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2008年6月 4日 (水)

[リトル・マニラ]TAPSILOG

Mq6w5fv3 大阪でフィリピン料理店と言うと、かつては心斎橋と京橋にFiestaという店があったのですが今はもうなく、十三にも店があったらしいがそこも連絡がつきません(どちらもWeb上は営業しているように見える)。他にも「ここに確かに存在したはず」というのが気がつけば消滅しているというのがいかにも愛すべきいい加減さです。

そんな中、ネット系情報で「ここは確実にやってるようだが、フィリピン料理店、というのとは違うような...」という印象の店があったのでそちらを目指してみることに。

地下鉄長堀橋駅(堺筋線)の最も南、7号出入り口を上がり南へ。通りを1本ずつ渡るにつれて、「ミナミ」の中心部に入っていく印象が強くなります。その3本目が八幡筋。

右に曲がって間もなく、「大阪屋ジャンボビル」という、まあ特に何の変哲もないスナックなどが入居するビルがありますが、そのビルに↑このような看板があります。

TAPSILOGとあるだけですから、それが何だかわかっている人以外はちょっと入りようがない店、という感じがします。でまあ実際にそういう所なのですが。

8f703bpo 3階に上がり、通路を右側に回り込むと、いろいろと貼り紙のある店が目に付きます。そこだけ明らかに雰囲気が違う店。中に入ると日本人比率は極めて低く、テーブルがいくつかと料理のが4品置かれたカウンターがあります。フィリピン料理店、というイメージで行くと「これは違うぞ」と入った瞬間に思うはず。そしてそれは←この営業時間にも表れています。月〜土は朝6時まで、日祝は深夜3時まで。そうここは、この周辺で働くフィリピン人を対象にした、日用品と日々の憩いを提供する場所なわけです。

Bstodyqp 基本的にはここはセルフサービス。ビールは冷蔵ケースの中に、San MiguelのPale PilsnerとLight、それにRed Horse Extra Strongというアルコール分7%の「濃いめ」のビール(炭酸薄かった)の3種類があって、適当に取ります。グラスや栓抜きも適当に店の人に聞けば教えてもらえます。San Miguel好きという奇特な方には、これだけでも貴重なスペースかも知れません。

Hpit0xjz 料理は毎日4種類が置かれているようです。この日はテラピアの揚げ物(しっかり揚げてあってなかなか香ばしく、個人的には美味しかった)に豚足を甘めのソースで煮たもの、豚肉と野菜の煮物にスープ。どれもアジアンテイストとしては結構あっさりした味ですが、中粒種のご飯と合わせて、タガログ語8割、日本語2割ぐらいの会話をバックグラウンドに、そして店内のテレビにずーっと流れているフィリピンのドラマやバラエティの映像を眺めながら食べていると、確かに普通の「食事モード」に入っていくのが不思議な感じです。

7ih8eovn 店の入口から右側半分は、フィリピン人向けの缶入り食材や調味料、日用品がズラーッと並んだ小さなコンビニのようなスペース。この種のものをお求めになる向きには貴重な店ではないかと思いますが、こちらも基本的には生活する人のための店、ということですね。

何だか普通の日本人がのこのこ迷い込んではいけないような書きぶりになっていますが、店の人はとても親切に、気さくに接してくれますので、気軽にフィリピンの気分を少しだけ感じるにはよろしいのではないかと。レストランとして期待するというのは余り正しくないかも知れませんが。

2008年5月 4日 (日)

朝から堂島ロールに並んでみた

205wvxhl GWも後半、想定どおりにアクセスも連休モードになってきた今日この頃、久しぶりに堂島ロールでもおやつに食べましょっか、というわけで、堂島本店のサイトを見ると第1日曜が休みになっていて、携帯予約も今日はできなくなっている。肥後橋店も4日〜6日は休業。となると、南堀江の店しかやってないということか?

