となるんですかね。



確かに日本でセールス的にはどうなのかな、とは思うのですが、フラッグシップとしてこういう車にはかっちりした地位を占めておいて欲しいな、と思う今日この頃、でもこのクラスはどうしても、日本人はドイツ車に行ってしまうんですよね。




ちなみに、207の顔があれだけ変わってしまった昨今、やはり噂の208は来年辺りに本国デビューらしいです。日本にはどのぐらいのタイムラグで来るんでしょうか。先にセダンで中国に入るとかはなしにしていただきたいんですが。