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2010年12月30日 (木)

年の暮れにフィッシュヘッドカレー

というわけで、年末のバタバタの中、エントリをする余裕のないまま30日になってしまいました。



Koaro01 仕事納めの日に戻りますが、久々に怪しげなもので忘年会を、ということで、もっと怪しいオプションはあったものの、ここは美味しいものをたっぷり、と、ミナミにあります「シンガポール政府公認」のお店、宏亜楼を目指します。



御堂筋線のなんば駅の1番出口を上がって右を向いて戎橋筋側に入っていくと、そこまで行くちょっと手前の左側にお店が見えます。そんなに迷う場所ではないんじゃないかと。中は普通の飲食店の雰囲気。以前はもうちょっと小さいお店だったそうですが、テーブル席を合わせて30人近くは入れるでしょうか。結構満席になっていました。



シンガポール料理、といっても私も1度しか行ったことがないので具体的なイメージは凄く限定されているのですが、ここでは中華系の北京ダックとか海南チキンなどと、マレー系のスパイスの利いた料理、それに予約が必要ですがフィッシュヘッドカレーなどの現地独自のアレンジが入った料理、ということでいろいろと楽しめます。



Koaro03 今回私は遅れて宴会に入ったので、その時点で海南チキンライスが個別に茶碗に分けられていて、まずはそいつをいただきます。やはり1杯目はタイガービールでしょう。シンガポールを代表する自前産業のタイガービールはハイネケンのグループに属し、ラオスでもカールスバーグ系のビアラオと代理戦争みたいな競争をしているわけですが、ラオスで呑めば大瓶150円ぐらいのが日本だと小瓶で600円からしてしまうのはどうなんすかね。



それはともかく、海南チキンは朝びきのつくば鶏を使ったふっくらした肉の香り高い味わい、それにだしご飯の旨みが効いていてなかなかの美味です。ビールにもよく合います。



Koaro02 Koaro04 その他いろいろあるのですが、ここはやはりこの店で朝から焼いている北京ダック。肉も一緒に出てくるタイプ、包んで(薄餅ではなく蒸しパンなので、北京ダック饅頭みたいになる)いただくと肉汁のジューシーさが味わいを深めてくれます。



その他、たれにつけた鶏肉を紙に包んで揚げたペーパーチキンも、鶏の旨みごとキュッと包み込まれた美味しさです。こちらも要予約ですが、頼んでおく価値はあります。




Koaro05 シンガポールと言えば、リトルインディアので食べたのが忘れられないフィッシュヘッドカレー。元は貧しいインド系の移民がシンガポールでカレーを、と思っていたら、捨てられている魚の頭が大量にあるのを見つけ、せっかくの美味しい部位が捨てられているのはもったいないと安く買い上げてカレーの具材にした、向こうの「バナナリーフアポロ」で食べたときは、バナナの葉の上にサフランライスとブリヤニライスを乗せ、付け出し的に出てくるカレーを食べながらそうこうしているうちに魚の頭がドカッと突っ込まれた辛口のカレーが出てくる、というパターンだったですが、大阪で食べるフィッシュヘッドカレーは土鍋に入って出てきました。これで4人前相当です。



この鍋の写真だけではわかりづらいですが、中には結構大きめの鯛の頭が入っておりまして、白ご飯でもチキンライス(海南チキンライスの下のだしご飯)でも美味しく食べられます。結構辛口ですが、爽やかなスパイスの味が魚にもよく合って、これはシンガポールの味ですね。



一応、辛さは「さらに辛く」というのもできるようです。



他にも食べてみたいものもあったのですが、ご飯ものもかなり食べていたのでちょっと限界に。相当食べて呑んで4千円ぐらいでいけると思います(コースで頼むともうちょっとする)。これはいいです。また今度はバクテーとかを狙って行きたいですね。








2009年11月14日 (土)

ほんまや

かつて大阪の水といえば滋賀と京都の下水を処理して飲んでる、と言われたもので、実際に夏場になるととてもそのまま飲用できそうにないと思われる臭いがしたものでしたが、ここ数年はっきりとマシな状態になりました。これも高度処理の導入によるもので、オゾンと活性炭をしっかりぶっ込んで作られたお値打ちの水、それでも周辺自治体の中では水道料金はまだ安め、まだ淀川からほぼ直接取水できて、その分管路設備が少なくて済むからなんでしょうね。



