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2009年1月25日 (日)

[ラオスのベタな休日]バンビエンでは洞窟を目指そう(その2)

さてさて、とっくの昔に帰国している、どころかここのネタはまだ雨期も明けていない8月のネタ (しかもそれ自体3ヶ月遅れだった)の続きであります。自分でもどこまで打ってたか忘れてたのはまあいいですね。



Vv8001 前回のエントリの際に渡ったバンビエン・リゾート内の橋は、ナムソンを渡るこの辺りの橋の中では歩道橋としてしっかりしたものでありますが、川の向こう側には村もあったりするわけで、そこに車はどう行ってるかというと、(乾期には人は川を歩いて、車も通れるやつはそのまま川を、というパターンも結構あるようですが)こちらのNam Song Bridgeを人も自転車もバイクも車も横断しているのであります。



この吊り橋、一応車も通って問題ない程度の補強がしてあって、また車とバイクぐらいならすれ違えるような道幅にもなっています。通行料はきっちり取られます。川の左岸側に料金所があって、外国人が自転車で渡る場合は6000Kip取られます(往復料金)。もう一つ小さい橋を渡り、すぐに右に曲がると、小さな村があります(別エントリにしますが、その先にもいくつか村はある)。



Vv8002 そこを抜けると、引き続きトラックも十分通れる幅だけど、自転車がずっと走るにはちょっとお尻が辛いという感じの非舗装路を走ることになります。微妙に起伏がありますので、自転車を借りる場合は、ママチャリよりも変速つきを選びましょう(変速なしの自転車は10000Kip、ついてるのは20000Kip、というケースもありますが、100円やそこらの話ですからこの際気にしない)。



田圃の向こうに特徴のある山の姿が見える、というのは変わらないのですが、人の姿がめっきり減り、代わりに鶏や牛と並んで自転車を走らせる状況に。一つ洞窟へのあぜ道分岐があったのをやり過ごし、さらに数分走ると、右にまた洞窟を示す分岐。看板に従って右、水たまりの続く道をTam Khanへと向かいます。



Vv8003 右側に石ころばかりの道なのか涸れた川なのか良くわからないものが見えてきたところで、自転車は人が何人かたむろしている柵の中に止めるように言われます。そして、そこで10000Kipを支払い、懐中電灯を借りてさらに進むことになります。ここからさらにどのぐらい歩くのかもう一つ要領を得ない状況のまま、この道を進みます。写真でわかるかどうかはともかく、雨期の晴れ間は非常に暑い。すっかり汗まみれ状態になり、とにかく水分補給が大事、という風に、ちびちび水を飲みながら進みます(いやあ、歩くならやっぱり乾期ですって)。



Vv8004 山肌がだいぶ近くになる所まで来て、ようやくKhan Caveの看板が見えます。ここまで徒歩約20分。道自体は平坦で、乾期なら多分平気なんですが、何せ蒸し暑い8月、この時点で結構ヘロヘロ状態でありました。ここまですれ違った人は恐らく地元の人が2、3人、すれ違った牛は遙かに多く数十頭。まあそういうところです。



ともかく、看板に導かれて右に入っていくと、すぐに何やら空気が少しひんやりして、ちょっと湿り気のある風が流れ始めます。夏には特にたまらないその風の方に歩いていきますと、



Vv8005 岩のすき間をくぐり抜けていく感じで、ちょっとわかりにくいがこんな感じの洞窟が姿を現します。



光の入るエリアでも本当に涼しく、ここまで来た甲斐があったと本当に思います。ちょっと滑りやすいので注意して穴へと下ります。内部に特にライトの設備はありませんので、やはり懐中電灯は必須です。



洞窟内は一瞬左側に誘導されそうな雰囲気で道がついていますが、そちらは急に下へと落ち込んでいて進入不可能。右側へはいると割と若い鍾乳洞、というイメージの通路が続いていまして、しばらく奥へと進んでいくと行き止まり。決して洞窟自体はそれほど面白いというものではありませんが、とにかく入口の雰囲気とこの涼感が素敵です。



Vv8006なお、終点にはいかにもラオスらしくこんな仏様が。本当に真っ暗なので、写真を撮るにも被写体がどこに行ったっけと少々迷います。



あまりに快適な洞窟なので、入口付近でボーっと座っていること20分ばかり。いや本当にまたクソ暑い道を戻らなアカンかと思うと、この冷気を持っていきたい気分でありました(洞窟を目指そう、って、何度も書きますがやはり乾期のそこそこ暑いぐらいのときに目指すのがよろしいようで)。



でもずっといるわけにもいかないので意を決して戻る最中、ようやく同じ目的地に向かうと見られる白人男性2人組とすれ違いました。彼らもなかなか目的地に到達しないのでちょっとバテ気味でしたが。



この辺りは石灰岩質の地形で、ええ洞窟ありまっせ、という表示があちらこちらに見られます。それぞれ微妙な額の入場料を取って管理しているようですが、その中身は結構違いまして、乾期に再訪した際に向かったもう一つの洞窟は、某歩き方あたりには載っていないがそれら洞窟の中でも特に目指しておきたい場所だと思われつつ、そこはまた次回に。



(この項つづく)






 

2008年11月23日 (日)

[ラオスのベタな休日]バンビエンでは洞窟を目指そう

もう3ヶ月近く前のことになってしまったのですが、この「ベタな休日」もあとがつかえてきたので、ここらでバンビエン編を1つ進めておきたいと思います(でもこれ1回ではまだ終わらなさそう)。



Banvieng201 前回のエントリ ではバスに乗ってバンビエンで降りた、ということしか書いてなかったことに改めて気付いて我ながら目が点になっておりますが、降り立ったバスターミナルはそれと気付かなければ見過ごしそうなバス停に過ぎない場所。しかしその横に広がるのは舗装された南北に長い広場で、そのスペースには大型バスも停車し、露店のテントも数多く並んでいます。ここはかつて軍用の飛行場で、インドシナ戦争時代にはここを拠点に米軍機が数多く飛び立っていたわけですが、今はここに民間機が飛ぶわけでもなく、こんな感じでだだっ広い空き地になっています。



Banvieng202 国道はホテル、ゲストハウスや飲食店が並ぶ町の中心からは少し東に外れたところにあり、とは言ってもものの数分歩くだけで、よくガイドブックなどで見ることができる、ナムソンから対岸の山を望む風景に至ります。「ラオスの桂林」などと呼ぶ向きもあるそうですが、私桂林に行ったことがありませんので、そこら辺は何とも言えませんけど。