ここでは堂島ロールは10時と15時の2回だけ焼き上げ、しかも予約不可ということでけっこう条件が厳しいのですが、せっかくだから行ったことのないこっちの店に、と朝から走ってきました。

9時半過ぎにあみだ池の交差点まで来ると既にざっと20人ほどの行列。多少予想はしていましたが結構多いので急いで駐車場を探し、列に参戦します。

Wbpeyu_e 到着時は携帯カメラがボケるぐらいの列。約40人ほど。列の後ろに店員の方がついていて、本数を聞いてその枚数だけカードを渡してくれますが、私の時点でもう数枚しかないような雰囲気、と見ていたら、私の5人ほど後ろで10時の分が終了となりました、ってまだ9時45分です。早すぎ。

開店を待つ間にもどんどんとお客さんがやって来ますが、堂島ロール目当てだったので帰る人もいれば、他のを買うからとさらに後ろに並ぶ人もいて開店時には6、70人になっていたでしょうか。

Ixjxfnto 列が動いて入口の前まで来ると、この店では1日200本、1回100本限定だったんですね。それで1人3本までと。早々に完売状態になるはずです。

お一人3本までの紙の横に、見にくいですがここにも諸原料高騰の影響が。前回は1050円だった堂島ロールが1200円に値上げされているではありませんか。

まあこの中身と味であれば、1200円でも決して高くはないんですけどね。

Bmhrs4om というわけで、めでたく購入完了。

本店の紙袋はオレンジ色ですが、こっちの店は←こんな色なんですね。





2008年2月28日 (木)

[馬肉専門]阿波座の波津馬

Vxurfnnr 馬刺しあたりは食べたことはあっても、馬肉専門の店というのは初めてでした。今回行ったのは阿波座にある「波津馬」というお店です。ここは本店が吹田にあり、身内で最近出した支店なんだそうです。肉自体は当然ながら同じ所から仕入れています。

店内はカウンター数席とテーブルを合わせて20人ほどで一杯になる程度。普通の平日の夜ですが、まあそこそこお客さんは入っているのかな、という感じでしょうか。

まずは突き出しから馬すじボン酢。スジといっても柔らかくスッキリした食感で、早速未知の味わいへと導入されてしまいます。ここは取りあえずビールがよく合いますね。

Igvh5n3x 続いてはお造りを3種盛りで。これが肥後馬刺の本来の味に近いものか、と思われるクセはないけど歯触り舌触りに確かな「当たり」がある馬肉です。熊本の馬刺用と言われる甘めの醤油と生姜の風味と微かな獣肉感が相俟って、おおこれぞフレッシュ馬刺しと感激。

さらに入荷したての馬レバーの少しコリッとして素直な歯ごたえと、岩塩+ごま油を絡めたスッキリした味が焼酎に良く合います。ちなみに焼酎の品揃えは芋がメインで、これがもう少し米が充実していたらさらに良いのでは。

Fpdqwnj9 その後は馬の焼肉。こちらの方が肉っぽい匂いが感じられて個人的には好きなんですが、好みは分かれるかも知れません。

締めには馬チャーハンと馬汁。字面では美味しくないような感じですが、結構スパイスの利いた感じのチャーハンは、とてもすんなり食べられるいい味を出しています。

そこそこ食べてぼちぼち呑んで一人五千円程度。結構値打ちがあるように思います。多分羊とかよりは抵抗が少ないと思いますし。


ぐるなびのリンクはこちら





2007年12月 9日 (日)

[住吉銘菓]末廣堂のさつま焼

月に1回弱程度、とある用事で住吉方面に行くことがありまして、以前住吉大社周辺から歩いてみたエントリというのもやったことがありました。

Uet9bure 阪堺電車に乗っていきますと、住吉電停の車内アナウンスに、確か「住吉名物、昔ながらの銘菓、さつま焼の末廣堂」というのが出てくるはずですが、その末廣堂のさつま焼、結構好きなんです。いわゆる饅頭系でわざわざ買って食べるのっていうのはこれぐらいかと思われます。よって当ブログ初の和菓子系エントリになるわけでして。

