酒類 Feed

2008年11月 8日 (土)

ビアラオとビアラオダーク

ラオスではもうすっかり乾季になっているはずなんですがこのところずっと毎日一度は必ず雨が降る、という状態で、ようやく昨日今日と終日雨なしかな、という状態でした。さすがに暑さは少しマシになってきてましたが。



でまあそんなラオスでビールと言えば国を挙げて生産しているBeerLao。カールすバーグのライセンス下で作っているのでアジア系のビールの中でも非常に素直な味です、というのは前にもエントリで書いた気がします。



Beerlaodark 先日、訪れるのも3回目になってすっかりおばちゃんに顔を覚えられてしまったラオス料理店のビライラック(ラープに関してはここの味が一番好みである)で、ビアラオを1本空けかけたところで冷蔵庫にはビアラオダークがあるのを発見。こちらもいただいてみました(実際はコンビニとかでも通常版と一緒に置いてあるが、多分小ビンのみ。値段は普通のと同じで、店で買うと6000Kip)。ちなみにビアラオライトもあるらしいんですが現物は見たことないです。



こちらも味はいたってスッキリ系で、嫌らしさ皆無。黒系の味わいもそれなりにありつつ、サクッと呑めるビールです。かえって特徴が弱すぎてアジア系のビールの中では浮いてしまいそう。この値段そこいらで日本に持って行けばそれなりに売れるでしょうが。



やっぱり、「ほとんどラオスでしか呑めないビール」であった方がいいのかも知れません。





2007年10月13日 (土)

[黒糖焼酎]島のナポレオン

Qhpckftu しばらく酒類のネタを書いていませんでしたが、別に呑んでいなかったわけではなくて、あまり印象に残るものがなかっただけでありました。


今回久しぶりにご紹介しますのは、奄美大島にしかわ酒造から先月新発売になったお酒、「島のナポレオン」です。


徳之島にあるこの蔵元からは、奄美限定販売の「あまんゆ」27度というのも出ているのですが、こちらも奄美地区限定の、さらに気軽に楽しんでもらうためのお酒、ということで、価格もかなり抑えたものになっています(私がいつも通販で注文している酒屋では、にしかわ酒造の商品が最近また安くなったのですが、その中でもこのお酒は1升瓶で1300円とかなりお買い得です。


当然ながら地のサトウキビと天然のわき水を使ったお酒ですが、香りにうっすら甘みがありながら、喉越しにはあまりそういう風味が上がって来ず、結構ストレートにキュッとくる辛口です。熟成期間はそんなに長くないのかも知れませんね。


しかしそんなにクセのある味ではありませんので、黒糖系にあまりなじみのない方にも、結構軽く呑めるかも知れません。単に「安い酒」というレヴェルは大きく越えていますので。






2007年6月 5日 (火)

[黒糖焼酎]天孫岳:これは素直に旨い

6dntut7k 時々登場する黒糖焼酎シリーズ、いろいろとやってきたので、だんだんどれがはじめて開けるやつなのかわからなくなりそうですが、今回は「天孫岳」と書いて「アマンディー」と読みます。名前は奄美で創り主が降りてきたと言われる山の名から取ったそう。


奄美本島、西平本家のお酒で、タイ米1次仕込みの常圧蒸留、かめ仕込み樫樽2年貯蔵。若干色が付いています。

いつもの通り30度をロックでいただきます。いかにも樽貯蔵らしい香り、それも決してきつくなく、黒糖の風味もマイルドに仕上げられています。

余り氷が回りきらない状態で飲んでも、味わいも喉越しも、飲む人とも食事とも喧嘩しないのが素晴らしい。それでいて上の方に丸く抜ける香りはなかなか上品で、素直に美味しいと感じることのできる呑み口です。


いつも買い付けている名瀬の酒屋では送料別ですが1升びんで1800円。これは非常にお得です。




2007年4月28日 (土)

[黒糖焼酎]由羅王:切れ味とまろやかさと

Dh5futsl 黒糖焼酎のシリーズ、もう何回目かも忘れそうですが、中でも過去2回、「三年寝太蔵」「喜界島」で紹介した喜界島酒造の焼酎、「由羅王」を仕入れました。今回はたまたま、大阪駅前第2ビルの「山長梅田店」に寄ったら置いてあったので買ってきたものです。


何だかいかにも手書きのラベルですが、これは5年古酒をブレンドした限定品で、あまり多くは出回っていないもののようです。例によって、ロックでいただきました。なお、この品は25度です。

まず一口呑んで、鋭い刺激が入ってきます。25度にしては濃い味に感じましたね。しかしそんなに嫌みがあるわけではなく、すっきりした味です。どちらかというと、普通の「喜界島」に近いように思います。

