旅と言えば写真 Feed

2011年10月 8日 (土)

[バンコクのベタな平日]Phaya Thai Express

なんだか2週間続けて日本にいると腰が落ち着かない気までしてくる今日この頃ですが、またしばらくすると「ベタな平日」がやってくるのでそれはまあそれとして。ちなみに来週はラオスはブン・オークパンサーとそれに続くボートレースで週の真ん中が賑やかなことになる(ということで役所関係とかは週半ばからは動いてない)状態になりますね。



Aprl01 さてさて、その辺はちょっと置いといて、最近バンコクに来てスワンナプームから電車に乗った人ならご存じでしょうが、こちら、何かと乗客数的に不振のExpress側のテコ入れに入っている、というところ。City Lineと証する各停路線は、運賃がそこそこ手頃なこともあってか、やはり近隣の人々の利用もそれなりに増えてきて、結構見ていて頑張ってる感が出てきたのですが、こちらの高速路線は数回乗りましたが見事にガラガラで、1両に2,3人しか乗ってないという状況。だいたい運賃片道150バーツで(2人で行くならタクシーの方が安い)、マッカサンまでは確かに速いけど駅から直結して乗り換えもビルへの接続もできず、地下鉄駅に隣接していると言っても電車に乗り継ぐには鞄を引きずって外に出て踏切を渡ってエスカレータを降りて荷物チェックを経て乗らなければならないという面倒くささ。さすがにそれではまずいというわけであります。



そこでまず運賃を片道90バーツ、往復(2週間有効)150バーツと40~50%値下げ(と言ってもCity Lineの倍ほどするんですが)、それに行き先を地下鉄に一応接続するMakkasanに加えて、BTSに接続するPhaya Thai行きを追加。ちょっと本数も増やしました、ということです。



Apl01 Apl02 で、←こちらがスワンナプーム発の両路線の時刻表。両路線は別々に運行されていて(今の輸送密度から見て非効率ではないかと思うのだが)、Makkasan行きは6:36始発で約40分に1本、Phaya Thai行きは6:00始発で30分おきになります。確かにMakkasanだけの時は、空港からExpressを奮発しようかと思っても駅員に「次は32分後」とか言われてCity Lineを勧められたりすることもありましたが、行き先を問わなければ多少その辺は改善された、ということも言えなくはないか?でも根本的な解決とは言えないような気もしますけどね。あと、反対からの運行時間帯も基本的に同じですから、バンコク発の早朝便(7時台)に乗るにはちょっと使えませんね(早朝のタクシーはぼることが多いので、そういう時間帯に走らせて欲しいというのが正直なところなんですけど)



値段はともかく、駅を降りたところからをもうちょっと楽にしてもらえるとだいぶ印象も違うと思うのですが。





2011年9月11日 (日)

[バンコクのベタな休日]メークローンの「傘たたみ市場」(その4)

前回 のつづきです)



Ml041_1 Ml040_2 エントリ3回分でようやく、メークローン駅に到着しました。列車を降りた観光客の多くは、プラットフォームを元来た方向に戻っていきます。そこに既に市場が復活しているから。しかも到着した列車は25分ほど遅れていましたので、定刻通り20分の停車時間で折り返すのかどうかはわからない、ということもありまして。私も乗降客で結構ごちゃごちゃしている駅を戻り、車も結構多い踏切を横切って市場に入っていきます。



Ml041 Ml043 するとそこは、既に列車の通過など何事でもなかったかのように、両側からひさしをかけられた商店街になっていました。その2人ほど並べばいっぱいなぐらいの広さのところに普通に買い物に来た人と、この場所を歩くためにやって来た観光客がかなりびっしりと通っています。ってそれだけの道幅、ということは、要するにレール幅しか通路がなくなっているということでありまして。



この右側の写真、真ん中辺りまでせり出してきている商品の陳列棚の横に片側のレールが通っているのがおわかりになることでしょう。客が歩いているのはまさにレールとレールの間。レールをはさんで客と店の人がやりとりをしている形になります。



Ml044 Ml045 ←こちらの写真の方が、その接近具合がわかりやすいかも知れません。しつこいようですが、写真の真ん中に2本あるのはレールです。ここをほんの数分前に列車が通っていたんです。右側の写真のように、地べたにシートだけ敷いて置いてある商品は、列車が通るときもそのままです。



で、こんな感じの「商店街」がずーっと数百mにわたってつづいているんですが、その半分かそこらまできたところで、それまで品物を並べたり、ナマズとかの魚をさばいたりしていた人達がゴソゴソと動き始めます。



Ml046 Ml047 当然ながらこの商店街状態では列車が通るとバキバキボコボコ状態になってしまいますので、沿線の商店が一斉にテントのひさしをたたむ(またこれは一瞬で畳めるような仕掛けになっている)のです。客はなるべくその邪魔にならないように脇へ逃げて、とかいう間もなく見事に列車が通れる幅だけがクリアになってる。さすがは「傘たたみ市場」。この間ほんの2、30秒。ほぼ線路が空いたのと同じタイミングでさっきの折り返しの列車が近づいてきます。