Honmaya その大阪市がさらにペットボトルで「売り物」として出している飲料水が、その名も「ほんまや」。水道水をさらに塩素除去処理し、高度処理水の処理力を製品として表現してみました、と言う水になっています。まあラオスとかでも水道用水をオゾン殺菌とかしたものを飲料水としてペットボトルに入れて大量に売ってますが(だいたい750mlのボトルで30円ぐらいでしょうか)、その日本式高級版、といった所なのかも知れません。まあ大体普通の飲料水と同じぐらいの価格で売られているようですから、「ベタな平日」で飲んでる水からすると5倍ぐらいの値段ですかね。



←こちらの写真は大阪市民らしく娘の学校経由でもらってきた小型ボトルでありますが、さすがに家で空けるのはどうなんかいな、というわけで、とりあえず非常用の袋の中に放り込んでおくことになりそうです。個人的には、この微妙なピンクのラベル、すごーく後味が変な水なのではないか、という印象を受けてしまうんですけど。まあ水の色というわけではないのはわかっておりますが。



ちなみに、富山の水道水のペットボトル版の方が「ほんまや」よりも若干安い、というのはどうなのか、と思ったりします。あっちは「水道水で作ったお酒」なんてのも作って売ってますけどね。





2009年8月28日 (金)

Potato Spicky

「ベタな平日」から本日帰ってまいりましたが、今夜は食べ物ネタで短縮版です。



あまりこの種のスナック菓子は買わないので知らなかったんですが、日本では「かるじゃが」という商品だそうですね。グリコのPotato Spickyというやつです。グリコ製品でも、以前エントリ にしたプリッツのラープ味は空港の免税店にも小箱包装で売ってますが、こちらは現地のコンビニとかにしか並んでいないようです。



Spicky01 味は塩味系のオリジナルテイストから、チーズ味、サワークリーム味とあるのですが、←こちらが恐らくタイ国限定仕様と思われるナムプリックムーン味です。



このお菓子自体は、ポテトをノンオイルでまとめたスティック、中心は空洞で、オリジナル(白い箱)のだと歯触りも味もかなり軽め。じゃがりこみたいな歯ごたえを想像していると肩すかしを食います。



これじゃちょっと物足りないなあ、と個人的には思っていたのでありますが、このナムプリック、なかなか味も香りもいいです。タイっぽさが程良く漂い、歯ごたえの頼りなさも余り気になりません。味わいとしては、プリッツラープ味よりずっと良いのではないかと思います。これもそのうち免税店に出だすのではないでしょうか。



Spicky02 本品は宿泊先近辺のAsok駅(BTS)にほど近いセブンイレブンで購入したもの。この種のコンビニには大抵置いてあるようなので、探すのには苦労しないと思います(ラオスのM-Pointにも置いてあった)。



同じ店で買ったARCHA(アーチャー)ビールとツーショットにしてみました。このビールはアユタヤの方で造っているどっちかというと格安ビール系の商品のようですね。あまり味にコクとかはありませんが、まあサクッとこの種のスナック系に合わせて呑むにはぼちぼちいい所かな、という感じ。しかし個人的にはついついビアラオと比べてしまうもので...





2009年8月16日 (日)

堀江のおやつ

Horie001 お盆には久しぶりに堂島ロールを、というわけで(まあそんなに大層なことでもないですけど)、以前エントリしたことのある南堀江店 に行ってきました。前回は9時半ギリギリに並んでみたら引換券がもうギリギリ、という状況(ここでは堂島ロールは予約不可、10時と15時の1日2回、1回100本1人3本までで、30分前から引換券配布)だったので、もう少し早く9時ちょい過ぎに並んでみたら、今度は前から何人目、というぐらいの楽勝モードでした。その後僅かな間にズラーッと列が延びましたが、まあここで並ぶのは9時10分か15分ぐらいで大丈夫かなと。



で、10時の開店まで店の前で待ってるのも暑いだけなので、9時15分に開いている近所の中央図書館で若干暇を潰して開店時刻。再び列ができています。



Horie002 待っている間につらつら店内を眺めてみますと、この南堀江店オリジナルの、その名も「堀江のおやつ」2種類(各189円)が目に入ったので(ってまあお店が目に付くようにしてるわけですが)買って帰りました。