よく「ナムソン川の清流が」(「ナム」が「川」の意味なので実際は重複しているのですが、それを言い出すと「メコン」だって「コン川」なのでキリがない)などという表現を見かけたりしますが、あくまでそれは乾期に行ったときの話。まだ雨期の終わりかけという時期だったので、川はかなり濁っていました。突然の雷雨とかもありましたし。



Banvieng203 さて、ここは町の市街地自体は狭く、宿泊と食事以外にそう何があるということでもありません。まずは川を行くか、洞窟を目指すかのどちらかでしょう。と思ってチューブラフティングの受付に行くと欧州系若者の山。ここはかなり欧米人の多いエリアでもあります。もともとここへ来たらば自転車で行ける洞窟に、と思っていましたので、手近なところで1台借りて(ちゃんとした自転車かはよくチェックしましょう。非舗装の道をかなり突っ込んだりもしますので)、まずは某日系ガイドブックにも載っているタムチャン洞窟(これも「タム」が「洞窟」の意味なので重複、ってもう面倒くさいですね)に向かいます。



町の中心からナムソン左岸で最も川に近い舗装路を南下すると、舗装路が左へカーブするのに対し、直進する非舗装路と右に入って川の方へと下る道があります。ここを右へ下ってしばらく進むと、写真のゲートが見えます。これが「バンビエンリゾート」というホテルやバンガローなどが建ち並ぶ場所(といっても雰囲気的にはちょっと寂れた感じ)で、自転車でゲート通過の際にまず4000キップ徴収されます。まあ50円ですが。



Banvieng204 タムチャン洞窟はこのリゾートのエリア内にあるのですが、自転車を利用できるのは川の左岸側だけで、対岸へ渡るには自転車を降りて、←この橋を徒歩で行かなければなりません。



橋を渡って左へ。途中湧水があるのか、緑の清水が流れている場所があって、そこで泳いでいる子どもも何人かいたりしつつ、牛がのんびり草を食べてる横を数分歩くと洞窟の入口へ。そこから先へは別途15000キップ必要です。200円しないわけですが感覚的には結構高い、という印象があります。



Banvieng205 洞窟の入場ゲートをくぐると、こういう階段が現れまして、その先に洞窟の入口が目に入ります。約150段ですが、暑い雨期だとかなりきついです。



で、登り切ったところに、いかにもちゃちなお供えを持った子供が並んでいまして、要は「これ買ってよ」ということなんですが、無視してもいけないわけではありません。まあ階段を登った疲れで思考力が弱ったところを斜め下から攻めてきますので、1000キップほど渡して、ということでもいいですが、小さい子が何人もわくようにに出てくることがあるようです。まあそんなこんなで洞窟の中へ。



Banvieng206 内部は一応撮影禁止だったかと思うのですが、フラッシュ思いっきりたいている人もいたりしてその辺はややいい加減。



で中はちょっとした鍾乳洞になっていまして、そこそこの広さ。別に何か凄いものがあるわけではありませんが、何よりとにかく涼しい。ほとんど値打ちはそこにあると言ってもいいでしょう。あ、いや、もう一つあった。



ここは石灰岩質の山の中腹にある洞窟で、それが川の側に開口している場所では当然見晴らしが非常にいいのであります。特に高い建物があるわけではない小さな町。最大の見晴らしポイントはここになります。



Banvieng207 写真は川の上流側を望んだもの。左の方にある橋は少し前に渡ったものですね。これが乾期であれば、もっと水量は少ないけれどより澄んだ流れと、よりスッキリした青空となっているのでは。



下流側は田んぼが広がるよりのどかな光景、さらに下流側にはセメント工場があったりしますが、それでもゆったりした田舎、という雰囲気の漂う風景ではあります。



とまあこれでさっき自転車を置いた場所へ戻り、それだけで返すのももったいないので、どうせならと、ナムソン右岸側にある洞窟をもう一つ攻めてみようかと思って向かってみたらもう結構大変だったりしつつ、その辺は次回に。



(この項もう1回つづく)

2008年9月23日 (火)

[険道]奈良県道48号洞川下市線(追記あり)

以前、近畿の酷道ベスト(?)3に数えられる国道477号百井峠越え を何気なく通ってみた、というエントリをしたことがありましたが、今回も別に最初からそこを通ろうとは思っていなかった恐怖の主要痴呆道(奈良の真ん中より南にはそういう道はいくつもあるが)、奈良県道48号洞川下市線です。普通は2輪でアタックするもので、慣れない人が4輪で入り込めばまず泣くしかない道、恐らく307SWでここを通り抜けた奴は(うっかりカーナビに誘われて入り込んでしまった人以外には)いても数台ではないかと思われる道、まあ能書きはそのぐらいにして、コンパクトカーで実走してニコニコ動画にupされている方もいるのですが構わず行ってみましょう。



(ご注意:タイトルと最初のパラグラフで大凡ご理解いただけるとは思いますが、今回ご紹介する道は、奈良県道、主要地方道、下市町から観光客も多く立ち寄る洞川温泉へと通じる道でありながら、極めて険阻で落石、崩壊の危険個所が多く、離合も極めて困難な道路です。運転にさほど自信のない方、山道、林道系の通行経験のない方は、間違っても踏み込んではいけません。それなりに経験のある方でも、ここは相当の強者ですから、くれぐれもご注意を)



奈良県五條市、旧大塔村の阪本(この地名でピンと来る人もいるかも知れませんが、なんでここが出てくるかは別エントリで書きます)から県道53号線(これは渓流沿いの概ね快走県道です。一部荒れた箇所もありますが特に問題ありません)を天川村へ。青少年旅行村を過ぎ、九尾ダムを過ぎ、天の川温泉を過ぎ、役場前を過ぎ、国道309号の突き当たりを右側へ。すぐに県道21号への分岐があるので左の県道(洞川温泉方向の表示がある)へ。サルが道路横断したりもした急坂ちょっとヘアピンの道をググッと上ると虻トンネルがあり、そこを抜けると山上川に沿った快走路になり、間もなく洞川温泉センターが見えてきます(カーナビを「下市口駅」に設定していると、最初のうちはずっと309号線に戻るようにアピールしていたが、途中から諦めたように県道を示し始めた。その時点ではエクリプスくんは「進路」を示す青色を表示していたのだが...)。


ここを過ぎて右へ向かうと大峰山系を突っ切る林道で、川上村方面へ抜ける道は完全舗装で結構状態がいいそうなんですが、そっちへは行かず分岐を左へ。お寺、店、人家がしばらくはありますが、それらが途切れてもまだしばらくは2車線の快走路です。