Ml048 Ml049 観光客としては、実際のところどのラインが列車の幅になるのかというのがよくわからないので、写真を撮ろうという位置が微妙にはみ出していたり、中には列車のスピードが遅いせいもあってか、結構目の前にまでやって来ても脇へ避けない人がいたりして、店のおっちゃんなんかがその辺りには微妙に目配りをしていて、事故のないようにケアしているみたいです。まあ列車を見ている方も、撮影の立ち位置には気をつけましょうね。本当に←このぐらいの感じで、すぐに手を触れられるぐらいの場所を通っていきますので。スピードはゆっくりですが、それでも列車は急に止まれませんし。




YouTube: Maeklong market



Ml050 Ml052 で、また←の状態に復帰するまで僅かに30秒ほど。しつこいですがこれ、線路上です。



こうしてみるとわかるとおり、商品の陳列台は下に車がついてまして、レールの所でストップするようになっています。基本的に(若干の例外は見かけましたが)、やはり通路はきっちり確保されてます。一応これらをセットバックさせるラインもちゃんとあるようでして、そこは毎日のこと、素速いものです。




Ml055 Ml054 基本的に生鮮食品が中心の店(野菜果物肉魚、特にここらも海に近いですから海産物系はなかなか充実しているようです。それに焼いたカエルなんかも並べられていたりしまして。写真ではピンと来づらいかも知れませんが、この手のが好きな向きには結構美味しそうだったりしたんですが)が並んでますので、我々がちょっとお土産目的で買い物するわけにはいかないのが残念な気もしますが、そこはまあ気にしない。ここはまあ、見て、食べて楽しむ場所ですね。ついでにこの商店街の両サイドにも店がずらーっと並んでいますので念のため。




Ml056_2 Ml057_2 さて、この路線はここで終点。線路はここで途切れ、その先にはなぜが台車の上にハリボテの新型車両のようなものが乗っかって留め置かれています。そのすぐ向こうは川で、ここもマハーチャイと同様の理由で架橋されていないのではないかと思われます(対岸にはまた渡し船が出ています)。実は両方とも架橋してもうちょっと線路の規格を上げてやれば、ホアヒンから南部方面へのバイパス路線にもなっていたかも知れないんですけどまあそういう需要もないんでしょうね。



Ml059Ml060 1日4往復しか走っていないということは、次の列車までは随分時間がある(15時台になるので、バンコク中心部に来たルートで戻ると夜になる)ということで、それをもたせてくれるほどにはこの町中にいろいろとあるわけではなさそう(少し足を伸ばせば水上マーケットなんかもあるようですが)だったので、軽くお昼を食べてバンコクに戻りました。戻る方法はいろいろとありますが、便利が良いのはバンコク直行のミニバス。



これも業者が複数あるようなんですが、私が乗ったのは、線路商店街を駅から戻って、それが切れてすぐの所で広い道を横切りますが、そこを出ていく方を向いて左、北側へ歩き、車が流れていく道を右へ分けて真っすぐ歩けばすぐの所から出ていたもの。高速利用でVictory Monumentそばのミニバスターミナルまで70バーツ。道が混んでいなければ1時間程度で着くようですが、この日は市内の高速に乗ったあとが混んでいて1時間半ほどかかりました。ま、この終点付近は本当に賑やかですね。





(この項終わり)








2011年9月 8日 (木)

[バンコクのベタな休日]メークローンの「傘たたみ市場」(その3)

前回 からのつづきです)



相変わらずTG関空便は混んでますね。今回帰ってきたバンコク発深夜便も満席で、エコノミーはオーバーブッキングモードの様子。これは帰りはまともに眠れないか、と思っていたら、ゲートに降りてボーディングパスを見せると、おねいさんがそれを差し替えてくれるではありませんか。というわけで、ビジネスクラスをいただきました。眠かったので朝食はパスしてしまいましたが。



私もこういうパターンは初めてでしたが、どうやらオーバーブッキング時のビジネス差し替えには特段の基準があるわけではなく現場の裁量らしいですね。それでたまたま今回私は普通運賃で乗っていて、独りのビジネス客で、まあそこそこよく乗ってるマイレージ客でと、良い条件にはまってたみたいですね。まあそう何回もあるわけではないでしょうが。




Ml036 さて、エントリ2回分でようやく到着したバーンレーム駅、そのバーンレーム駅に約25分遅れでやってきたメークローン行きの汽車。ほぼ座席が埋まるぐらいの乗客を乗せて、別に慌てて発車するわけでもなく、のんびりとまた家の軒先をかすめるように走り出します。



まずは多少町の雰囲気を持つエリアを抜けていき、その後一気に田舎のエリアに入っていきます。やや海岸沿いの湿地帯に突入していく列車は、何とも田舎の、足下のちょっと弱そうな線路を、ちょっと昔の日本の非電化ローカル線を走っているような(って実際、海沿いじゃないですが、ちょっと昔の片町線の長尾から先なんかの雰囲気に近かったりしたんですよね)感じで走っていきます。



Ml037 Ml038 この辺りは海岸沿いの低地のため、耕作適地ではありません。一帯にまず広がっているのは養魚場とおぼしきゾーン。どうやらエビの養殖池がかなりひろがっているようです。



そしてもう一つ目立つのは上左の写真にある塩田。まだ雨期であるせいか、実際に塩が製造されているっぽい感じはほとんど見られないのですが、それでも地面に浮かんできている白い層に、なるほどこんな感じで採れるわけね、とイメージはさせてくれます。当然ながら非冷房車のため、窓を開けっ放しで走っているだけあって、風の当たる箇所には潮の香りがついてきますね。