練乳入りのマドレーヌ、「ショコラ」にはチョコチップもたっぷり入ったもの。どちらもしっとりとしていながらしつこくなく、やや大きめサイズだけどちょうど程良い感覚で食べられる、という感じ。個人的好みではショコラの方がお得感があるかな、と。





2009年2月28日 (土)

冬の山女庵

Yamame201 さてさて、以前こちらこちら のエントリでご紹介した天下茶屋のジビエ、山女庵 でありますが、夏、秋と2回行ってしばらくご無沙汰していたところ、そういえばイノシシがまだあるはず、という声が例のメンバー(と言っても誰かは関係者にしかわからないが)から出てまいりまして、それでは早速、と今週行ってきました。



もう3月になろうという状況で「冬の...」というエントリはちょっとどうか、という説もないとは言えませんが、イノシシ関係は3月中はやってるそうですので。まだ予約可能であろうと思われます(逆に予約は必須)。イノシシの肉は、さばいてブロックの状態で1週間ほど低温で寝かしたあとは、冷凍しておけばかなり保つそうです。



Yamame203 庵主ブログによりますと、2月中旬に鹿8頭、イノシシ6頭と、結構捕れているらしいです。で、鰹のタタキの後には、もうこちらではお馴染みの←鹿のボイル。今回はドカーンと塊で登場。これで6人分たっぷりです。塩味だけですがいつもこれは本当に美味しいです。



これが出てくる頃にはぼちぼち例によって醸造酒と蒸留酒が入り混じり始めて、後で思えばしんどいことになるのは間違いないのですが、このときにはすっかりそこら辺は忘れたことにしているのも毎度の話。



Yamame204 そして続いては焼き椎茸と鹿肉ステーキ。前回の鹿ステーキは厨房で焼いたのを出してくれていたのですが、今回は目の前の炭火の上での網焼きです。



ボイルと違ってしっかりした歯ごたえ、ここで引き続いてワインが欲しくなるところですがさすがにここは危機回避か。



Yamame206 というところで、さあ、出てまいりましたのが←こちらのしし鍋。イノシシ肉でも、いわゆる「ぼたん鍋」ではなくて、「しし鍋」です。肉はぶつ切り、みそ仕立てのだしの中に、サトイモ、人参その他と一緒に結構ボコボコ入っています。いかにも田舎の冬のごちそう、といった雰囲気。だしもたっぷり、締めのうどんがこれまた最高です。



全般に、量的にはほどほど(と言っても最初に言ったときの量的インパクトがでかかったもので、それよりは多少落ち着いてるかな、というところ)。しかしこれだけまとめてイノシシをいただくこともあんまりないですし、野趣と味の上品さとのバランスがここはいつ来てもいいですね。



春は4月から山菜系メインに。初夏にはスッポンの卵、なんてのも出てくることがあるようです。また別の季節のネタをエントリ、といければ。






2008年12月 6日 (土)

[ラオス料理]カエルは皮もしっかりいただきましょう

まあその、ラオスでベタな平日の夕食、しかもさすがに夜は屋台系をはずして、またいかにも西洋人がたまっていそうな欧州系レストランをはずして、しかも宿から歩ける範囲で、となると結構難しいところだったりするのであります。昨日はラオス料理を毎日ってのもなあ、ということで遼寧餃子館というところに行って羊肉の餃子(一般的なボイル餃子だと皮が少々ごつくて「モチモチ」を超えてる気がするので焼いてもらった)、というパターン(中華系の麺類や点心系の店も結構ある)でしたが、本日は以前のエントリ  でカエルを食べたナンカーンバンというラオス料理店。今日は私が入った直後に十数人の団体が入ってきてやばい所や、と思いつつ、ラープや何やも結構早く出てきたので「やればできるやん」というところ。



Frogskin さて本日はその店で何を、と思って写真入のメニューを眺めてみると、前回食したカエルの唐揚げの隣に、Roasted Frogskinなんてのがあるではないですか。カエル料理には確かに皮がついてなかったのですが、それはこうして別メニューになっていたのかと少々感心。安いしビアラオのアテによさそうだし、早速いただいてみることに。



写真の状態で出てきたのですが、数匹分の皮です。これがまた上手に剥いてあって、足の先まできれいにわかる、という感じのものばかりです。これで15000キップだから200円しない。