48nara01 しかしそこで油断をしてはいけないのでありまして、しばらく行くとだんだん森の中へ入っていく感覚になり、そして吉野土木事務所様からの有り難いご忠告看板。曰く、ここから先は道路狭小離合困難につき、黒滝、下市方面へは国道309号を利用せよと。この道をわざわざ目指してきたわけではない賢明な方は、相当距離はあるけれどもここで引き返した方が身のため車のためです。その看板を越えるとすぐ、道は急に1.2車線ぐらいの広さになり、急勾配急カーブの連続になります(そして、その時点からカーナビの進路表示が青から薄紫に変わった。エクリプスくんは、ここを「走ってはいけない道」と認識しだしたのだ。あの百井峠でもそんなことはなかったのだが)。まさに離合困難、というか不可能。左の写真ではガードレールがありますが、まさにあの百井峠と同様に、吉野杉の林がガードレール代わり、という所も随所にあります。本当に対向車の来ないことを祈りながらの走行なのですが、ブラインドカーブを抜けたところで二輪と対向して肝を冷やしたのがただ1回だけ、というのは非常にラッキーだったと言えるでしょう。



48nara02 何せ、普通に1速で発進しようとしてクリープ力が斜面の傾きに負ける坂道です(本当にズルズル下がっていく)。立体駐車場の勾配をずーっと登っているようなもので、また登ったからには必ず下りなければならないというところもかなりにかなりなのですが。



さて、それでもずんずんと標高を稼いでいるうちに峠には必ず行き着くもので、この道も小南峠にまで到達しました。と見ると前には随分小さく見えるトンネルが(制限高2.3mです)。これがトンネルと言うより隧道と呼んで欲しい、そんな小南峠隧道です。道幅は相変わらずで、ここまで来て仮に引き返したいと思っても、トンネルの入口にさえ待避場所がないというすさまじさです。ここまで来たからには多少の困難はもう当たり前、とクラクション1発鳴らして進入します、



48nara03 トンネル自体はそんなに長いものでもなく、入ったらもう出口の明かりが見える、という状態なのですが、強烈なのはその壁。天川側の入口付近とトンネルの中間辺りではコンクリートの巻立て処理等がなされていますが、それ以外は恐らく素掘り状態。ところどころに崩れたあとも見られます。これが噂に名高い隧道の醍醐味です。とにかくこれは実際に見ていただくのが最適なのですが、それにしても途中は道がきつすぎて写真省略しているアプローチの条件が何とも。



ここを抜けて黒滝村に出ますが、黒滝側の入口は、天川のようにきれいにコンクリート仕上げされておらず、また登り切った峠のカーブ際にいきなりそんなトンネルが口を開けていることから、より一層ワイルドさが印象的だと言えるでしょう。



48nara04 天川側にもある(2つ上の写真の入口右にある白いものがそう)のですが、トンネル入口には落石注意の看板が掲げられています。落石があったらみんな電話で通報してくれ、というお願いなのですが、ご丁寧に、しかもこともなげに記載してある「最寄の電話」までの距離がまた半端ではない、ということにお気づきいただけるでしょう。携帯は多分入ったと思いますが、如何にもそういう以前の時代に設置されたような感じがする看板で、往時の苦労がしのばれますね。



この峠の標高は1000mを越えていて(道理で距離の割にはかなりの勾配であったもんだ)、黒滝側に入ると、直ちにまた強烈な下り坂に入るのですが、こちら側にはいくらか眺望の利く場所があります。対向車はないものとしてなるべく車を左に寄せつつ一旦降りて写真を撮ってみます。



48nara05 これが一番高い場所で眺望が開けているところ。この下にも遠くの集落が望める所など、いいポイントが何カ所かあります。



しかし道は黒滝村に入ってからより状態が悪くなります。1速でも放っておけば40~50km/hに軽く届いてしまう急な下り坂なんですが、小さい落石、木の枝などが路面を覆い、轍以外は舗装面が見えない状態。路面自体の凸凹もかなり激しく、少なくとも新しい車で入るのはまあやめときやと言わざるを得ない状況です。それにしても、この眺望がなければあまりにも悲惨なだけの道になってしまいますね。



48nara06 まあ何だかんだで今回の結論としては、



・2ケタ県道を侮ってはいけない。特に奈良県の南半分においては。



・撤退するなら早いうちに。でもつい入ってしまったら、もう気合で抜けるしかないですね。ここを抜ければ、山道林道の運転に少々自信がつくかも知れません。



・それにしても、(4輪の)対向車がおらんで良かった。



といったところで。




(09/11/08追記)


R48003 少し前のシルバーウィーク時、こちら のエントリの続きで、取り損ねていた反対側(黒滝側)のトンネル入口から逆に入ってみました。

こっちは入口からいきなり素掘りのワイルド感です。

さすがに行楽時期、黒滝側で1台、さらに洞川へ降りる途中で何台か対向車に出くわしました。二度目に通ってみると、意外に離合可能な場所はなくはないなということに気付くのでありますが、それでも1台対向したときにはどうしてもすれ違えず、かなりの距離をバックする必要がありました。



R48005 下りてきて、洞川温泉周辺のゴチャゴチャしたところを抜け、天川村役場の前で休憩です。何とも良いロケーションにある役場ですね。



この後、さらに野迫川から和歌山県側へと抜けていったのでありますが、そこら辺はまた忘れた頃に別エントリといたしたいと思います。







http://ueshin.blog60.fc2.com/blog-entry-1078.html

2008年9月 5日 (金)

[ラオスのベタな休日]バンビエンを目指そう

Vangvieng01「あいのり」がラオスに行ってましたね。ビエンチャン市内とバンビエンでのロケ部分については、「あ、これはあそこではないか」という場所の特定できそうな映像が結構あったりしまして、「もうバラエティ部分はええから...」などと思いつつ、つい見てしまっていたのですが、ビエンチャンというのは中心部の狭い町ですし、こうしたテレビ関係が宿泊する場所と言えば(最近でこそいろいろできていますが)まずはラオプラザ、というのが相場になっていますので、そこいらあたりにいますと、通常見かけることの余りなさそうなこうした人達にも遭遇する確率が結構高くなるようです。


さあ、というわけで、もうかなり前の話になっていますが、休日にバンビエンを目指します。ビエンチャンからは国道13号線を北へ約160km、石灰岩質の山や洞窟、そしてナムソンの流れが印象的な小さなリゾート地、俗に「ラオスの桂林」などと呼ぶ人もいるらしいが、私は桂林に行ったことがないので具体的には比べようがないな、と思いつつ、ともかく前週も行ったタラートサオ裏のバスターミナルに向かいます。まだ朝早いのですが、既に賑わい始めています。