さて今日も久しぶりに食べたくなったので、住吉大社駅のショップ南海にあるお店(本店は住吉駅から東粉浜方向へ少し北上したところにある)に寄って帰りました。

自宅用なので普通の袋入り。しかしこの袋にも結構風情がありますよね。なお裏には「住吉大社御用達 御神饌調進処」とあります。

Q4bhsiv7 「さつま焼」とありますが、見た目がさつま芋を形どったもので、中は小豆のこしあんです(最近は芋餡をつめた製品も出ている)。

十勝小豆を精製したこしあんを、薄目の皮で包み、卵黄を塗って一本一本竹串に刺して焼き上げています。手に持った感じはツルツル、というところ。

Z4uvxf1g さつま焼の一番のポイントは、この餡の嫌みのないあっさり感です。後味がさらっとしたこの餡が食べても飽きが来ない美味しさを形作る最大の要因。そして外の皮がまた香ばしくてちょっと主張するけどしつこくない、何とも良くバランスが取れているのです。

消費期限は製造日含めて5日間と設定されています。あまり商売は派手に広げていませんので、店舗で買うなら本店か住吉大社駅下、地下鉄長居駅近くの支店、それから難波、堺、泉北、和歌山の高島屋ぐらいでしょうか。発送もしているようですのでもし興味がおありでしたらリンクから見てみて下さい。



2007年11月 3日 (土)

[焼肉]塩ホルモンのみ。自分では焼けません

そのお店は、西天満、旧関テレビルの裏手、国道1号線との間にあります。マスコミでも何度か紹介された店のようです。しかし何でもないような雑居ビルの4階にあり、看板も出ていませんので、偶然そこに行き着く、ということはまず考えられません。


そのお店は、エレベータを上がるといきなり店内、カウンター8席しかありません。予約は必須です。予約は前日までならメールでもできるようです。


そのお店は、店主が一人でやってます。席に着くと、まずキムチの盛り合わせが出てきます。取りあえずのビールでも頼んで、ぼちぼち食べときましょう。

Elpvxmzn そのお店は、基本的にはコースメニュー一つしかありません。焼き肉はホルモン専門。その日店主が上手いと見立てて仕入れた肉を、予定人数分のみ供するようです。追加は「あったら」。私が行ったときは、焼き物の追加はナシでした。


そのお店は、塩焼き専門です。味付けとして存在するのは塩とお好みのレモンだけ。タレ焼きがどうしても食べたい向きには、太融寺に2号店があります。使っている肉は同じ所から仕入れているらしいです。


Nyu2pzyb そのお店は、恐らく店主が自分のやりたい焼き肉を好きにやらせてもらいます、という形式なんだと思います。カウンターには小型の七輪が置かれ、1品ずつ準備された肉が出てくると、それについて基本的うんちくが語られ、焼きが始まります。


そのお店は、店主が焼く店ですので、客は、焼いている最中に手を出すことはできません。焼き方は、恐らく素人には真似できないものだと思われますから、素直に鑑賞しましょう。なお、作業中の店主に話しかけるのは問題ありませんが、飲み物の注文は、焼いている最中には受けてもらえません。


Umihymm2 そのお店には、ビール以外にも各種アルコール類がありますが、私が行ったときには幻の「虎マッコリ」が入っていたので、実質5人で3本開けさせてもらいました。これは、「虎の穴」というお店が国内産のマッコリを福島県の蔵元に委託し、非加熱で瓶詰めしてあるもので、瓶の中でも発酵が続いているため、絶対要冷蔵、開ける際にはまずゆっくりと振って、次に何回かに分けてゆっくりとガスを抜いてから入れなければなりません。味は普通のお店にあるマッコリとは相当異質な、端麗辛口。アルコール度数は9度ほどで、飲み口は軽やかですから、かなり気軽に呑めてしまいます。その辺はちょっと気をつけた方が良いかも知れません。


Tljep9wq そのお店では、タンの根元のステーキ風のところから始まり、いろいろな部位が食べられます。ハラミは2回、片面レアの同じ焼き方をして、そのレアな部分を内側にたたむのと、外側にたたむのと、食べ方で味が変わる、なんてのもやったりします。この日の最後は長芋。何度も醤油をつけてじっくり焼くと、長芋もこんな味になるもんなんや、と思います。


そのお店は、とにかく店主が一人ですべてをこなしますから、コースがひととおり終わるまで、ざっと3時間はかかります。お急ぎの方にはちょっと向きませんね。


ゆっくり食べて、そこそこ呑んで、8000円ぐらいでしょうか。ホルモンの世界が変わることは間違いないですから、この値段は決して高くないものと思います。



そのお店は、「やまがた屋」。探して行くだけの値打ちがあります。




炭・やき肉  やまがた屋
大阪市北区西天満6−5−3 ロイヤルスペースビル4階
TEL 06-6367-3666
18:00〜  日・月・祝定休




2007年7月14日 (土)