Ml039 さてさて、そうこうするうちに約1時間。汽車は↑の写真の如く、ぼちぼちと町のエリアに再び入っていきます。工事中とおぼしき幹線道路の踏切を通過し、はっきりそれとわかるようにぐぐっと速度を落とした列車は、いよいよ終点メークローン手前の商店が建ち並ぶエリアに進入していきます。



これがまた、話には見て聞いて知っていても、実際来てみるとなかなか凄いのであります。レールのきわきわまで並べられたままの商品、列車の通るラインぎりぎりにたたまれた各店舗のひさし、手を振る店の人たち(中には汽車に触ってる人もいますけど)、そしてこれも列車の通過ラインいっぱいの所でカメラを構える結構な数の観光客、もう誰が誰かわからないぐらいのごった返し感がいいですね。



乗る人は、窓から顔や手やカメラを出してはいけません。何かにぶつかる可能性が非常に高いです。とはいえこの光景、撮っておきたいというのが人情というもの。窓のラインにカメラを構え、この市場に入りかけたばかりの所から駅に到着するところまで撮ってみました。その間約2分。




YouTube: Maeklong market

Ml040

こうしてようやくメークローン駅に到着。いきなりドンドコ乗り込んでくる乗客が印象的ですね。



さて、前回時刻表を写真で載せましたが、この駅に到着した列車は程なく折り返してバーンレームに戻っていきます。それに乗って帰ると同じ風景を見るだけになってしまうので、ここはやはり列車の外から、市場を通過する状況を見ておくべきですよね。



というわけで、まずは線路を歩いて戻っていきます。



(この項もう1回つづく)







2011年9月 5日 (月)

[バンコクのベタな休日]メークローンの「傘たたみ市場」(その2)

前回 のつづきです)


Ml019 さて、前回のエントリで到着したマハーチャイという町はバンコクから30kmほど西に位置する漁業メインの町。線路の先にはターチン川という川があり、決して架橋できないほどの川幅とは思えない(それこそ大阪の天保山とか木津川とかの渡船があるあたりの川幅に近い)のですが、低い橋だと船が通られへんやろ、とか、その先の路線の輸送密度を考えれば、わざわざ国家予算を投じて橋を架けるほどのこともない、という判断があるのでしょう。その辺は日本ではあまりなさそうな割り切りなのではないかと。まあ実際ここやメークローンへ行く人も多くは車利用なのでありますし。



というわけで、看板は立派だけどサイズ的には全然たいしたことのないマハーチャイの駅を出て、その先を目指す人は右へ向かいましょう。列車を降りて進行方向右側の市場に捕まるとタイムをロスしますよ。8:35にウォンウィアンヤイを出発していたら、対岸の列車への乗り換え時間は40分ほどです。



Ml020 Ml021 駅を出て右を向くと、←こんな風景が広がっているはずです(反対でも特に大差はないのですが)。休日の午前、人通りも多く時折車も通るのでかなり賑やかな町を通り抜けることになります。さすがにこの町は海産物が豊富です。道の両側には魚の干物がずらっと並べられていたり、竹のワッパみたいなのに小アジみたいな魚が2、3匹ずつ干物か一 夜干しかみたいな感じで入れられていたり、キュッと縛られたカニが並んでいたりと、形は多少違えど漁港の町はどこもよう似たもんなんよね、というところですかね。



Ml022 Ml023あと、←こういう思いっきりイカ専門、みたいな露店もありましたけど。書いてある値段はキロ当たりですかね。まあ高いということはないですが。



そんな感じの露店魚市場みたいな通りを100mほど行くと右側から大きい通りが迫ってきて、左には漁協のビルっぽい殺風景な建物が見えてきます。通りの合流する辺りがちょっとした広場になっており、左手には知らなくても恐らくそれとわかるどこかで見かけた肖像写真が掲げられた設備。そこが渡し船の乗り場です。タイでは公共施設の探し方は簡単なので、その方向で目を凝らしていればここもスルーしてしまうことはないでしょう。



Ml024 Ml025 その正面の船が対岸に渡る船。3バーツ払ってしばらく待っていると動き出しました。大阪の渡し船では自転車がかなり重要な利用者だったりしたのですが、こちらではこの船だけでバイクが5、6台。この辺は自家用車率もそんなに高くないのかなと。



渡し船が動き出した左側を漁船がドバーッと通り抜けていきます。このサイズ、恐らく沿岸での操業をしているんだと思いますが、船、そして甲板のサイズの割に乗組員の数がずいぶん多いように見えたんですけど。みんな網を構えていたので一本釣りとかではなく、網の引き上げも手作業でやっているんだとは思いますが、しかし大丈夫なんかいな。




Ml027 Ml028 とそういう話はそこらへ置いといて、渡し船はわずか2分ほどで対岸のバーンレームに到着。こちらが降りてくるのが待ちきれないという感じでかなり大勢の客が折り返しの船に乗り込んできます。