Vangvieng02

バンビエンへ向かうバスには、ここから出ている一般の路線バスと、宿泊先を回って直行してくれる冷房つきのVIPバスとに大きく分かれますが、値段の面でも(ってどっちでも大した額ではないが)乗っている雰囲気の愉しさも合わせて、3時間半の乗車に体力的な問題がないのであれば、是非こちらの路線バスをお奨めしたいところです。


この種の交通機関の常として、運行時刻は結構頻繁に変わり、ガイドブックに今年の情報として書いてあっても必ずしも信用できない、というパターンは良くあるものです。バスターミナルの時刻表示が並んでいる脇に、このような貼り紙がありまして、これが私が乗車した8月末時点での時刻表であるようです。Kasiというのはバンビエンからさらに北にある小さな町で、バンビエンは当然経由します(でも私が乗った朝のバスもバンビエンは終点ではなかったぞ。その先のKasiまで行くみたいだった)ので、1日8本ですね。


Vangvieng03

どうせなら1本目、7時のバスを目指そうとちょっと早めの6時半過ぎにやって来ますと、該当の乗り場に、確かにバンビエンと表示されているように見えるバスが止まっています。これはこの辺りではポピュラーな日野ボディのいかにも年季が入った雰囲気のバスです(80年代後半に日本からの援助の一環で贈られている車輌であるらしく、とにかく強い車体を、というこの国では不可欠な要素をしっかり満たした車を、という路線であったような雰囲気を大いに感じさせます。



まだ時間もあるし、中に乗っている人もまだまばらだし、というわけで、朝食をとっていなかったことも思いだして、少しターミナル周りのお店を見てみます。


Vangvieng04

バスターミナルの一番奥の方、バスの出口付近に、こんな感じの屋台的な店が立ち並び、朝早く、最初のバスが出る前から営業しています。当然バスの乗客やここらへんで仕事をする人が早くから集まり、それなりに賑わっています。



勿論軽食もあります。朝食らしいといえばやはりバゲットサンド。旧仏領インドシナではどこでもポピュラーですが、フランスパンに切り込みを入れて野菜やハムやパクチーを挟んで、チリ系、それに調味料を加えたもの。この種のがお好きな方には安くて手軽で美味しいです。



Vangvieng05

 

大きめのバゲットのハーフでも良かったのですが、バスに座りっぱなしでコンディションがどうかわからなかったもので、より小さい←こちら。僅かに2000kip。安いです。何か辞書の切れ端みたいな紙に包んで渡されました。中の具はパンの大きさに合わせてやや少な目ですが、ちょっと小腹を満たす程度であればこのぐらいがちょうど良いのかも知れません。




Vangvieng06

さて、そうこうするうちに発射予定時刻が近づいてきたので乗り込もうかと思ったのですが、バスの周囲と屋根の上では←のような状態で荷物の積み込み作業中。どうやら野菜などの食料品を中心にしてどんどん積んでいます(屋根の上で作業しているのが車掌です)。これで終わりかと思うところでさらにどーんと追加が出てきてこれはしばらく終わりそうにないな、という感じで、別に急ぐわけでもないけれど、7時発は約30分遅れになるのであります(まあこれでもマシな方かもね)。



Vangvieng07

こちらが一般路線バスの車内。何だかうん十年前の日本のバスを思わせる雰囲気と内装(ただし降車ブザーはついてない)で、そこに年数の経過を加えて、床にはいくつかの隙間も見られる状態ですが、それもそんなものと思えばそんなもの。7時少し前から座席が埋まりだし、7時過ぎにはほぼ満席。


しかしまだまだそれは序の口で、基本的に立席はなし(走り出してからの路面状況を見ればそれは無理だとすぐにわかるわけですが)なので、北客は何が何でも座席につかせますから、2人がけには当然のように3人座る、ということになります。さらに車内にも荷物が埋まり始め、最後にはバイクが座席にくくりつけられてようやくの発車です。



Vangvieng08

車は13号線を一路北へ。ところどころ穴が開いている道ですが(一部有料セクションがあったりするのだが、だからといってその区間の路面状況が特段良いというわけでもない)、こういう大型車は細かい穴ならそのまま突っ切ってしまっても壊れないというのが良いところでしょう。開け放たれた窓からは埃と雨期の終わりの湿気が入り交じって、ローカル車輌の良さを体感できます。


ただし問題はトイレで、トイレ休憩は2時間弱走ったところであるのですが、そのために借りているとおぼしきそれなりの区画の範囲内の適当なところでやって下さい、ということになっていまして、オープンエア環境で老若男女問わず、ということですので、なるべく発車前に済ませておくことが望ましいと言えるでしょう。



というわけでとりあえず中途は省略して約3時間半後、バンビエンの旧飛行場東側にあるバス停(バスターミナルというほどの場所ではない)に到着します。続きは予定は未定の次回に。




(この項つづく)





 


 

 

バンコク往復

Wattai01_2 最初の写真は、早朝、まだ6時過ぎのビエンチャン・ワッタイ国際空港です。 国際線、国内線の出発ターミナル(というほどたいそうな規模ではなく、いかにも日本の地方空港をイメージさせます)は分かれていて、こちらは国際線の出発カウンター、到着ロビーのある建物。まだほとんど閑散としています。出発の窓口もまったく待ち時間なし。ホテルの朝食を食べ損ねたのでせめてコーヒーでも(一応機内で軽食らしきものは出る。曲がりなりにも国際線だから)外は前夜の相当激しかった雷雨の余韻が残っているかのように、ぽつぽつと雨が落ちています。


今日は会議のためバンコクに移動するためにやってきたのですが、朝のうちにバンコクへ移動しようと思うと一番確実な手段は7:30発のラオス航空便しかありません。というわけで、ここでLao Airlinesに初搭乗です。ラオス国内とバンコク、ハノイ、プノンペン、昆明といった周辺への国際線のみを運行している会社ですが、一応はフラッグキャリアです。


Wattai02 空港のイミグレ、出発ロビーは2階にあります。エレベータはありますがエスカレータはありません。結局先週のノンカイ行きは、オーバーステイ回避と言う意味では関係なかったなあ、と思いつつ、今回2度目のラオス出国スタンプ(また今日も日帰りなのだが)。ビエンチャンではセキュリティチェックも緩めで、かばんからパソコン出せとか電子機器出せとか、さらにペットボトル出せとかも言われることがありません(一応廃棄用の入れ物はある)。最初はやや拍子抜けするほどでしたが、ここで飛行機に乗れる人にはそんな人はいないということにしているんだかどうなんだか。