氷が回ってきますと、丸い、少しトロッとした舌触り、喉越しで、香りの甘さがより際だってきます。鋭い角がきれいに取れたような感じで、上品さが増します。

「由羅王」とは、「皆で集い語らう」の意味を持つ「ゆらう」からきているそうです。その通り、楽しく飲めそうなお酒ですね。




2007年4月15日 (日)

[黒糖焼酎]沖永良部の「はなとり」

Hskutjrw 普通に入手できる黒糖焼酎のネタも徐々に尽きてきたか、と思われる今日この頃、今回はたまたま某百貨店のお酒コーナーにあった黒糖焼酎で、直送で仕入れたものではありません。

奄美諸島南部、沖永良部島にある「沖永良部酒造」。銘柄としては「稲の露」などで知られている所ですが、そこのお酒、「はなとり」、20度です。

聞いた話では、この島の水は基本的に硬水で、酒造に適した水はあまりないらしいです。で、この銘柄では、海洋深層水を仕込みに用いているとのこと。瓶やラベルの色調はそこらへんを意識したものでしょう。豊富なミネラルを含んだ水で、焼酎は果たしてどこまで美味しくなるものでしょうか。

Yzi9raac いつものようにまずはロックでいただくわけですが、度数が低めなこともあり、通常よりも氷を少なめにしてみました。

香りはあっさりとやや浅め、そして最初の呑み口はというと、「甘い」。

何だか、芋を口にしているかのような少々とろりとした甘さ。これは黒糖としては比較的珍しいのではないかと思います。

しかし、黒糖焼酎の多くは一般的な印象とは裏腹にドンと辛口であったりしますので、やさしい口当たりを求める向きには好かれるものかも知れません。

氷がまわってくると、普通の味に「戻って」くるという辺りが、また独特ですね。しかし全般的には「爽やか系」ですね。

度数が低いし呑みやすいので、黒糖初心者向きという扱いをされる可能性もありますが、実際はそう一筋縄ではいかないお酒ですよ、これは。




2007年3月18日 (日)

[黒糖焼酎]かめ仕込み、素直な味

4cwnnhjg もう数日前に開けているのですが、書きそびれていたのが、この「黒こうじ造り龍宮 かめ仕込み」です。

「龍宮」は、奄美でも最小の蔵、名瀬の富田酒造場で作られているお酒で、この品は金作原というところの名水を用い、古くからのかめで仕込んだ名品です。お店でも置いてあるところには置いてありますが、あまり頻繁には見かけないですね。生産量もそんなに多くはないと思います(いつも仕入れる奄美の酒屋でも、1回1本限りで注文を受けています)。

普通タイプの「龍宮」には30度も普通にありますが、こちらのラベルは25度。いつものようにロックでいただいています。


さて、このエントリがなかなか打てなかったのは何故かと言いますと、敢えていろいろ書くほどのすごい特徴がないというところにあります。

ちょっとここのところ、個性が強い焼酎が続いていたせいもありますが、このお酒、拍子抜けするほどにさらりとソフトでマイルドです。

かと言って水のよう、というわけではなくて、香りはしっかり奥の方に漂ってきますし、クセはないがきれいな味わいが感じられます。

種類の違う食事と合わせてみましたが、どれで呑んでも邪魔にならない。そこがこのお酒の最大の特長と言えるでしょう。焼酎を特に呑みつけていない人にも安心して味わえるのではないでしょうか。

ガツンと来るのが欲しい、という人には向かないですけどね。



2007年3月15日 (木)

ちょっとした日に、Veuve Clicquot Ponsardin

6cim8wi8 そういやホワイトデーっていうのは私らが中学生頃に突然生まれた言葉やよなあ、と思って調べてみたらやっぱり菓子業界が80年頃に創設した二度儲け狙いの日だったんですね。で、工場は再開できたかも知れんが結局不二家は見事に儲け所を外してしまって不動産も切り売りせなあかんわけですな。という話ではなくてですね。


唐突に私事ですが今日は結婚記念日でありまして(良く保ってますなあ)、こんな時にはええもん食べておいしいお酒、ということで、たまにはシャンパンであります。


私が結構好きなのはヴーヴ・クリコ・ポンサルダンで、比較的手頃だけどとても綺麗な味わいでパフォーマンスの高いお酒です。今回は白地ラベルのdemi-secです。いつもは辛口でいくんですが、ちょっと見かけたもので買ってきました。よく結婚式に使われるお酒ですしね。


確かにやや甘口ですが、果汁の風味も鮮やかで爽やかな味わい、そしてやわらかな泡が舌触りをとても上品に仕上げてくれます。こういうのもいいもんです。


というわけで、また次回は黒糖に戻ります。




2007年2月24日 (土)