鶏の皮をカリカリにしたおつまみってありますね。あれのカエル版です。特段のクセはなく、パリパリカリカリと食感も非常に美味しい。まさにいいビールのアテです。



抵抗ない方にはぜひ味わっていただきたい、と少々お勧めしたい気分になるのであります。





2008年10月26日 (日)

秋の山女庵

行ったのはもう先週の話なのでありますが、6月のエントリでスッポン主体の夏の料理を味わった、天下茶屋のジビエ、「山女庵」に、秋の味覚を楽しみに、例のメンバーで(って関係者以外にはわからんが)行ってみました。

Yamame101 秋と言えば、やはり

←これでしょうね。

庵主ブログ によると、今年はキノコが豊作なのだそうで、立派なマツタケのほか各種見るからに美味そうなキノコ類が、「いつでも焼いてちょーだいね」という感じで並んでいますね。

ムカゴをアテに取りあえずビールをいただいていますと、まずは鰹のお造り。

Yamame102 戻りガツオの脂の乗ったでもスッキリした味わいを楽しんでいるうちに、出て参りましたのが鹿のボイル。夏に出てきたドッかーんとしたモモではなく、←こんな感じ。

塩味であっさりまとめたボイルは柔らかく、お酒が進みます。焼酎焼酎と。



Yamame104 ちなみに鹿肉はこのボイルだけではなく、その後に←このような「鹿ステーキ」も出てきました。これがまたちょっとワイルドな風味も残しつつ、でも品があって食べやすい味。いいですねこれは。

しかしこれをいただくと呑みたくなってしまうのがワイン。前回エントリでもご紹介しましたとおり、このお店は飲み放題。しかも店内にずらっと並べてある日本酒、焼酎、ワイン等各種どれを取ってもOK。しかしそういう自主規制が極めて働きにくい環境でありますと、ついつい醸造酒を何種類も手に取ってしまって、さらに焼酎が入って非常に翌日にこたえるパターンになってしまうのでありますが、でも美味しかったらしゃーないね、ということですな。

Yamame105 先程のキノコを、順々に網で焼いていきます。炭でじっくりと、ちょっと汗をかいてくるぐらいになってくると、さらにお酒が美味い。

マツタケはやはり、それだけ単独でいきたいですね。





Yamame106 さあ、ここでさらにさらに、やはりこれ、というべきお鍋。キノコづくしの締めは、天然ナメコをはじめ、各種キノコがたっぷりです。そしてやはりこういうお鍋にはサトイモ。トロッとしたきめの細かい舌触りが何とも美味い。

今回も、もうキノコと鹿肉は当分いいです...ってまあそうしょっちゅう鹿を食せるわけでもないんですが、本当に秋の味わいをたっぷりと堪能できます。これだけの内容で、しかもかなりいいお酒が飲み放題で、万札1枚に若干のお釣りが来ます。十分安いです。

って、また次のシーズンもどんなもんかいな、と思ってしまうではありませんか。





2008年9月 8日 (月)

プリッツ「ラーブ味」

Laap01タイ方面へ飛行機で旅行された方は、スワンナプーム空港の免税売店で←の箱をきっと見かけたことがあるのではないでしょうか。一応タイ北部を代表する料理、ラーブの風味のプリッツ、と称されています。

タイの市中には、コンビニなんかでも売られているらしい(その際は当然ながら小さい1箱ずつで、もっと量が多いようですが)この商品、免税店仕様は小箱12箱をこのようにパッケージし、如何にも土産にしてちょっとそこいら辺の人に配るのにちょうど良いサイズ、という感じにしてあります。これで110バーツ。高いのか安いのか結構微妙な気もします。

この商品は、免税売店の中でも高級飲食品を扱っている店には置いてなくて、ブックストア併設店とか、タイ系食品専門店みたいな店に並んでいます。まあ、そういう扱いということですね。


Laap02 大箱を開けますと、まあ良く見慣れたプリッツでありまして、その左下に、見慣れたラープの写真。箱のサイドにはタイの風景いろいろ、といった写真が並んでいます。いかにも土産物仕様。

まあその、ラープ味と言ってもあのラープの味がそのまま出ているとは思えませんが、まあどの程度「近い」ものがあるのか、取りあえず話の種、と言うかブログの種、という感じであります。


Laap03 取り出してみると、見た目は普通のプリッツ、なんですが、食べてみますと、結構胡椒の辛みが強い、という印象。恐らく調味料にはナンプラー系、ライム系の味も入っているのではないかと思いますが、まず強いのは胡椒。もっと欲しい香草系の風味が感じられず、これをラープと思え、と言われてもちょっと厳しい感じがします。