Wattai03 時ごろに搭乗の案内が出されて、待っている機体はATR-72、フランス系の飛行機ですね。国内線には中国製の機体も飛んでいるようですが、バンコクなど同社の主要路線にはこの飛行機が主に使用されています。乗降口は後ろ側。64人乗りですがこの便の乗客は20人少々。かなりガラガラです。飛行機は予定の乗客を乗せてしまうと、7:15にあっさりと離陸してしまいました。まあ往々にしてあることのようですね。


私は座席が選べる限りは通路側の席を頼むのですが、この飛行機、離陸直後にちょうど私の隣の窓側席の上から結構多量の水滴が落ちてきまして(昨日の雨がどっかにたまってたりしたのかと思うぐらいかなり降ってきてました。多分エアコンの水が漏れてきたんではないかと思いますが)、運悪くそこに座っていた青年が被害にあってしまいました。ある程度上昇してくれないと動くわけにも行かず、ちょっとかわいそうだったかも。まあ水ですから少々ならボーペンニャンなんだと思います。なお、着陸時にはうちの3つ前の窓側からも漏水していました。でも戻る便では普通に客乗せたりするんやろなあ、と思ったりしまして(尻冷たいと訴える乗客が1、2名いそうな予感が)。


Wattai04_2 プロペラ機故タイ航空の737で行くより少々時間が余計にかかって、それでも定刻15分前の8:35にスワンナプーム空港到着です。バスで到着口に移動したあと、タイ航空などのジェット機が駐機しているずっと向こうに停まった小さな機体を見ると、まあ頑張ってな、とぐらいには声をかけてあげたくなりそうな。


さて、幸いバンコクのイミグレもほとんど列がなく速攻通過できました。少なくとも空港周辺を見る限りは、政情不安だ非常事態宣言だといった雰囲気はかけらも感じられません。会議の場所はまた市の中心部から10km以上離れた場所にあり、車で高速を通っていくと中心部ちょっと手前というところでくくーっと脇へそれていく形になるので、仮に行きたくても(中心部に行く用事はないのですが)わざわざ行かないと様子はみられないんですけどね。そこらへんちょっとええ加減なところはありますが、一応ビジネス関係も普通に動いているようですし、一部交通機関のストップと観光へのイメージダウンが実際の影響というのが現状であろうと思われます。とは言え来る人は普通に来てますけど。



Wattai05 というわけで、夜の便で再びビエンチャンに戻ってきまして(最初夜に到着したときは、「明かりの少ない首都やなあ」と思ったものでしたが、それでもだいぶマシになったんやと聞いて「まあそんなもんやろなあ」と感じましたね)、しかし明日は再度出国して日本に帰ります。いやその、ちょっと明日の朝行かないといけない仕事がありまして。


やっぱり「ベタな休日」ネタは帰国後にエントリとなってしまいます。だれが期待しているかもわかりませんが、明日はバンコクの空港からエントリできると良いなと思いつつ、パッキングが...



(何の続きかわからないがつづく)




2008年9月 1日 (月)

[ラオスのベタな休日]ビエンチャンに戻ろう

滞在9日目にして初めて、軟弱にも日本料理店の敷居をまたいでしまったBBRです。行ったのは某ガイドブックにも掲載されているまあ結構いかにもな名前の店だったのですが、特段記すべきこともないのでそれだけにしておきます。まあ日本の雑誌とか読みたい人には貴重かもしれませんねこういう店は。

Nongkai07_2 それから、こちらではネット回線の状態が余りよろしくないため、せっかくいただいたTBも、相当手間がかかるので返しておりません(なにせこういう写真つきエントリのアップにむちゃくちゃ時間がかかる)。その点事情ご賢察のほどを(でもコメントも全部きっちり返してないよな。すいません、でもいつもだけど)。

とここまで近々況の報告みたいにしておいて、もう週末も終わりそうですが先週末のネタでもう1回引っ張ります。2回目の週末はひょっとすると帰国後のエントリになるかも知れません。

さて、ノンカイのターミナルに着いて、すぐに折り返しのバスがあったりもしましたがさすがにそれは味気ないので、町の中をしばらくぶらつくことに。ブッダパークのおっさんが作ったワット・ケークを目指す、という有力なパターンもあったのですが、よう似たもん2つ立て続けに見たいわけでもない(ワット・ケークのほうが内容的にはいいらしいが)ので、それはパスして町の中のお寺をちょっと見ていきます。

Nongkai08_2 ちなみに、ノンカイにはビエンチャンにはなかったセブンイレブンはあるぞ、ということで、だからと言って橋を渡って急にリッチな国が見えてくるとかいうわけではありませんが(一応ビエンチャンにも交通の多いところにはコンビニらしきものは存在する)。

まずバスターミナルのすぐ近くにあっていやでも目立つ建物、ワットポーチャイへ。ターミナルからはすぐ横みたいな感じで、周囲のマーケット際から入れそうな感じにも見えるのですが、入り口は通りに出て正面へ回り込む格好の場所にあります。近くで見てもかなり大きいお寺で、お堂の中にはタイの仏教寺院らしく、かなり真新しい個々人の描いた壁画がびっしりと、という状態。意外と明るい雰囲気です。

Nongkai09 次に昼食場所探しも兼ねて南側へちょっと入ってみますが、どうもこれといった感じのところに行き当たらず、結局お寺見ただけかいな、という感じでまた取って返して川沿いを目指します。堤防沿いの道は比較的整備された感じで、水上レストランも営業している様子でしたが、アクセスがいかにも洪水のあと(ビエンチャン側よりノンカイ側のほうが堤防が低く、浸水箇所も多かったらしい)という感じで、別に悪いわけではないのですがちょっとパスしつつ歩くと、川に向かって鎮座されている黄金の仏像あり。

Nongkai10 これが何と言う寺院なのかなかなか調べられなかったのですが、どうやらタイ国政府観光庁情報によると、「ワット・ラムドゥアン」という所らしいです。何というかいかにもできたてのホヤホヤ(笑)という感じで、キンキラの大仏像がそれも屋根の上に鎮座されてメコンの流れを眺めている、というのはよくできているとは思います。この仏像のある屋上に上る階段はありましたが、どうも昇っている人がいなさそうだし、1階あたりは何もないところで関係者がご飯食べてたりして、何だかあまりよそ者が入って大丈夫なのかなあ、という気もしてきましたからそこそこに失礼しました。その後ろでそこいらの犬が10数匹集まってなぜか大騒ぎです。何かわけのわからん所です。