着いた桟橋に続く狭いアーケードのような細い商店街を抜けます、すると抜けたところで道が3方向に分かれていますので、ここは人通りなどは無視して、どうも田舎の漁村っぽいローカル臭がより強いエリアに入っていくのが正解です。バーンレーム側はマハーチャイよりも相当に田舎です。雰囲気ものんびりしてきます。鰹節ではないんだろうけどその種の乾物を扱っている店を数軒通り過ぎ、左にちょっと大きなお寺を見て数分歩くと道が急に狭くなって、これホンマに駅があるんか?とこれまた多少の不安が出てくる辺りで、向こうにレールと駅舎の端が見えてきます。




Ml033

Ml029 そう、こちらがメークローン線の西側半分の始発駅、バーンレームです。ここも単線1面の小さな駅。駅の中も外も、店と呼べるものはあまりなく、いっそう田舎感が増します。



なお、←この写真の通り、駅の側にも渡し船が着くようになっており、観光客っぽい人たちは多くがこちらを利用していました(多分列車の時刻に合わせて船を出している様子。運賃は若干高くて5バーツ)。確かにこっちに乗った方が便利ではあります。



Ml030 Ml032 ←ご覧の通り、ここを発着する列車はわずかに4往復。午前中は10:10を外すともうありません。ここからメークローンまではまたまた10バーツ。安いですね。キップ売り場には人影が見当たらないこともありますが、声をかけてできるだけ乗る前に買っておきましょう。



やはり休日の有名路線、私以外の日本人も含め、タイ人だけではなく外国人観光客が結構目立ちます。目立つと言っても座れないほどの人数ではないんですけどね。




Ml034 Ml035 のどかなプラットフォームには、なぜか鳥かごがいくつか並んで吊されています。日本で風鈴が並んでいる駅、とかがあったりしますが、それと似た発想なんでしょうか。



さて、本来なら10時ちょうどに到着するはずの列車ですが、なかなか来ません。まあここらでは少々の遅れは当たり前で、早く行きたければ車を使え、というようなものですから、一部観光客を除けば乗客ものんびりしたもの。で結局待つこと約30分、ようやく向こうから、また日立製約25年もののディーゼルカー2両編成がやってきました。



というわけで、ようやく次回が本題です。





(この項つづく)








2011年9月 4日 (日)

[バンコクのベタな休日]メークローンの「傘たたみ市場」(その1)

Ml003 Ml004 バンコク郊外のタラート・ロム・フープ、と言われてもわかる人は少ないかも知れませんが、「あの、テレビとかに出てくる、汽車が走ってるホンマにすれすれに品物を並べてる市場」と言えば多分覚えのある人は多いはず。市場の名前は「傘をたたむ市場」の意味。結構観光客も多いスポットになっているようなのでまさに「ベタな休日」のネタという風情ですが、鉄心も微妙にくすぐる路線でもありますので一度行っておかなければ。



まずはバンコク中心部からのアクセスです。バンコクで国鉄駅と言えば一番大きいのがフアランポーンですが、そこでいくら待っていても今回の目的地には行けません。メークローンという今回の目的地へは、バンコク中心部からチャオプラヤを渡って南西に行ったところにあるウォンウィアンヤイという駅が起点になります。まずはBTSでSiamからSilom Lineに乗車し、本エントリ時点では終点(2012年に延伸予定)のウォンウィアンヤイへ。Asokからで乗り換え時間を含めて30分弱、40バーツです。



Ml005 Ml006 で、そこから国鉄駅に直結していれば問題ないのですが、両駅は微妙に離れています。できる限り前もって位置関係を把握しておきましょう。BTS駅のエリアマップにも国鉄駅は表示されていません。



歩いて行く場合、BTSを降りたら、まずその進行方向への改札を抜け、突き当たりを右側の出口へ。階段は右側からしか降りられないことになっていますので、降りたらUターンする形。ずんずん進むと広い通りと交差しますので、横断歩道を渡ってから右へ進みます。しばらく行っても英文表記の案内などは全くありませんので若干不安になってくるかも知れませんが、とにかく北上してセブンイレブンを通り過ぎて左側を見ていれば、人の集まる左折路があるのでわかるはずです。それでも列車が停車していなければ「これってホンマに駅か?」と思うような単線一面の小さい駅ですが。



駅についたらまずは切符を購入。ここはメークローンまで直行しておらず、ちょうど中間地点あたりにあるマハーチャイで線路が途切れています。窓口でマハーチャイと告げれば上の写真のようなチケットを発行してくれます。運賃はわずか10バーツ。安い。



Ml010 Ml008 この駅からマハーチャイまではさすがにバンコク近郊路線だけあって、単線ではありますがほぼ1時間に1本、時間帯によってはそれ以上走っています(途中に入換駅もありますが、写真撮るためにプラットフォームに降りたりしていると、対向列車がまだ向こうにいるのにこっちの列車の扉が急に閉まったりしますのでご注意を。ただし実際に発車するまでは適宜開けられますが)。車両は日立製の約25年ものと、もう少し新しい車両とをつないだ4両編成でした。



プラットフォーム上にも店が並び、横の道と一緒に商店街を形成しているかのようです。とりあえず発車時間までは15分ほどあるのでちょっと軽く腹ごしらえを、と思ったら、



Ml011 Ml012 プラットフォームに並ぶ店の中でもひときわチャレンジングな色と香りを漂わせるカレーの屋台が。特に←こっちのレッドカレーは、店の人が「これは辛いで」と自信を持って言ってくるぐらいなので朝の頭をスッキリさせるにはまさにピッタリ、ってホンマかいな。しかしここはいっちょ食べてみようと30バーツ。



