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2011年1月10日 (月)

キダ・タローのほんまにすべて

Cdcover_kida02_2このディスク、少し前に発売されていたのは知っていたのですが、果たして買おうかどうしようかと少々悩んでいた3枚組であります。



関西地区の方なら当然ご存じの「浪花のモーツァルト」、キダ・タロー氏の生誕80年を記念して発売されたこのディスク、特に昭和を過ごした方には余りに懐かしい、「かに道楽」その他のCMソングや番組主題歌群(名曲「日本海みそ」のおかげで、富山にいたときは日本海みそ指名買いでしたし)、そして立川談志も名曲と絶賛しているらしい「ふるさとのはなしをしよう」を初めとする一般の作品群と、数千曲と言われる氏の作品数からすればごく一部なのではありますが、それでもこれだけの数の音がよく出てきてくれたものだと思うディスクなのであります。



Cdcover_kida01_2 しかし、コアなファンの方なら当然ご承知でしょうが、これには1992年に発売された旧盤というのがありまして、当時「浪花のモーツァルト」の通称が「ナイトスクープ」発で有名になってきた頃、それでもこんなディスクがホンマに企画されるんか?というディスクが出ていたのでありました。これは洋画サントラの日本盤を中心に手がけていた今はなきサウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズという会社からSLCS-5002~03という番号で発売されていた2枚組で、会社自体が1997年に解散消滅してしまったために当然廃盤(中古では定価より高い価格がつくらしい)なのですが、新盤は内容的にはそれにかなり重なるもの(まあ音源はそれなりに限定されますから)。ですので、私も旧盤をかつて所有していましたが、それが事情で紛失したままになっていなかったら、買い直したかどうかはちょっと微妙なところでありました。



とは言え、旧盤とは内容に入れ替え(主に社歌、校歌、市歌など、再録するのはあまり適当ではないと思われるものを外し、新たにいくつかを加えている)、追加(NHKの主題歌関係は今回新しく入ったもの、その他若干の新発見)、そして旧盤以降に製作された作品が収録されています。具体的には、旧盤からDisc1の28~42と43、Disc2の44(最後の2トラックはキダ氏の一言)がカットされ、新盤にはDisc1の13,20,22,25,26,28,29,32,35,36,38~43(14は今回初収録の別ヴァージョン)、Disc2の29~31と39、Disc3の2,4,6,7,13~19(19は「キダ・タロー・シンフォニー」というメドレー作品のライヴ)が新規に収められています。



特にCM関連では、「アサヒペン」(今でも使われているメロディー)の音源が新たに発見されたとか、今はなき「小山ゆうえんち」(桜金造ですね)もキダ・タロー作曲だったとは知らなかった(関西地区では聴けませんでしたしね)、とか、有馬兵衛向陽閣って本当は3番まであった?とか、結構小ネタ的に捨てがたい曲や情報が入っていますし、また今回新たに収められたものの中には、幻の2008年大阪五輪招致関連ソングなんていうこっ恥ずかしいものも入っており、資料的にも面白いですね。最後の方には先代おけいはんも出てきますし。基本的にビッグバンド系ジャズ出身の人ですので、特に主題歌関連ではちゃんとしたバンドでしっかり演奏されている曲が多いです。



ともかく、旧盤を所有されている方が無理に買う必要があるのか、というとそういう気はしませんけど(でも多分重ねて購入している人は結構いると思う)、この名前と作品に多少なりとも関心のある方には、市場に出回っている間に是非購入するだけの値打ちが... あるかな?




(参照ディスク)(上のみ)
「浪花のモーツァルト キダ・タローのほんまにすべて」
(収録作品、演奏者は省略)

Rice Music: PKCP-2064~6 (1963~2009年録音)





http://blog.livedoor.jp/nktk46/archives/51811588.html

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コメント

はじめまして、BYRDと申します。

幣ブログへのトラックバックありがとうございました。

自分は旧盤を持ってませんでしたので、今回の3枚組『浪花のモーツァルト キダ・タローのほんまにすべて』の発売は本当にうれしかったです。

こちらからもトラックバックさせていただきましたので、よろしくお願い致します。

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