Nongkai12 結局のところ、お寺関係以外見るものも食べるものもいまいち(これで鉄道がビエンチャンまで以下略)、というところでバスターミナルに戻ります。ターミナル周辺には市場ができており、屋台村みたいな感じでいろいろな食べ物やさんが並んでいるのですが、日曜日は営業しているところが多くなく、また昼を過ぎようかという時間帯になるとどんどん店を閉めていってしまいます。結局ターミナル周りの店でフーを食べて腹ごしらえ。まあ目的が目的だからあんまりもったいないこともしてられないしと35バーツ(プラスチャーンが25バーツ)。

Nongkai13 さて、帰りも同じバスというのもどうかなあ、と思って乗り場を見ると前のバスがちょうど行ったばかり。次まで2時間近くかかります。またイミグレでの待ち時間があってどうだこうだ、となって夕方結構遅くなってしまうぐらいなら、トゥクトゥクで友好橋まで行って単独越境パターンにした方が若干高くても便利がいいだろうということで、トゥクトゥクはターミナル前にうなるほど並んでいるのですが、一番商売っ気の薄そうな、ターミナルの外れの通り際で休憩していたおっちゃんに「ラオボーダーまでなんぼや?」と聞いてみたらしばらく私の顔を見て、「50バーツ」との答え。そう吹っかけた値段でもなさそうなので乗っていきました。実はこれがトゥクトゥク初乗車だったりしたのですが。

要するにバイクのサドルから後ろを大改造したのが基本形ですから、そんなにスピードは出ない。しかしそれがこういうもっさりした町の雰囲気には合うような気もします。ものの15分ほどで橋の前まで到着。

Nongkai14 今度のイミグレは、出国側はかなり空いていて速攻通過。抜けるとすぐに橋を渡って対岸へ行くため専用のこういうシャトルバスが止まっていて、それに乗り込み30バーツ(何だかんだでいろいろと小銭がかかる)。一見かなり新しげなバスに見えますが、実際はそうでもなくて、当然非冷房車、なぜかこういうバスのドアは自動で閉まりませんね。

程なくして再びラオスへの入国。これもまあ当然っちゃ当然ですがサクッと通過、その後入国手数料を時間外手当追加で6000Kip払って、パスポート1面近接日付のよう似たスタンプだらけになりつつ友好橋往復は完了しました。あとはもう何回も乗ってる例のバスでタラートサオまで帰るだけです。

Nongkai16 この日は戻ってきたとたんに天候が悪化し、かなり激しく雷雨も降りました。早めに帰ってきたのは無難だったな、と思いつつ、ベタな休日その1週目が終了したわけです(って、日本時間ではその次の休日も終わってしもたがな)。



(さらにベタな休日食べ物編で続けるつもり)




2008年8月29日 (金)

[ラオスのベタな休日]ノンカイへ渡ろう

Nongkai01かつてはアライバルビザでOKとはいえビザ必須だったラオスへの入国も、現在は観光または短期商用目的の日本人に対してはビザなしとなっています。滞在可能期間は入国日を含めて15日間。

おや?今回の私のビエンチャンでの日程は15泊。バンコクでの会議とかに呼ばれて行けば何てことはないですが、ずっとこっちに滞在となると1日だけだがオーバーステイではないか。まあ出国時に1日あたりいくらかの罰金を払えばスッと出してはくれるらしいが、それならいっそのこと、友好橋を渡ってノンカイ往復しておけば、滞在期間を3日延ばすのと同じ効果ではないかいな。どうせ安いだろうし行ってみよう、というわけで、日曜の朝、再びタラートサオ裏のバスターミナルへ向かいます。

Nongkai02 ターミナルに着くと、既に上の写真の結構きれいなバスが待っておりまして、脇にある専用切符売り場(ブースは行き先ごとに分かれており、英語表記もある)でチケットを買います。一応国際バスなのでこの時点でパスポート提示が必要。名前を乗客リストに記載してもらい、乗務員はそれを確認しながら乗客のイミグレ通過も待っていてくれる、というバスです。運賃は15000Kip(タイからなら55Bt)。なんと冷房付きの特急仕様バスで片道200円ですから結構お得な気がします。ただし、土日など時間外に走るバスの場合は、別途時間外手数料(イミグレに持っていかれるらしい)が3000Kipかかります(ビエンチャンから乗るときには切符代にオンされ、ノンカイから乗るときは入国税を払うときに追加支払いを要求されます)。というわけでこちらがそのときの切符。座席も指定されます。

Nongkai03というわけで待つは程なく出発。44人乗りのバスで、私が切符を買った出発30分前にはちょうど中ほどの席でしたが、ターミナルを出るときにはほぼ満席になっていました。車は前日のブッダパークへのバスと同じルートをたどって、友好橋のイミグレ前に到着。ここで全員がいったん降ろされます。

そして出国ブースなのですが、日曜の午前のイミグレはこれがなかなかの混雑。しかも出国者の要領が悪いのか、係員がのんびりしているのか、列がまるで進みません。結局30分以上かかってようやく通過。これでとりあえず出国は完了。オーバーステイ回避の第一歩です。

バスはちゃんと待っていてくれていまして、私が最後ぐらいかと思っていたらまだそのあとに4、5人乗り込んできてようやく発車。この時点で出発から1時間以上経過していまして、一部ガイドやなんかの記載は時としてあてにならないということになってしまいます。

Nongkai04

タイは左側通行、ラオスは右側通行、というわけで橋に差し掛かる前に車道がクロスして、さあこれから橋へ向かって上り坂、というところで、左側から真新しい線路が寄り添ってきます。これができていたら私も乗りたかった、ノンカイから友好橋を越える鉄道の新規路線。これまで鉄道のなかったラオス(歴史的に全くなかったわけではないそうだが)にようやく入ってくる列車、というわけで、駅も含めて設備は完成(将来的にはビエンチャン市内中心部へも乗り入れる計画がある)し、7月には試運転も実施されているのですが、特に運賃の設定に関して両当局の調整がついておらずに、開通したが開業できない状態がいまだに続いているんだそうです。ずいぶんもったいない話とは思いつつ、またそのうち動き出しているだろうと思いつつ、線路は併用橋の下側へと隠れていきます。


Nongkai05橋の上です。メコンは相変わらずの濁った流れでまだ水量も比較的多い様子。もう浸水している状況は見ることはできませんでしたが。

橋の途中から、もうここはタイやで、とアピールするかのように旗が一定間隔で立っています。対岸へはほとんどあっという間、という感じで着きます。橋から見えるノンカイは、ぜんぜん大したことなさそうな小さな川沿いの町です。さすがにビエンチャンでも都会に見える。そのぐらいの所ですね。