いやほんと、辛いです。見た目通り。しかし中の肉に良い感じで味が通っていてなかなかの旨辛。これは辛い物好きにはおすすめです、ってわざわざここへ食べに来る人がおるとは思えませんが。



Ml013 Ml014 さてさて、そんなこんなで下町っぽい感じの駅をほぼ定刻に列車は出て、ここでも結構家の軒先すれすれやんけ、という所をそんなにスピードは上げずに通過していきます(多分かなりうるさいと思うんですけどね、この沿線。車両のエンジン音はずいぶんと豪勢ですし、本当に家のすぐ前を通っていきますから)。結構途中駅が細々とあって、きっちりと停車していきながらいかにもローカル線という雰囲気の沿線に入っていきます。




Ml015 Ml016 沿線は海岸に近い低湿地帯、水路にかかる小さい橋を渡って入る玄関、という家が続いていたり、線路がほとんど水上鉄道か、みたいな感じになっているところも結構あり、そんな中でもそこそこペースを上げていきながら列車は進みます(車内では必ず検札が回ってきますので、キップは必ず手許に持っておきましょう)。



そして約1時間、だんだん周辺がまた町の雰囲気になってきました。割と健全に、2,3分の遅れでマハーチャイ到着が近づいてきました。実はこの駅の少し手前にも←こんな風に線路のぎりぎりまで食料品とかを並べた市場があったりして、これだけでもそれなりに凄いという気はしてしまうのですが、目指す場所にあるものはこんなレヴェルではありませんので、驚くのはまだ早いと。



Ml017 Ml018 マハーチャイ駅に到着です。メークローン線はこの先にまだあるのですが線路が分断されているのでこの列車はここまで。いかにもローカル線の終点の町、という狭い中にいろいろゴチャゴチャ入ってる駅です。車両の入れ換えはその奥の狭い操車場に入って、ということですね。今着いた列車が奥へ入っていく左にはちょっとボロっちい感じの列車が留め置かれていましたが、これも営業運転に使用しているらしいです。


というわけで、ここでメークローンへの道のりはまだ半分なんですが、まだ先は長いので例によって中途半端なところで次回に続きます。




(この項つづく)






2009年9月23日 (水)

[険道?]奈良県道15号桜井明日香吉野線

(ご注意:今回ご紹介する道も、過去の同種エントリとよく似た感じで、奈良県道、主要地方道、奈良県を代表する観光地を結ぶ道でありながら、結構山道慣れをしていないとしんどい道路です。運転にさほど自信のない方、山道、林道系の通行経験のない方はご注意下さい。それなりに経験のある方でも、自己責任でよろしく)



R15001 さて、連休だから1日ぐらい、という今回の奈良県一部和歌山県の酷道険道めぐり。まずは奈良県の重要観光ポイント、明日香村と吉野を結ぶという豪華なルートでありながら、何でこないなことになっとんねんな、という道を参りましょう。




R15002 スタートは桜井市内、市役所の少し南西にある国道165号の阿部交差点。ここを南に取ると(一つ上の写真)、石舞台まではごく普通の地方県道で、特に何と言うこともありません。さすがに連休中の石舞台とその周辺の田園地帯は朝から観光客が大集結。ほとんどの車両はこの付近に車を停めて徒歩で周辺を散策、というのが目的ですから、そこをさらにどんどんと奥へ突っ込んでいく車、というのが稀でして、こちらの方が人をかき分けるようにゆっくり進むしかありません。



R15003 R15004 さて、そこを何とか通り過ぎ、徐々に周辺の木立が森に変わる辺りがこの県道のもう一つの姿でありまして、ご覧のように中央線ほとんどなし、結構な激坂ありヘアピンあり、対向車もたまにありで、そこそこに楽しめる険道ぶりを示してきます。途中からは高取町に入り、ヘアピンの先端は明日香村とかなり変なルートをとっていきつつ、坂の頂上が芋ヶ峠。抜けるといきなりの急坂で吉野町へと降りていきます。吉野側の方が結構来ている道が多いかな、と思いつつ、でもそれほどの距離でもなくr37と合流、東からr28も合流してきますがまたすぐに離れ、吉野川へと下りてきて国道169、370号との重複になって、川の右岸をしばらく西へと進んでいきます。



R15005 しかしそっちへ向かってのさらに怪しげなルートに続けていく前にちょっと東へよれて、津風呂湖へ。ここは先ほどの国道合流点から東へ折れて間もなく、南側へ山を上っていく道に入ってすぐです。湖面にはボートで出ることもできますし、釣りを楽しむ人もそこそこいるようですね。堰堤を渡って写真の向こう側の道をr28へ抜けることもできます(通行状況についてはその時の最新の情報を確認して下さい)。



R15006 R15007 どうせなら堰堤の少し西にある津風呂湖温泉にも行っときましょう。多少年季の入った施設、という感じはしますが、サウナにマッサージ設備もあって雰囲気は日帰り温泉通好みではないかと。温泉は含炭酸食塩泉(ウェブサイトによる)で無色透明。循環風呂ではありますが塩素臭さはさして感じられません。また小さいながら露天風呂もあり、こちらはぬるめのお湯ですから川の流れを眺めながらゆっくり入ることができます。