ということで、私は2回は買わないと思いますが、ラープ、という言葉に余り引っかからないで食べれば、まあ不味い訳ではありませんので、お試しになる分には悪くないと思います。

こういうのは、あくまで「話の種」というやつですし。





2008年9月 2日 (火)

[ラオス料理]ラープにはカオニャオがよく合うのだ

Khambanc01そう言えばメコンカフェからこのかた、食べるものの話を個別にはしていなかったなと思いつつ、ここに来て10日を過ぎて、ラープを食べてない日が何日あったっけ、という今日この頃、その写真だけ掲載していたら果たしてどのラープがどこのラープなのかもさっぱりわからない(撮った本人には一応わかるが)、というわけで、とりあえずはベタなラオス料理、ということで、某有名ガイドブック(というか、日本語のまともなガイドブックって他にあったっけ?)掲載の、いわゆる「まともな店」で、現地にしてはかなり高めのラオス料理(と言ってもビール込み1000円以内で十分満腹になるのだが、ってそれが高いのだ)をいただいたケースを若干載せておこうかとまあそんな具合です。


最初の写真は多分店なのはわかると思いますが結局何の店やねん、という感じもしますけど、これが某有名ガイドブックなら当該ページの左上に掲載されているKhambangというお店。市街地中心部のやや西側、夜でも地元関係で大いに賑わう(したがって安い麺類やなんかを売ってる店も多くて、ここにある点心屋さんとか、結構美味しかったりしたのだが写真を撮ってない)セータティラート通りとアヌー通りからさらにひと筋西を川へ向かって南下するとちょっと奥まった雰囲気で一番賑やかなところからわずかに離れて微妙にわかりにくい感じの店があります。右側のガラスで仕切られている向こうは冷房つきのエリア。多分そこに入るには予約がいる、とかいうことはないと思いますが、そういう宴会用スペースで仕切ってあるのかもしれません。


Khambanc02 ここのラープは確かに非常にきちんとしているというか、これはラープ・ムー(豚肉のラープ。ラープの肉はどれも細かく刻んであるが、コリコリしたコラーゲン系の部分や、レバーっぽい部分など、ホルモン関係もいろいろ入っていそう)ですが、味の(辛さ、すっぱさ、そして香草系の風味など)の主張が結構強いながら、長所を引き出しあっている、という感じがします。付け合わせの野菜類(ほとんど「そこら辺の木の枝の先っぽのほう取ってきただけとちゃうんか」という印象のものも入っていますが、一応食べられてお腹にも問題なしというのは私が何度も食べてるからその限りにおいて保証しましょう)と一緒に食べても相性がいいですし、ビアラオにもとてもよく合います。


左上のかごのようなものに山盛りになっているのがもち米を蒸した「カオニャオ」ですね。ここのはかなり量が多いです。外国人向けにはスプーンと取り皿が出てきますが、ここは軽く手に取って、ちょっとプレスしながらやや平たい形を作って、ラープを包んで食べる、そのパターンで食べるほうがラープの味がよく馴染んでより美味しくいただけます。


Khambanc03 さて、某有名ガイドブックによれば(しつこいな)、ここはカエルや小鳥の唐揚げなんてのもあるよ、と書いてありますので、ここはビールのアテにも、とばかり、カエルの唐揚げちょっと小さめのやつ、を注文。出てきたのはぶつ切りにしてありますが確かにカエルです。カエルスープなんてのは、以前当ブログでもご紹介した怪しい中国料理店にもありましたが、はっきり姿のわかるカエルは初めてやなあ。


で、水かきなんかがそのままの形で「パー」とやってたりとかすると多少生々しさも感じて一瞬ひるむ(いや多分そんなことはなかったかな)気もしましたが、爬虫類両生類は鶏肉の味をぎゅっと絞ったような感じで美味しいのが多い、と言う人も多いのが確かにうなずけます。お顔の近くになるとまた姿がはっきりわかったりするのですが、よく考えれば魚食べるときは顔の周りの肉が旨い、なんて言って食べてるのも私でありまして、はいそれはもう美味しくいただきました(写真は一応、多少画像のマイルド化を図るため、ついていた香草類を適宜アレンジしております、と言いつつ大いに限界がありましたが)。


