(こちら の続きです)
さて、前回は洞窟に入り込んで唯一ちゃんとした鍾乳洞エリアを歩いていた、というところまでお送りいたしましたが、そこにいるのは大体10分か15分ぐらい。一通りコースを回ると、一方通行で若干上流に当たるところまでボートが回ってきています。
だいたいこういう所に上がるにもスタート地点からのボートからの乗り降りとか、足元は結構濡れるのでありますが、ここでボートに乗り込むには、川に入ってその先に止まっている所まで行かないといけません。
ここから先の状況から見ても、タム・コンローを訪れる人のためのスタイルとしては、ひざ上程度のショートパンツ推奨、サンダル(ビーチサンダルではなく、アウトドア用スポーツサンダルが良いでしょう)、それに結構ひんやりして、上から水滴が落ちてくることも多いですから、時期によって気になる方は上に何か対応できるものがあった方が良いかも。ただしボート上ではライフジャケットを着ていますので、そんなに寒くは感じないものと思います。問題は、水深はせいぜい30cmほどの所ですが、こういう川の中とかを歩いていてうっかり転ぶとやばいということで。慌てず騒がず、とにかく注意していただきたいですね。
ボートはその後しばらく暗闇の中を進んでいきます。雨期の直前ということで水量が余り多くないということがあるのでしょう。途中浅瀬に引っかかること2度3度、その時には客は降りて川を歩き、舟は押して進む、という格好になります。そんなこんなで約30分、すぐ向こうにようやく出口の明かりが見えかけてきた頃に、右写真のような小さな急流がありまして、ここもさすがに乗ったままでは通過できずと。そしてまた乗り直してようやく、洞窟トンネルの出口です。
しばらくぶりの外界は光がまぶしく感じられたりしまして、静かな川の流れを、のんびり泳ぐ水鳥の親子や、ゆったり水浴び中で顔と角だけがのぞいている水牛なんかを眺めて5分ほど進むと、ボートの終点、Ban Natanに到着(船着場は村の入口であって、実際の集落はさらに2kmほど奥の方にあるようです。観光客目当てに村でホームステイなんかもやっているようですので、本格的にラオスの田舎を楽しみたい方にはそれもよろしいかと)となります。ここからもとの場所へ引き返すわけですが、その前に川岸でしばし休憩です。
着いたところはまさに田舎の極致のような、特に何もない山あいの村、という雰囲気。日差しも少し傾き始めましたがやっぱり暑いなか、客の喉を潤すビアラオや何やらを売る売店が2箇所、微妙に離れた位置で営業しています。手前側の店の方がおっちゃんの愛想が良く商売上手っぽいんですが、時間帯のせいもあってか、クーラーボックスで水に浸かっているビールを含め飲み物はほぼ常温。もう一方の店の方が(流行っていないせいか)まだ氷が残っていたらしい。ともかく田舎価格か観光地価格か、値段はおおよそ2割高程度。ビアラオをグラスで、と思う方もいらっしゃるでしょうが、なかなか見事な汚れっぷりをなさってますので、多分瓶ビールもラッパ飲みが適切ではないかと。
さて、上の売店の写真、屋根の所をよーく見てみますと、何か黒いのが見当たりませんか?
屋根の上に←こんな感じでちっこいネコが1匹寝そべっておりまして、我々のボートの後にも何組かやって来て結構賑やかな状況になっていたのですが、肉球をもそもそして遊んでいたらいつの間にか寝ちゃってました。下から風も抜けて、結構気持ちいいのかも知れませんね。でも、あんまり目方が重くなってしまうと、この弱そうな屋根は突き抜けてしまいそうです。
なんだかんだで小一時間の休憩の後、ボートはスタート地点へ向け引き返していきます。帰りは川を下る方向ですし、浅瀬でもストップしにくくなります。また鍾乳洞での停止もありませんから、ほぼ帰るだけ。約40分で船着場に戻ってきます。戻ってきたのはもう5時頃でしたが、まだこれから洞窟を遡上していくボートが次々と出ていました。この辺で宿泊する人達は、日没頃までかけて往復しているんですね。
というわけで、光と岩の加減が何とも美しいスタート地点です。夕方なんですがなかなか暑い。
ソンテウが待っててくれていますが同乗するはずの人達がどうやら川でまだ遊んでいる様子。乗船受付をしている横には軽食ぐらいならとれる売店があり、そこでビアラオ(ここのはちゃんと冷えている)呑みつつひと休みです。
結局ソンテウがNahinまで戻ってきたときにはほぼ日も暮れかけていました。この村にはレストランと呼んでいい店も若干はありまして、バス停から少し東側にある←こちらでいただいた豚肉のグリルは美味しかったですよ。一応英語も通じますし、タムマークフンも味の調節はしてくれます。
翌朝、出発時刻がよくわからなかったので、バス停裏のマーケットで揚げパンと甘ーいコーヒーをいただきつつ待っていますと、Lak20から←こういうヒュンダイバスが到着、ちょうど7時半に出発しました(恐らく朝のうちにビエンチャン直行便がもう1本ぐらいはあると思いますが)。これで一気にビエンチャン、と思ったら、タムコンローに向かう分岐の所で急にUターン。何じゃと思ったらNahinに引き返し、乗る予定だったと思われる客を積んで再び発車。まあこういうことはよくあるものです。特に長距離便では。
途中、やはり売店休憩とか、売り子(といってもおばちゃんですが)が乗り込んでくるエリアとかがあったりするわけですが、とりあえず、Pakkading付近でストップしたお店で買った砂ずり焼(5、6個竹の棒で挟んで焼いてある)は、焼き加減も良く、カオニャオにピッタリで安くて美味しかった、ということだけ付け加えておいてと。ビエンチャンのバスターミナルには1時過ぎに到着。すると上右の写真のソンテウが市内への客を拾いに寄ってきます。運賃は10000Kip。びっしり満員で運ばれることになりますが、便利はいいです。
(この項おわり)
最近のコメント