宿泊施設はありませんが食事はできます。川の水を引き込んだ鯉の泳ぐ池を眺めて一服、というのも良いのでは。



R15008 R15009 さて、話は本線に戻って国道169号との重複区間、吉野川の右岸をしばらく下り、近鉄大和上市の近くをさらに西へ。吉野大橋(看板上はそっちにヘキサがついてる)を渡ってすぐを右へ(真っ直ぐ行って吉野署の前を通るとミスコース)。しばらく進んで美吉野橋の少し手前を左折するといきなり山側へ坂をかけ上り、ヘアピンで谷を抜けて一段上の段丘につけられた道に入ります。いきなり主要地方道が集落内の細道になって、一体どこへ入っていくんや、と思ったところが、吉野神宮の南参道に当たります。



R15010 R15011 そこから先は一気に吉野山の懐、また徒歩の観光客も増え、注意して走行する必要があります。桜の季節にはこちらは南向きの一方通行です。



金峯山寺を過ぎ、旅館街を過ぎ、中の千本から上千本へとずんずん進むと車も人もぐっと少なくなり、右の写真でr37のヘキサが見える辺りがr15の終点かと思われます。



なかなかに変化の激しい道ではありますが、険道度合いという点ではそれほどでも、というところ。シーズンには人を除けて走る危険度の方が高いのではないでしょうか。




(さらに続きます)






2009年4月11日 (土)

[カンボジアのベタな平日]カンポット川

前回 に続くカンボジアのベタな平日編、プノンペンのホテルから、車は空港前までの、まだ7時過ぎだというのに車とバイクがゴチャゴチャで凄いことになっている道をようやく通り抜けて、すぐ西のロータリーを南に。国道3号線です。



Cambodia102 この道はカンボジア南西部のカンポット県へと通じている主要国道の一つのはずなのですが、その道が結構ひどい。一応見た目舗装はしてあって、舗装幅が4輪でちょうど離合できるぐらい、というところまではラオスでもよく似た感じなのでわかるのですが、その舗装が、デコボコ道の路盤はそのままに、穴だけ簡単に整地してその上にアスファルトを盛った、というぐらいの感じ。ラオス南部の国道(非舗装の道も含めて)の方がまだしっかりした道、という印象を受けます。約140kmを3時間半、天井に頭をぶつけるほどのバンピーなコンディションがずーっと続きました。「舗装道路を侮ってはいけない」というのは、このあたりでは共通なんですけどね。



Cambodia103 そうやって着いたカンポットはもう海の近く、町を流れるカンポット川は河口に近い場所になります。すぐ北西側には山があり、車で1時間ほどの所には、Bokorという、かつての避暑地(カジノもあるリゾートだったそうだがその後ポルポト派の拠点と化して荒れるに任せる状態になったそう)跡というのがあるそうなのですがそこは日帰りのお仕事。まあ覚えておいて機会があったら、ということで、出張目的を完了して、そこの関係の人とTa Ouvというレストランで昼食をいただきます。



Cambodia104 ここはさすがに海が近いだけあって、魚やエビカニ系の料理はどれもいけます(ついでに山も近いので野生動物の肉、なんてのも頼めば出てこないわけではないらしい)味はインドシナ半島の味ですが、そんなにきつくはありませんね。



この時点ではまだお昼でしたので(それに帰り道がまた帰り道ですし)、カンボジアのビールを味わうこともなくそのままカンポットをあとにしたのですが、



Angkor 途中止まったガソリンスタンド併設のコンビニで、Angkorの缶を購入しておきました。シアヌークビルを拠点に製造されているこのビールは、そもそもはフランス系の技術でスタートした醸造だったようですが、現在はハイネケン、ギネスの醸造技術者が入って製造しているらしいです。1缶2500リエル(60セント)。ビアラオとほぼ同じ、僅かに安いぐらいでしょうか。



いかにも、というロゴのこのビールはカンボジアでは最もポピュラーなビールですが、味はスッキリ辛口、妙なクセはなく、かなり「普通のビール」という感じ。個人的にはビアラオのコクと味わいにより惹かれますが、これも悪くありません。プノンペンの空港で呑んだ生ビールはかなり直線的な辛口に感じたので、ちょっとその辺の違いがなんでかよくわからないんですけど(くたびれていたからか?)。



Cambodia101 プノンペンの空港は入るときもビザ代がかかりましたが、出るときにも空港税が外税でかかります。国際線はチェックインを済ませて出発のイミグレに向かうエスカレータの手前に支払窓口があり、このように搭乗券の半券の方にレシートを張り付けてもらわないと、エスカレータに通してもらえません。この値段が関空やスワンナプーム並みの25ドル。リエルが余っていたら、それで支払うこともできます。



それにしても、滞在期間の割に、空港で支払うお金が高すぎる気が...