Nongkai06さて、またバスを降ろされてタイへの入国手続きです。入国カードはブースの 手前にいる職員が手渡してくれます。ちょうど並んでいる間にかけるぐらいの長さの列です。

空港で入国するときには、滞在時の宿泊先について必ず記入するように言われるのですが、日帰りでラオスに戻る私のような場合はどうなるんやろか、と少々疑問に思いつつ何も書かずに順番が回ってきましたが、特に何か言われるわけでもなくあっさり入国スタンプが押されました。この手の旅行者、日帰り滞在者も結構いるのでしょう。

ここはさすがにタイ・ラオス陸路越境の中心地、どちらのイミグレ施設もそこそこのサイズでしっかりした造りになっています。タイ側には特にここの時点で多数のトゥクトゥクが客待ちをしていますが、まだバスに。何だかんだでここでも結構時間はかかっNongkai11 ています。

で、タイ入国から10分少々で、バスはノンカイのバスターミナルに到着。到着したとたんに、バスの出口前がトゥクトゥク乗車やとおっちゃん達が群れをなします。いきなり「お、これは明らかにタイに来てるぞ」と実感させる状況から、こっちはあとは帰るだけなんですけど、とは思いつつも、それではさすがにもったいないというわけで、ちょっと街中を回ってみることにしました。

(この項つづく)


2008年8月26日 (火)

[ラオスのベタな休日]ラオスの「パラダイス」?

どうでもいいような写真がいっぱいあって、つい2回に分けてしまいましたが、別にそうして引っ張るほどむちゃくちゃ値打ちのある場所ではありませんよ、このブッダパークというところ。「地球の歩き方」あたりを読んで、中途半端な期待を持っていくとえらい目にあう(といっても金銭的には大したことはないが)のは間違いありません。

Buddhapark06_2 何と言っても、ここを訪れる際には、ここは「パラダイス」だと思うのがちょうどよろしいかと。読み方は桂小枝風です。当然ながら。

さて、前回のエントリで外からの写真のみご紹介した角つきの巨大どてカボチャ、中に入ると薄暗い通路になっていて各階に1箇所ずつ小さな階段があります。さらに昇ると、ちょっと私ぐらいの図体のでかいにんげんがデイパックを担いでいると注意が必要なぐらいの階段があり、そこを抜けると外に出られます。別に外に出たら何かとんでもないものがある、というわけでもなく、単に見晴らしがいいだけですが、逆にこの施設の「おいおい」という感じがあらわになってしまうわけでもありまして。

ともかく、その上部はというと当然ながら円形の屋根、といった風情でありまして、段差が設けてあるのでのんびり座ってる、というのも可能ですが、じっとしていてもむわ~っと暑いので、とっとと移動したくなってきます。

Buddhapark07

なお、この写真に見えるのは全般にここの創設者が集めた仏像でありまして、ただし一般の寺院のようにそれぞれの仏像のあり方に何らかの必然性があるようにも見えないのが、日本人にとっては「何やねんこれ」で終わりそうな危険を呼んでしまいそうです。

そこをぐっとこらえてまずは屋根も何もないところにどたっと寝転んでいらっしゃる石の涅槃仏が1体。でかいですが、なんだかこういう泥だらけのところに「無造作に」寝かされているような感じがして、ところどころ草なんかも生えてきていたりして、ええんか悪いんだかどうなんだか(一応お顔は西向きの北枕にはなっていましたが)。

Buddhapark08 近付いてみるとこんな感じ。ちょっと写真が撮りにくかったので大きさがつかみにくいかもしれませんが、かなり巨大です。見事に雨ざらしですから普通に痛み始めていますが。

で、このほかにも、あまり脈絡なくさまざまな石像が並べられていまして、例えば、

Buddhapark09

こんなノリノリ(笑)のやつとか、

Buddhapark10

こんなヨガをする半魚人みたいなのとか、ほかにはちょっと仏教系とは思われないような像とか、それほど広くないスペースではありますが、いろいろあります。

まあ30分もあればおおよそ見つくせるのですが、やはりこれはいちいちツッコミを入れながら見るのが日本人的に正しい作法なのではないかという気がして仕方がありません。独りツッコミを入れ続けるのはさすがにつまらないので、ここはその辺を理解できる人と連れ立って行くのが最適ではないかと思います。

Buddhapark12_2 なお、パークの東側の川沿いに、オープンエアのレストランが併設されています。どんなものが出てくるかわからなかったので単純にフライドライス程度しか頼んでいませんが、結構 美味しかったというのと、やっぱりメコンの川風は暑さをしばし忘れさせてくれる、ということだけ付け加えておきましょう。

(ベタ名休日はまだ続く)




2008年8月25日 (月)

[ラオスのベタな休日]ブッダパークへ

タラートサオを一通り見てまだ昼前。まだ食事には早いし、タートルアンに行こうかとも思ったがここはさらにベタな休日に持ち込みたい欲求が芽生えてきたので、どうせなら何かと突っ込みどころの多そうな名所、ブッダパークを目指してみることにしました。タラートサオの東裏手に、主に近郊地域に向けて出るバスのターミナルがあり、そこからブッダパークへのバスも発着しています。

Buddhapark00 バスターミナルにはこんな感じで各方面への時刻表が書いてあり、それ以外にノンカイ、ウドンタニ方面へ行く国際バス(これはまた別途エントリします)のチケットブースが別にあります。ブッダパーク方面へのバスはこの時刻表の右下に書いてあるんですが、乗り場の位置もそれに近い一番向こう側。一応時刻表には15分~20分おきに出るように書いてあります。これはこのバスの主な用途が友好橋を利用してタイへ渡るというパターンで、実際のところ一番便利で時間的にも(直通バス利用よりも}早いことから利用者が多いということもあります。ほぼ「友好橋シャトル」という感じですね。ただここに書いてある通りきっちりの時刻に出てはいないようで、そのへんは「まあ適宜」というぐらいではないかと思われます(私の乗ったバスもそうだったし、その前のもそう)。まあそれで実害もなさそうだし、そこいらへんはボーペンニャン(=タイ語なら「マイペンライ」)。

Buddhapark01で、使用車両はというと、←こんなんでありまして、要は
日産のマイクロバス、それもざっと15年前ぐらいのタイプ。一応かつては自動ドアだった形跡がありますが、今はかっちりと閉まらない(その方が便利なこともありそうだが。なんだかバハマの1ドルバスを思い出す)。.
まあまだこれでもこのあたりを走ってる一般のバスの中ではかなり新しい部類で、一般向け地方路線の大型バスなんかだとテレビで見るようないかにもという雰囲気の結構すごいのが現役で走っています。

