[NFLモード]トップシードの意地
さて、1月も後半に入って、いよいよシード組が登場するDivisional Playoffsを迎えました。最初はARI@NO。先週大Shootoutをとんでもない形で制したARIがその勢いを持って戦えるか、第1シードながら実はここ1ヶ月勝っていないNOが、1週休みでリフレッシュされているかどうか。とりあえず主力選手は普通の状態で出てきているようです。
さてその試合、コイントスを取ったARIがいきなりのビッグプレイ。Hightowerが右のタックル際を抜けて左に切れ込むとそのまま独走して70yds。先週のBALを見るような速攻でまず先制します。
しかし相手はレギュラーシーズン最強オフェンスを誇ったNO。先週もあっさり前進されていた感のあるARIのディフェンスはこの試合のスタートも不安を感じさせます。OLがきちんとコントロールできている状態で、BreesはShockeyらに短いパスを確実に決め、Bush、Thomasのランもしっかり出て、なんだかいつものSaintsという雰囲気で気がつけばゴール前。最後はHamiltonが飛び込んで同点とします。
続くシリーズでの最初のプレイ。Warnerから中央のUrbanにきれいなパスが通りますがRACでR.GayにボールをはたかれてTurnover。このチャンスでもNOは相変わらずのプロテクションの良さでColston、Shockeyへのパスがきっちりコントロールされ逆転。わずか2playsで状況がすっかり変わりそうなARIの流れ。と言ってもまだまだ動きはありそうなんですが。TD前のプレイでShockeyが右ヒザを傷めたっぽいのも気になるところです。ともかくモメンタムは入れ替わり、NOのパスラッシュにも気合いが入ってきます。3&Outにすると、続くBushのセカンドエフォートが止まらず21-7。完全にNOペースになって2Qへ。
流れを取り戻しかけたのはWarnerの丁寧なパス。INTを微妙なペナルティで帳消しにしてもらったりもありましたが、WellsのTDにまでつなげます。しかしNOのプロテクションは盤石で、Colstonへの完璧なプレイアクションのあと、ThomasをFlea flicker(最近またこのプレイパターンがしばしば見られますね)に使ってHendersonへのパス。モメンタムを渡しません。
続くARIのシリーズ、Warnerが右へ不用意に投げてしまったパスがブロックされてW.Smithにインターセプト。この試合2つ目のTurnover。リターンを止めに行ったWarnerがかなりのハードヒットを受けます。どうやらそれほどひどくないようには見えましたが次のシリーズではQBはLeinartに交代。徐々に明暗がはっきりし出したかこのゲーム、NOはプレイも多彩になり、BellのラッシュはHoldingで取り消されますが、Brees-Colstonへの2本であっさり35-14。前半最後はRackersの51ydsのFGが届かず、21点差で前半を終えます。一応はTOの差、と言うことなんですが、それ以上に地力の差を感じさせる展開です。
後半に入ってWarner復帰。しかし流れは変わらず、3QにはBushのパントリターンもあって大差が付いたままの終了となりました。NOの意地のようなものと、ARIのディフェンスの弱さ(プレイオフ2試合で45点ずつ取られてしまいましたからね。2つとも勝つのはやはり無理でしょう)が点差にはっきり表れてしまった結果でしょう。これでNOはホームでChampionshipの対戦相手を待つことになりました。
一方のBAL@IND。先週はFlaccoがほとんど投げることなくNEに先に自滅してもらったBALでしたが、さすがにトップシード、しかもRavens創設以来勝っていないINDに同じパターンはないだろうと思いつつ、このところシード順が上でもなかなかプレイオフに勝ち切れていないINDですので、BALのディフェンス次第でどう転がるかわからないところはあります。
試合はまずStoverの44ydsでIND先制。そしてFlaccoも自陣深くからの攻撃できわどいパスを連続して通してレッドゾーンへ。長いドライヴでしたが攻めきれずにFGに終わります。
アッという間に2Q。ポジション的にはINDやや押し気味ですが両チームとも好調なディフェンスがなかなか深いところまでオフェンスを入れさせません。INDもプロテクションは良いのですがカバーがきつい様子。しかし残り5分での4th & 4を取って、この試合始めてのレッドゾーンに入り、最後は残り2分でCollieへ。アウトサイドにきれいに浮かせてTDを奪います。BALの続く攻撃を3 & Outで止めたINDはさらに立て続けに短いパスを使ってボールを進め、そこで意表をつくBrownのラッシュ。続くWayneへのパスがInterferenceになりあっさりレッドゾーンへ。2nd downで再びCollieへのTD狙いのパスにL.Lewisがペナルティでゴール前。残り7秒でWayneに。きわどいところでしたがTD。まさにこれが2 min.の使い方、というプレイでBALには痛すぎる17-3の前半になってしまいました。Manningは前半だけで180yds近く投げる好調な出来。BALはディフェンスが持ちこたえられずに点差を広げられ、流れを取り戻すことができないままです。
2Qに入ってすっかり止まってしまったBALのオフェンスは3Q最初のシリーズも敵陣にやっと入るまで。NEに対してあれだけ走れていたのが嘘のようですが、ラインのPenetrationがなかなかできず、R.Riceが距離を稼げない状態が続き、ここが、という3rd downを連続して逃します。そして3Q残り6分での4th & 3。Flaccoのパスがアウトサイドにそれてしまいます。2Qと対照的なパターンで点差を縮められず、さらに続くシリーズの最初のプレイでE.Reedがせっかく初めてのINTを決めていながらリターンでIntended receiverであったGarcon(ハイチ出身だそう)に背後からボールを弾かれてファンブルというもったいなさ。そのシリーズの続き、ミドルパターンのパスを再びReedがINT、と思ったらIvyがInterferenceを取られて2度目のぬか喜びになってしまいます。結局4Qに入ったシリーズはManningがヒットされる前にスライディングするなど安全策を採ってStoverのFGへ。20-3と3-score gameに持ち込みます。
引き続きFlaccoは時間のない中でパス中心のプレイを続けますがターゲットがRice以外になかなか見つからない状況。そのRiceが久々に良いラッシュを見せたと思ったら敵陣でのタックルに粘りきれずにファンブル。ここからもう1、2歩というシチュエイションでことごとくINDのディフェンスと自らのミスで押さえられていきます。残り5分を切った敵陣でのプレイも、Flaccoのパスが若干UnderthrownとなってBetheaにINTを決められてしまいます。実質的に、試合はこの時点で終わったと言えるでしょう。
結局、Underdogにミスが多くてはいい勝負にもできない、ということですね。Flaccoも一応先週の4倍ほどのパスYdsでしたが、こういうところでは経験の差が大きかったでしょうか。INDは点差以上の完勝でChampionship進出です。
こうして、第1シードがともに勝ち残ったDiv. Playoffs初日でしたが、明日はUpsetがあるでしょうか。
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