2009年4月 1日 (水)

[カンボジアのベタな平日]プノンペンはバイクが一杯であった

というわけで、バンコクから忘れないうちにカンボジアのベタな平日を、って、ネタにできるようなことって殆どないんですが(何せ滞在24時間弱で、ビジネス用のビザ25USDって相当割に合わないような気が。まあ自腹ではないですが)、せっかくなので若干。



Cambodia01 こちらプノンペン国際空港はカンボジアの空の玄関口。到着したのは夜だったので、こちらの写真は帰るときの夕方に撮ったものですが、意外に垢抜けていてきれいです。タイ以外の東南アジアの空港の中では最もごく最近に新築されたターミナルではないかと。ビエンチャン(ワッタイ)やハノイ(ノイバイ)のイメージが強い私にとっては、この空港の雰囲気だけで「お!?」と記号2つもつけてしまうような、ちょっとやりすぎのような。



Cambodia02 ターミナル内にはまっとうなファストフード店もあり、免税店も一応ちゃんとしたのがあり、本当に先進国の地方空港みたいなイメージです。そして空港前から東の市街中心部へと向かう道もきれいに整備されていて、ビエンチャンをぐっと拡大して、バイクを中心に交通量を何倍かにしたような印象。特に翌朝、まだ7時過ぎに出発したというのに道路の1車線を完全に埋め尽くすバイクの洪水には、「これって一昔前のバンコクって感じか?」と思った次第でありました。そこまではいかないか。



しかし、市街地の賑わい加減は結構なもので、立ち並ぶ店の雰囲気は「やっぱりビエンチャン拡大版か」と思わせるものがそこかしこにあるのではありますが、日本で言うと1950年代をうろついているラオスに対して、1960年代に足を踏み入れかけているカンボジアかな?というところはあったりしまして。別にどっちも自分で見てきたわけではないですけど。



Cambodia05 でまあ一応仕事で来ていますので、それなりにいい宿に泊まらせてもらいまして、この道はホテルの前なんですが向かいは米国大使館、となりはラッフルズ、裏手はオーストラリア大使館という場所。朝でこの区間だけは交通量少ないです。



しかしその裏手に入りますと、大きな子ども病院があって、朝7時前だというのにそこには長蛇の列(予防接種か何かか?と思った)。病院の入り口をぐるっと取り巻くように並んでいまして、その横の通りはやっぱり東南アジアの町並みなのでありました。



Cambodia06 この写真の右側にはずらっと商店が立ち並んでいたのですが、それらがことごとく「Exchange」と看板を掲げていまして、カンボジアリエルと米ドルの両替は本当にそこらじゅうで(これはちょっと田舎でもその様子)できる、という感じです。レートとしてはラオスキップの約2倍。1ドル=4000リエル少々といったところでしょうか。それがまた隣同士の店でレートが結構まちまちなんですね。そこで4100だと思ったら隣では4120でさらにその横では4080でまた隣では4130とか。でどこかの商店で買い物をして米ドルで払うと換算レートがいきなり4400だったりとか、結構いい加減な気が。やっぱりこの辺はラオスと大差ない、いやキャッシュの交換レートはこんなにばらついてなかったと思うのですが。



とまあいかに動き回る時間がなかったかというネタになってしまっていますが、ほとんど自分の備忘録ということで。なぜかもう1回続きます(でもラオス南部編も続きをやるように書いておいて途切れているのですが)。






2009年3月14日 (土)

エルパソのポピー

今夜は大したネタがないなあ、ということで、前からストックしていた、「この時期が来ると思い出す」風景をひとつ。



Img009 場所はテキサス州最西端のEl Pasoです。



かつてDallasに住んでいた頃、「一度Texasの端っこまで行ってみよう」ということで(実際はついでにニューメキシコにも行ったのですが、それはまた思いだしたときに)、I-30がI-20と合流し、さらに延々と走ってI-10に合流し、州内でタイムゾーンを跨いで、どんどんとんでもないところを走っている気分になりつつ標高を上げ、1日で1200km近くを走って着いた翌朝、さらにI-10を北西に走り、ニューメキシコに入る手前で右に入り、山裾へと降りていく道を走ります。



Img010 Franklin Mountains State Parkというエリアに該当するらしいのですが、いかにもテキサスの果ての砂漠、という雰囲気の道をどんどん下っていくと、「あれ?あそこだけ地面の色が違う」と気がつく時期があるのです。



←この写真のように。



遠景でも、砂漠の中に明らかに違う光景が見られますので、それ相当のスピードで走っていても、その時の私のようにそこに何があるのか全く予備知識がなくても、イヤでも「何か凄い場所だ」ということぐらいは気付くはずです。



Img012 山を下ってそこにやってくると、メキシカンポピーの群生地でありました。そこにあると知っている人には非常に有名なエリアなんだそうです。



ほとんど黄色、ごく僅かに白。とにかく、←こういう花が平らな場所一面に咲きまくっておりまして(年によってその前の気候によって、咲き加減には当たりはずれがあるようです)、晴れた時に今下ってきた山の「砂の色」と空の青と、そして花の黄色というコントラストが、いかにも「砂漠の春」という感じで、十何年経っても強烈に印象に残っています。



Img011 こういう花の絨毯が見られるのは、雨が比較的多く降った年の春、3月頃のしばらくの間、ということだそうです。



これだけを見に行くためにエルパソ、というのはないかも知れませんが、もしこの時期にカールスバッドやホワイトサンズを訪ねてみたい、とお思いの方がいらしたら、是非ここまで足を伸ばしていただきたい。



わざわざ寄り道して見に行くぐらいの値打ちはあると思います。




2009年2月 1日 (日)

[ラオスのベタな休日]バンビエンでは洞窟を目指そう(その3)