ペルシア料理「Hafez」

Jt3znuk2 時々、大阪市内の怪しげな各国料理店を巡っておりますが、今回は場所は怪しくないが雰囲気は結構来ている店、ペルシア料理店のHafezです。大阪にはトルコ料理の店は何軒かありますが、その他の中近東料理の店というとあまりないんですね。以前は豪華なベリーダンスショー付きのウズベキスタン料理店というのもあったのですが、今は消滅してしまいましたし。

そう言う意味ではこの店は結構貴重な存在かも知れませんし、内容的にもなかなかお薦めできます。

場所はわかりやすくて、地下鉄四ツ橋駅の南側、5番出口を出て、四つ橋筋を南へ30秒です。アメリカ村の西の入口付近になります。間口は狭いですがいかにも特徴のある店構えなので、すぐわかるものと思います。

Qmzyzxgk 店は2階です。階段を上がるとこのような入口。ちょいと背をかがめて入る雰囲気が早速怪しげなものを醸し出しています。

中は普通のテーブル席と、ペルシアといえばカーペット敷きの座敷、全部合わせて40席ぐらいでしょうか。

私たちが行った日はほぼ満席で、ウェイティングも少々かかるほどでした。日本人比率は半分弱といったところでしょうか。酒類もビールやワイン、カクテルなどいろいろあります。


Ag8nei9p 料理はあんまり写真を撮っていなかったりするのですが、いわゆるケバブ系はラムもチキンもあまりクセのない上品な味です。

豆系の料理も多くて、←こちらのペーストなんかはビールに良く合いますし、アブグシュテというひよこ豆と牛肉、トマトなどの入ったスープ(ラバッシュという、薄手の発酵させていない感じのナンと一緒に食べる)もとても食べやすいきれいな味です。何だかトルコ料理をも少し落ち着かせたような感じ。炒め物関係も、あまりスパイシーなものはありません。
Bu7vpkcn ご飯系では、ポロウというインディカ米のピラフが何種類かありますが、やはりイランと言えば、というわけで、この店特製のキャビア入りポロウをいただきました。

キャビアは皿の中心部にちょこっと乗ってたような気がしますが(多分トマトの蔭にちらっと写ってる黒い点のようなのがそれだ)...あまり味までは記憶に残ってないですね。


さて、この店では、第2、第4金曜日の20:30から、ベリーダンスもやってますということだったので、ちょっと粘ってみました。

店も混んでいたためか、20分遅れでスタート。

Hgoev7ba まあ当然とは言いつつ踊っているのは日本人でありますが。

(かつて、今はなきウズベキスタン料理店ではロシア系とおぼしき超美形のダンサー陣のショーがあって、今から思えばちょと懐かしい気もしないでもない)

まあそれはともかく、曲が進むにつれてお客さんもだんだんノリが良くなってきまして、隣のテーブルの恐らくイラン人のおっちゃんもちょっと嬉しそう。最後は女性客限定でフロアに誘い出してみんなで踊ってお開きでありました(これもかつて都内某所のインド系料理店で、酔った勢いでベリーダンスのおねいさんと差しで踊っちまった過去がふとよみがえってorz...)


というわけで(どういうわけやねん)、結構食べて呑んで、ひとり4千円ほどあれば大丈夫でしょう。いい感じですよここ。



Persian Cafe HAFEZ
大阪市西区北堀江1-2-14
TEL・FAX 06-6538-8830
営業時間 SUN-THU 11:30〜22:30 FRI,SAT 11:30〜26:00




2007年6月 9日 (土)

[駅弁]お茶漬けが弁当についてるぞ

この夏に、久しぶりに(家族連れでは初めてですが)北海道行きを計画しておりまして、ノースウェストのマイレージを使って航空券は手に入れ(その際の話はまた別途)、宿やレンタカーも押さえは完了しました。となるとそっち方面のニュースなんかが気になったりするものでありまして、おっとこういう美味しい話も。