これで(カオニャオが山盛りだったせいもあって)相当お腹一杯になります。しめて68000Kipだったかなと。千円はしていません。


まあ某有名ガイドブックも結構やるもんやないかいな、と思いつつ、次回は同じページからもう1軒(主体性ないなあ)。



(というわけでつづく)



(9/6追記)

そういえば、今週のナイトスクープで、「カエルの唐揚げが食べたい」っていうのをやってましたね。そんなら



ラオスまで行け。



というのはまあ冗談ですが、まああのテレビではちょっと中華的なのか、衣のかなりついた揚げ物になっていましたね。どうせなら素揚げでしょう。ぱりっとした食感はその方がええと思うんやけど。


2008年6月28日 (土)

[天下茶屋のジビエ]山女庵

T7zcy7zp 自分で狩りをして、その鳥獣(それから魚)を肉として処理し、また自ら調理して供する店、そんな店って山間部の村にひっそりあるようなイメージがあるのですが、それが大阪は西成区、まさに町中にあります。

山女庵の場所は、地下鉄・南海の天下茶屋駅から徒歩3分、地下鉄の岸里駅からも徒歩5分ほど。26号線の脇、西成消防署の裏手にあります。

91qo39nc 何しろのれんに書かれているのが、

「天然鳥獣山菜魚料理」

です。中に入ると板張り座敷に囲炉裏風のテーブルが2つ。20人ほど入ると満員になるぐらいのスペースです。料理の性格上、1週間前程度の予約は必須です。


さて席に着くとまず突出しにアマゴなどが出されていて、そして「食前酒」がスッポンの血の焼酎割り。見た目と違い、味はほとんど焼酎。臭みなし。


Odfj5xvj 料理は季節ごとに決まったコース。夏場は天然のスッポンがメインのようで、続いて出てくるのもスッポンの肝と心臓。肝はごま油と塩で仕上げてあってスッキリした美味。心臓は筋肉感のあるコリコリの歯触りが印象的です。

敷いてある大葉までおいしくいただけます。

B8bdlysz ヨコワのお造りがドカーンと出たあと、出てきましたのが鹿肉のボイル。見た目にもワイルドですが、ほとんど塩味の肉は意外なほどに素直な口当たりです。

さて、ここは1人9500円の飲み放題です。食事は順々に出てきますが、飲み物はというと最初には瓶ビールを出してくれますが、あとはそこら辺に置いてあるお酒や焼酎や泡盛やワイン(結構無造作に「玉の光純吟」とか「朝日」とかを適当に開けて呑んでOKです。グラスも置いてありますし、氷や水は頼めば出してくれます。

Pqp_utcc さて、この時点で既に結構なボリューム感があり、「これは最後のスッポン鍋まで食いきれるんか?」という気もしてきたのですが、そんなこととは関係なしに揚げ物です。写真には出ていませんが子鮎の天ぷらと、万願寺トウガラシなどの野菜天ぷら。どれもすごく美味しいんだけど量がかなり多いぞ。

そう、ここは量的には明らかに男性仕様。それもかなり食べる人向けに量設定されている(狩りで腹の減った人向け?)ようです。女性グループだと相当厳しいでしょう。

Hvlhmlrt 今回は男女混成、私ともう一人の男性は結構食べる方でしたが、それでも限界がありましたから。

そうこうしているうちに食事は佳境に入って、天然ウナギの登場です。これも釣ってきたウナギですから偽装云々は関係なし。肉厚で皮はしっかりと香ばしく、肝もきれいな味です。私も天然のウナギは長いこと食べてなかったですが、これぞまさしく、と思える美味しさです。

Ibxfztid そしていよいよスッポン鍋。ウナギでもうほとんどお腹いっぱいなんですけど、これが出てきたらまた食べられる、というのが不思議なものです。たっぷりとダシが出たところで、締めにはスッポン雑炊。お米から炊いていくのは、その方がたっぷりしみ出したダシを米がしっかり吸ってくれるからですね。

この店、本当に「なんでこんな店がおおさかしないの町の真ん中にあるんや?」と不思議になるほどの店です。その点お洒落な部分は全くありませんから、そういう方面の用途には向きません。しかし一度ここで食べて呑んだら、9500円という値段が全く高いものではないとことがわかります。


季節ごとに味わいたいと思います。