前回 の「ベタな休日」エントリでは雨期の洞窟への苦難の道のりをご紹介しましたが、今回は乾期になってからの洞窟です。朝晩は涼しいというか肌寒いほど、しかし天気はいいので昼間はカラッと暑い、というところです。



Vv1200_2 バンビエンで自転車を借りるときに、「この周辺の地図はない?」と聞くと、大概←こんなコピーを渡してくれます。地図の下側が飛行場前バス停(このときの運賃がビエンチャンのタラートサオから30000Kip。今年に入ってちょっと安くなったかも。なお、バンビエンのバスターミナルは、飛行場跡からさらに13号線を2km余り北上した新マーケットの向かいにありますが、飛行場跡のバス停にも止まってくれます)で、真ん中上の方にあるのが象徴的な岩山ですね。チュービングなどのスタートスポットは右上の方になります。



バンビエンには人が入れる洞窟がいくつもありますが、地図に大きく書いてあるのは某歩き方にも載っているTam Changと、岩山の右手に書いてあるPoukham Cave。Blue lagoonもあるで、と書いてあって、しかし市街地からの距離が7kmというところがくせもの。車で回るツアーもあったりしますが、乾期であっても自転車でないとちょっときついですね。道は非舗装なので結構お尻にきますし。



Vv1201 さて、料金を払ってNam Song Bridgeを渡り、なるべく凸凹の少ない所を選んでいるつもりでもやっぱり結構しんどい道を行きつつ、前回のTam Khanを左へやり過ごし、坂道を一つ二つ抜けていくと、澄んだ川の流れに、まだ朝の霞んだ雰囲気が残った光景が広がります。



この橋を渡って右に入ると、バンビエン市街地を出てから最初のまともな村を通過します。ところどころに目的地を示す看板は立っていますので、地図と照らし合わせて注意しながら走っていれば道を間違える可能性は低いと思います。




Vv1202 集落を抜けると、また←こんな感じの田んぼの間の道になります。両側では牛がのんびりと歩き回り、時々通過する車やバイクが砂煙を上げる、そんな道。例の山がまただんだん近くに見えてきて、山の裏側に回り込んできていることがわかります。



別の村への道を左に分け、さらにしばらく走って小さな川を渡ると間もなく、Poukham Caveの料金ブースで呼び止められます。ここは割と洞窟公園という感じで整備されている所で、10000Kip払って中に入ると、広場の奥に澄んだエメラルドグリーンの川、そこを渡ったところに売店などがあり、その奥が洞窟へと続く道です。



Vv1203 そう、ちょうど←こんな感じ。



で、そこからどこへ向かえばええんや?と思ってよく見ると、バッテリーライトを10000Kipで貸してくれ、それを頭につけてその先の山道を登れ、とのこと。洞窟はこの写真の山の中腹にあるのです。



取り付きからかなりの急な山道です。タムチャンのように階段になっているのではなく、岩場の山を登っていく感じ。しかも洞窟の入口付近はさらに急坂になっていますので、距離的には大したことはないのですがかなりきついです。山関係を歩き慣れていない方は要注意、ってそもそもここまで来ることがないかも知れませんが。



Vv1204 ほぼ上まで登り切ったのが←このあたり。下の建物が相当小さく見えます。アッという間なのにえらく登って来たんだな、と思いつつ、水呑んで一息ついて、頭に巻いたライトのスイッチを入れて、中に入ります。洞窟の中は乾期でも結構下が濡れていますので、、足元には気をつけましょう。



Vv1205 中は広い空間に向けて下り坂になっており、小さい仏様がまつってあるその場所には、いかにも意味ありげに大きな石筍が立っています。左側に開けた部分から光が射し込み、洞窟の広さが実感できる... とここだけでそう思ってはいけないのであります。ここまでは明るいわけで、ライトを借りた意味もない、というわけで。



この洞窟、明るい部分は全体の半分で、凄いのはその先、岩場を降りて登ったところになります。ほんの僅かな距離ですから、ルートをよく見て進みます。



Vv1207 で、奥に何があるかというと(←この写真の手前側になります)、何があるわけではないけれど、とにかく、予想以上に広い空間が広がっています。



何枚かは撮ったのですがコンパクトデジカメではまともな写真にできないような場所なので、そこの所は「もしご覧になる機会があればその時にご自分で」としか申しようもないのですが、とにかく広い空間、そして微かに差し込む光と岩の造形、はっと息を呑むほどです。バンビエンで洞窟そのものの良さということでは、ここが随一とみていいでしょうし、地図に大きく書いてあるのも十分うなずけます。



Vv1213 Vv1214 帰りは元の山道を降りて、元の道を戻ります。Blue lagoonには魚がかなりたくさん泳いでいて、もっと暑い時期なら水着持って泳いでもいいかな、と思うようなきれいな水です(しかしタムチャンの湧水の方がより透明度が高かったような気もする)。地元とおぼしき人達がやって来て魚に餌をやっていたり、ちょっと離れたところでは子どもたちが泳ぎ回っていました。

観光地と言ってものどかなものですし、帰り道でもすれ違ったのは車、自転車、バイク、徒歩と合わせても10人余りでした。のんびりした時間が流れる、しかし中身は驚くほど広い洞窟、ここはバンビエンでもお奨めの場所と言えます。