[タイ]バンコクを洪水から守るのだ
10日ほど前にもエントリ してみましたが、その後アユタヤ周辺の工業団地が次々と水没し、まだ被害が具体的にどうなっているかも調べられない状態。水が引いても工業団地の電源、生産機能が回復するまでには相当の時間を要すると思われます。タイが特に日本の投資を呼び込むために開発したエリアですが、もともと周辺地域は浸水の危険が常にあるということではありまして、さて、このあと、災害のある程度は保険とかで補えるのでしょうが、地域への信頼ということではどうなってしまうのでしょうか。
首都バンコクは600万都市。その心臓部を洪水から守ることにとにかく最善の努力を尽くす、というのが現在の政府のミッションであるようです。どうも報道関係で使われている映像はアユタヤ周辺ばかり、という状況が続いていて、バンコクは今どないやねん、という疑問になかなか答えてもらえていないんですけど、逆にそういう状況であるうちは、中心部には極端な危害が及んでいない、ということなんでしょうけどね。
しかし、バンコクはちょっとスコールが降ると場所によっては自分の車では通りたくないというぐらい一気に水に浸かりますし、上流の洪水が降りてきて、さらに大潮で海面が上がって川の水が逆流し行き場を失うということになると、低地である市内は一気に水浸し、という可能性が十分にあります。
空港はさすがに浸水しないように手を尽くしているでしょうが、それ以外は一応95年の水害の経験を生かした対策を採っているというものの、流量的にはその時を大きく上回っていると思われます。ある程度周辺部を犠牲にして中心部を守っている感がある状況ですが、自然災害とはいえ、これだけやって市内が麻痺するようになると、政治的な問題に跳ね返ってくるという恐れもありますね。まあボートでぼちぼちマイペンライ、という時代は今の首都ではかなり過去の話という趣になっているものと思われますし、来週の前半にかけて、状況はまだ予断を許しませんね。
などと言いつつ、その来週前半に「ベタな平日」はバンコク経由なんですけど。。。 さすがに市内で何かやる、という予定は回避しましたが。

この記事興味ありまして、勝手に 河川ニュース に転載させていただきましたが、ご迷惑でしたら削除しますので、コメントください。
http://blogs.yahoo.co.jp/toku_hillvalley/6724313.html
投稿: 河川コンサルタント 谷岡 | 2011年10月16日 (日) 06:08