Vhixtz3r JR北海道 お茶漬けが駅弁に コンテストで優勝(毎日新聞)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
JR北海道が募集した夏の駅弁コンテストで、札幌駅立売商会(札幌市東区)の「涼茶漬け&3色すし」(880円)がグランプリに選ばれた。お茶漬けが駅弁になるのは「全国でも初めて」(JR北海道)という。札幌駅の弁彩亭で11日から発売する。

 お茶漬けは、道産米のワカメご飯にオホーツク産のホタテやイクラ、道南のアスパラなどをカラフルにトッピングした。別添えにしたコンブ茶をベースにしただし汁をかけて食べる。サイドメニューに、日本海産のタコの切り身を乗せたいなりずし、サーモンの手まりずし、網走産のカニを使ったカニマヨ巻きの3個のすしを添えた。デザートにはおまんじゅうも。(以下略)

(引用終わり)


おお、いかにも北海道、って感じのアレンジですねえ。お値段もそこそこリーズナブルで。

お茶漬けといっても、出し茶漬けなんですね。どうせならここはネタとして、



お茶は別売り



とかやってくれると二度美味しかったんですけど。まあ別にネタで駅弁作ってるわけじゃないですけどね。


ともかく夏期限定ヴァージョン、ということらしいので、これはちょうど、北海道を旅する際にピッタリ。食べることができたらエントリを...って、

札幌駅の弁彩亭で発売ですか。


今回うちは、旭川着発で札幌には回らないんだった...orz






Acgsmiix (今日聴いていたCD)
ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」序曲、ベルリオーズ:ローマの謝肉祭、R.シュトラウス:死と変容、ラヴェル:ラ・ヴァルス
デ・サーバタ指揮 ウィーンフィル
ISTITUTO:IDIS6416 (1953年録音)

これまたWaltyのワゴン(というか段ボール箱)セールで、580円のを手に入れました。わざわざ"The Legendary Concert"と銘打たれた、1953年8月1日、ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音です。

サーバタは1892年生まれですから、シェルヘンやミュンシュあたりとほぼ同年代になります。ミラノ育ちで1930年からスカラ座の音楽監督を務め(前任はトスカニーニ)ましたが、オペラに限らずオーケストラ指揮者としても数々の業績を残した人です。この録音、はっきり言ってこの時期のライヴとしてはお世辞にもいい音とは言い難いのですが、この名匠のキャリア最後期の録音として、極めて貴重なものです(この演奏会のすぐ後に心臓発作で倒れ、彼は引退を余儀なくされます。その後を継ぐと目されていたカンテルリの事故死が大きな損失となったのは有名なところ)。このザルツブルク客演以後の演奏というと、有名なカラスの「トスカ」、翌年のヴェルディ「レクイエム」のスタジオ録音ぐらいのはずです。1967年まで生きた人だけに残念ですね。

で、この演奏、音質は度外視したくなるほど、ウィーンフィルを必死にさせているところがもの凄いのです。冒頭のヴェルディからただならぬ集中力を感じるのですが、次のベルリオーズ、後半の猛烈なテンポにこれまたバシバシに揃えてくるオケの勢い、R.シュトラウスの疾走するばかりの悲壮感、そしてこれも快速テンポでもはや「爆演」と言ってもいいラヴェル、そのすべてに、ウィーンフィルが本当に振り飛ばされまいと必死につけているのです。現場にいたらこれはとんでもなかったのではないかというのがある程度は伝わる録音。強烈です。





2007年5月 1日 (火)

[佐世保バーガー]意外に軽く食べられる?