[黒糖焼酎]長雲

Mus5drot 普通に毎回新規のお酒を呑んでいれば3週間に1本新しいエントリが入るこの黒糖焼酎シリーズ、今回もそのペースで初仕入れのお酒を開けました。

今回は、黒糖のなかでも人気の高い、特に長期貯蔵酒なんかはプレミア付きにもなる銘柄、長雲です。

これは奄美本島の龍郷町の山田酒造という蔵、ということですから、「高倉」「浜千鳥乃詩」と同じ方面になりますが、家族経営の本当に小さいところで、出荷量も決して多くはないようです。名瀬の、私がいつも買い付けている酒屋でも「品切れ」表示となっている方が多いぐらいですから、品薄のうえに人気商品なんでしょう。

というわけで今回、少々お高くなってしまいましたがようやく入手したこの一本、例によって30度をロックでいただいております。
0fo90jks 氷が回りきらないうちの状態でも、これは実にまろやかな甘い香り、そしてその香りから想像する形そのままの味という感じがします。ストレートに近い状態で口に含んでも、全くと言っていいほどきつさを感じません。それでいて舌の上にしっかりした存在感を残し、喉越しは液体ながら重心があるような、でもその形がのどをさらりと伝っていくような、そういった印象です。嫌みがなくてしかし主張するところはしっかり主張する。辛口というほどではないが程良く呑む人を刺激する味わい、これははまりそうです。

肉類、魚類、どちらにもケンカをすることなくすっと寄り添うような、立ち位置をわきまえたお酒というのでしょうか。こんな黒糖もあったのか、と少々感動しました。

ただ、ちょっと氷が回って全体が薄まってくると、勢いがぐっと後退してしまい、少々「弱い酒」となるような気がします。水割りとかよりロックに向く焼酎ではないでしょうか。美味しいのには間違いありません。



2007年2月 4日 (日)

[黒糖焼酎]瀬戸の灘

Sicjpjlm しばらく「有泉」の与論島流20度に慣れてしまっていたのですが、1本ようやく空けてしまったので、また元の30度路線に戻ります。それだけでなかなか強い感じがしてしまうのですが、次に開けたのがまたちょっと強いやつで。

今回は、奄美大島の「天海の蔵」と言う小さな蔵元で作っている「瀬戸の灘」というお酒。これはいわゆる常圧蒸留、発育過程の米麹を二次仕込みに用いるという、伝統的な製法を守っている銘柄ですね。

開けてみますと、まずは香りは割に直線的に上がってきますが、単に黒糖の甘さというよりも幾分クセのある香りです。そして、氷が回らないうちに一口含むと、これはなかなかに複雑な味わいといいますか、若干ならざる雑味、渋み、濃いめのコク、黒糖焼酎数々あれど、かなり特殊な部類にはいるのではないでしょうか。

さらにロックの氷が回り始めると、かなり重めの辛口の味が勝ってきます。後味も結構残るタイプ。


かなり独特な味ですので、口当たりの良い焼酎に慣れている向きにはちょっと抵抗があるかも知れません。しかし昔の芋なんてとても今の焼酎ファンには呑めないものでしたし、その微かな残滓が感じられるだけでも、いわゆる「酒好き」には好ましいのではないでしょうか。

「瀬戸の灘」、ちょっと呑む人を選びますが、いいお酒ですよ。




2007年1月17日 (水)

[黒糖焼酎]まんこい(古酒)

Lr3pyeg9 昨日は寝落ちしてしまいましたが、名瀬で最も古い蔵、弥生酒造の「まんこい」古酒を開けました。

「まんこい」とは「千客万来」という意味だそうです(万来い、ですかね。関東方面の方も大きな声で言って大丈夫ですよ)。これは樽貯蔵で、若干琥珀色がかかった黒糖焼酎で、30度。基本的に5合瓶での販売のようです(少量生産だからでしょうね)。

普通の30度は以前に試したことがあり、サラリとした口当たりながら奥深い香味が感じられるいいお酒、と思っていましたが、古酒はそれより更に口当たりがマイルド。雑味が極めて少なく、とろみも薄目ですね。非常に滑らかに喉まで通っていきます。これは美味しい。ストレートでも抵抗なく飲めるほどですが、30度ですから。
Y25lpw8l さて、この「まんこい」ですが、呑んでましたのは以前のエントリにも出てきた蒲生4丁目の「くまさん」であります。新春伊勢海老鍋パーティーにちょっと持ち込ませてもらいました。

←の伊勢海老ですが、紀伊勝浦からやってきたやつで、当然まだ動いていました。実は勝浦の伊勢海老漁は、資源保護のため年末いっぱいしかできないらしいのですが、採った海老にエサを食べさせて生かしておいてくれたそうです。

そのエサが、なんと、ムール貝。

Ncgyzcva えらいええもん食うとるわけですな。

で、これをドバッとさばいて(下の写真はこれで5人前。1人1匹だ。お腹にまだムール貝の残骸が残っているやつもいた)、味噌のだしでさくっといただく、だんだん甘みのある濃い味になってきます。で、締めの雑炊がこれまた格別と。

これはもう、当分伊勢海老は要りません(当たり前やが)。

てなわけで、アテがいいと、お酒も美味しいわけですね。