この車は途中にビアラオの工場、友好橋前、ブッダパーク前を通ってタードゥアというところまで行きますが、運賃はどこからどこまで乗っても5000Kip。1時間弱の道のりで60円少々ということになります。乗り心地を考えると、まあこんなもんかな、という気もしますけど。

Buddhapark02 バスは友好橋のイミグレ前までは片側2車線の道を快走していきます。日本を含む大使館が並ぶエリアを過ぎるとまもなく田園地帯へ。さすがに街中に牛の姿は見かけませんが、このあたりまで来ると、道端でのんびり草を食む牛の姿がそこここに。そんな中をバスは所々で人の乗り降りを繰り返しながら進みます。

それまで立っている客もいたバスですが、友好橋で7割方の客が降り、そこから先は車線も細くなり、路面の状況も急に怪しげになってきます。道のでこぼこ(ほんとに「穴」という感じのところが随所にある)をよけながら、それでも何もないところでは結構かっ飛ばしていきます。

Buddhapark03_3 車窓右側にメコン川がかなり迫ってきました。まだ水位は結構高いですが、流れは落ち着いています。しかし、このあたりは道の際に土嚢がかなり高く積まれ、その外側にはまるで池のようになったエリアも見られるなど、この一帯では洪水の影響が結構あったのではないかということを想像させます。もっともそうして水が入り込んだところでは釣竿を構えたおっちゃんとかがおったりするわけで、天災で転んでもただでは起きないわけですけど。

で、だんだんと土嚢の高さが高くなり、道幅が狭くなり、「だんだん田舎に入って行こうとしてるぞ」という気分になってきた頃、「ブッダパークだよ」とドライバーが声をかけてくれました。ちょっとうとうとしかけていたところだったのでいいタイミングです。

Buddhapark04

結構しょぼいゲートで払った入場料は5000Kip、それにカメラ、ビデオ等を持参している人は撮影チケット3000Kip。占めて100円といったところです。中に入るとこれもかなりしょぼい土産物店があったりしますが、そんなところでここまできたことを後悔するのはまだ早い。

ここは別に歴史や由緒のある寺院、というわけではなく、約50年前にアンブー・ブンルア・スラリット師という人がここに各種仏像を集めて公開したというもの。まさに「ブッダパーク」という名前がふさわしい施設で、あまりかしこまった感じである必要もありません(ラオスの「民族ポップ」系PVの撮影がこの中で行われていたりしている)。

で、柵で仕切られたその切れ目から中に入ると、まず目に付くのが、

Buddhapark05 ←これ。なんだか角の生えたハロウィーンのかぼちゃのような大オブジェです。このあたり川沿いということもあって先日の洪水ではかなり水が入ったらしく、まだパーク全体がかなりぬかるんでいる状況でしたが、土嚢やブロックをつたってその足元まで行きますと、下に人の腰の高さぐらいの穴が開いていてそこから中に入ることができます。

内部には薄暗い照明の中に小さい仏像がいくつも置かれていたりして、欧米人はなぜだか感嘆の声を上げていたりするのですが、そんな大した事ないやん、とあっさりするーして、結構狭くて急な意思の階段を昇ってこのかぼちゃの上部に出ます。

そこからパークの全体が確認できるわけですが、そのあたりからは別エントリにします。



(この項つづく)






2008年8月24日 (日)

[ラオスのベタな休日]タラートサオでビアラオTシャツ

さあ、ネットの調子が比較的いいうちにもう1本と。パトゥーサイからの続きで、タラートサオをブラブラしています。

Talatsao02 タラートサオとは、「朝市」という意味。バスなんかにもたまーに英語表記がありますが、そこにも「Morning Market」と表記されています。古いコの字型の市場と、その脇にある新しいモール街からなりますが、いかにもラオスのマーケット、という雰囲気があるのはやはり旧館の方です。

店舗は2階まで、日用品や電化製品(多分中古製品も多いんだと思う)、衣料品から宝飾品、その他食品、CD、VCD、DVD類(これに関してはもはや突っ込むのにも疲れるほど見事な品揃えだったりするんですが、まあ写真とかエントリとかは皆さん大方予想がつくでしょうからいいでしょ)などなど、とにかく所狭しと店が並んでいて見応えはあります。ちょっとシンガポールのリトルインディアのマーケットを思い出すところがあったりしましたが、それよりは多少上品で、強いて言うなら、日本橋の「五階百貨店」を激しく拡大して、販売品目を増やしたみたいな、うーむ一部の人にしか理解できない説明になっとる。

Talatsao01 そんな場合はすっきりと流すことにして、こちらは2007年に完成したばかりの新モール。館内にはなんとエスカレータまであるというご発展ぶり(笑)なのですが、中の店舗は旧モールとえらく変わって何がある、というわけでもないし、旅行者が立ち寄ることを想定したようなブランドショップがあるわけでもなく、やはり地元のためのショッピングセンターという趣です。携帯ショップに人が群がっていたのがいかにも、という感じではありました。

土曜日ということもあってか、人出は相当にあり、周辺を含めてかなりにぎやかな状況ではありましたが、商売にあまりガツガツしていないというか、売る側が結構おとなしいんですよね。だから結構ウインドウショッピングもできる。しかしそれほど見て回るほどの代わり映えがしないというのも事実でありましたが。

Beerlaot さて、こういう所で買うべきベタなアイテムとしては(怪しげなラオス(タイ系かも)のCDもちょっと入手したのですが、CDというかVCDなので手持ちのCDプレイヤーではかからず、パソコンにもドライブがついていないのでまたそれは聞ける時が来たときにエントリするとして)、やはりラオスが自前で生産している商品の一つ、ビアラオのTシャツでしょう。

ビエンチャンでTシャツを売ってるところであればどこにでもあるのがこのデザインなんですが、ここでビアラオの旨さに触れたものとしては、やはり買わないわけには参りますまい。1枚25000Kipと、ここらで売ってる商品としては高めでしょうが、それでも300円そこそこのものですし。なお、Tシャツのサイズは、やや大きめのものを買っておいたほうが間違いなさそうです(私の場合、XLサイズで日本のLサイズを着ているような感覚だった)。

で、この後さらにベタな休日が続くのでありますが、それはタラートサオの裏手にあるバスターミナルから、というわけで次回に。

(まだまだ続きます)