世間には連休の谷間という方も、そもそも連休なんかあるかい、と仰る方もおいでかとは思いますが、当方引き続きGWゆるゆるモード続行中であります。

さて、今日は昼前から大日のイオンへ。目的は複数ありましたが、その一つが、「佐世保バーガー」を食べに行く、というものでありまして。

Gqknjg4i イオン大日の1階、ジャスコの出口から酒屋、パン屋、千鳥屋と過ぎて左に入った奥の角に、「佐世保バーガーカフェ」があります。ちょっと目立たない場所にあるのですが、結構お客さんはいます。

その名の通り、この店はは佐世保が本店ですが、Waltyのある大阪駅前第1ビルに2年ほど前から店が出ていて、気にはなっていたのです。この大日の店は、イートインの座席が10席余りありまして、熱々をゆっくり楽しむことができます。

まずここのデフォルトである、佐世保バーガーのレギュラーとドリンクのセットを注文。これで1000円します。一応どんなものか確認するためにポテトも頼んでおきました。数組注文が入っていたので、約15分待ちになりました。まあそのぐらいのペースで作っていますので、あまり客が殺到しても困るのではないかと思いますね。

まあそこいら辺で買い物しながら時間をつぶしていると、すぐに出来上がり時間になるものです。

K2mccqka できたものを改めて見ると、やはりこれはデカい。直径20cm近いバンズに、レタス、トマト、卵にハム、そして薄いが大きいパティにケチャップとマヨネーズがかかって相当のボリュームを感じさせます。何せ目方は約500g、ずっしり来ます。

このままでは口に入らないので、まずは紙の上に掌をのせ、口に収まるサイズにまで圧縮します。それにより味が馴染むという効果もあるようです。

そして、用意ができれば、休むことなく一気に食らいつきます(いやまあ、別にそうして食べないとあかんという訳ではないが)。結構ソースが垂れそうになったりしますが、紙ナプキンはたっぷり用意してくれていますので安心して下さい。

さて味なのですが、パンは結構ふわっと軽め。重量感があるのはあくまで中身の具である様子。そして、パティやハムとソースの絡みは結構マイルドで、これだけの量でも結構軽く食べることができます。

個人的に好みではないのは、卵が甘いことと、サイドオーダーのポテトが太いがフニャフニャ系であること。でも、ドリンク付きで1000円という値段もわかるような気がする内容であります。



ちなみに、食べるときは軽い気分で食べられますが、その後、お腹にどっしりと来ますので、調子に乗ってしまうと結構厳しいですよ。



2007年4月26日 (木)

[延辺料理]羊だけではないぞ

J3urodoy 怪しげな国の料理を食べるツアーシリーズ、もう第何弾かも忘れてしまいましたが、今回は、内容の怪しさではピカ1の場所であります。

以前から、ミナミのはずれに、相当怪しい中国料理店がある、という話は聞いたことがありました。「中華料理」ではなくて「中国料理」という表現をしていた辺りがいっそう興味をそそったものですが、たまたまそれとおぼしき店に行く機会を得ました。

場所は島之内1丁目。宗右衛門町からほんのふた筋ほど東に入っただけなのですが、道頓堀の北側を堺筋から東に入ると、途端に町の様子も日本人比率がぐっと落ち、何だか素人を寄せ付けないような、ディープな雰囲気が漂ってきます。まさにそこへ行く目的のある人しか行かないようなエリアになります。
Ugej8a03 2、3分歩いて原田病院を過ぎてまもなく、ラブホの向かいにある店が、今回の目的地、「故郷羊肉串店」です。

店先から、日本語、中国語、ハングルと表示されていますが、入り口の雰囲気はあまり誰でもすっと入れるようなものではありません。しかしここがいつも人気の店なんですからそういうものがあるのでしょう(なお、店は近日中に、30mほど東に移転するようです)。
Fhcv0luw 予約をしてあったので、奥の座敷に通されました。

客層はほとんど中韓系のようで、日本語はほとんど聞こえてきません。壁にはズラーッと、一部写真付きの「お品書き」が並んでいますが、ここの表記も基本的に中国語なので、一応のイメージはできなくはないですが、「豚キムチ」以外は正確には読めません。ただ、店員さんはそれぞれのメニューが何か、日本語でちゃんと教えてくれますので心配は無用です。

この店は、中国吉林省東部、延辺地域の朝鮮族自治区の料理を食べさせる店、ということで、店名の通り羊を主とした串焼料理がメインです。テーブルの真ん中にある四角い穴に、いこった炭を持ってきてくれて、そこに肉の串を並べ、店員が適当なところでひっくり返したりしてくれます。
Ijhlkxmf 炭焼きで十分に油(と臭み)を落とした肉に、クミンと唐辛子(これは見た目ほどは辛くない)をつけて食べます。結構普通に美味しく、ビールにもよく合います。普通の羊肉、スジ、マトンヒレ(いわゆるラムチャップ)のほか、牛などのホルモン系もあります。下味と香辛料の力というのもありますが、どれも比較的食べやすいものだと思います。

一方、一品料理の中にはなかなかこういう店でないと食べられないようなものもあります。特にここで有名なのは狗肉料理でしょう。

←の辛味炒めは一皿3000円という「高級料理」になりますが、肉自体と、辛いのと、パクチーも入っているのとで、苦手な人もいるようでしたね。私はたいがい何でも食べますので、美味しくいただきましたが。
Mxi9luql 肉の部分には、コリコリのコラーゲン的な部位も含まれていまして、健康食という面はあるのでしょうが、おそらくこれだけの香辛料を使った味付けをしていなければ、かなりの臭いにやられるのではないかと思われます。逆に言うと、それだけかなりうまく料理してあるということでもありますが。

狗肉料理ではもう一つ、鍋物もいただきましたが、こちらの方が味わいとしてはややワイルド、これも辛みそを入れて味と香りを調節するようになっていますが、臭いが苦手な向きにはこちらの方が食べにくいかもしれません。

もう一つ←こちらは、蛙のスープ。蛙肉は中身の詰まった小型の鶏肉のような感じで、結構いい感じの出汁も出ていて、予想以上に美味しかったですね。
Sr1hyn8w 別にこの店はこういう特殊なメニューばかりを置いているわけではなくて、普通の中華料理的なものや、冷麺などの朝鮮系メニューもたくさんあります。写真の水餃子などは、皮はもちもち、中身はむっちり、味も上品で大変良かったですね。

酒類も紹興酒やマオタイ、韓国焼酎などが揃っていますが、香辛料系も多いので、ビールが一番ぴったり合うかもしれません。

グループで串焼きや一品をそれなりにお腹がふくれるぐらいに食べて呑んで、だいたい4000円ぐらいです。この手のが好きな人は、はまるのではないでしょうか。




2007年2月20日 (火)

[風来坊]豊岡でカニをいただく

Cj4vhylt 今日も豊岡はこの時期あり得ないほどの雲一つない晴天。仕事してるのがアホらしくなるような暖かさでした。

さて、昨日は、せっかくのこの時期のこの場所、ご案内頂いて、豊岡の町中にある風来坊というお店で、カニを頂きました。

場所は、豊岡駅からまっすぐ延びている駅通りをしばらく歩き、市役所を越えてさらにもうちょっと歩き、路地みたいな道を少し左に入って行った所、ということなのですが、はっきり言って説明しにくいので詳しくはリンク先を参照して下さい。こんなのれんが掛かっていますが、あんまり目立たない店ですので、偶然にたどり着くことはまずないと思います。
Loht5jma 店は1階は普通の居酒屋風、カウンターの奥に座敷があり、さらに2階にも座敷があってそこで食べたのですが、なんだか普通の民家の座敷を借りているような雰囲気で、それがまたこういう場所でのカニ尽くしにマッチしているような気がしました。

で、早速出てきたセコガニが、いきなりしっかり肥えて、実もたっぷりでありました。表から見ても結構立派ですよね(というか食べるのに夢中で裏返した写真を撮っていない)。
Vomkwg8m で、そのあとはカニ刺し、焼きガニ、それにカニ味噌と、定番ながらどれもとてもしっかりした味のカニです。

最近、家では黒糖焼酎ばかり呑んでいるわけですが、さすがにここでは、熱燗がよく合いますね。

もうかなりお腹がふくれかけたところで、メインのカニすきであります。

若干濃いめのだしに、まずは刺身でも行ける身をしゃぶしゃぶ風に、そしてどんどんと鍋に突っ込んでいきます。
Cdcnsntx 美味しいカニは、鍋にしてもやっぱり美味しいのでありまして、ふっくらした身がやさしい甘みを伴って、またこれがお酒に合うのでありますね。

雑炊までしっかり頂いて、「もう当分カニはいいれす」、と言いたくなるような美味しさでありました。

なお、カニ尽くしにお酒をそこそこ呑んで、一人1万円はかからない程度でいけます。値打ちはありますよ。