[M-1]本命不在とは強い奴がいないということか?
アッという間に今年も終わりかけ、というと巡ってくるのがM-1決勝。一応準決勝の結果ぐらいまではなんとかチェックしていたものの、年末年始のバタバタに今日やっていたのも忘れそうになっていたのが正直な話。というわけで、「サザエさん」が終了してから急いで切り替えておりました。。
戦前から本命不在か?と囁かれていた気がする決勝は、トップバッター、ダイアンのネタの途中から見ていて、「え、この中身で619点か?」という率直な感想。絶対評価点ではなく、これが基準に相対的にどれだけ上が出るかというのがポイントになってきますのでね。
で、2組目が笑い飯。闘牛士ネタから展開すると思ったらいきなりぶち切って両ボケの典型的笑い飯パターンに。えーっと、これって何よ。どうせなら4分間一貫したネタが欲しかったなあ、とは思いつつ、一応基礎点的実力はあるので。平均90点越えなので今までなら確実にファイナル残りになるんだが。
敗者復活はなんとオードリー。そういえばネタをちゃんと見たことないぞ。しかし前回のサンドウィッチマンを含め、過去、敗者復活から決勝を大いにかき回した例は数多く、出てきて何をやってくれるか一応期待と。
3組目がモンスターエンジン。全般にネタの広がりが小さく、どうも内にこもったような印象。初出場の壁かなあ。
4組目がナイツ。典型的な「小屋的漫才」で、限定的スペースで聞いててついていける人が集まっていれば結構私も好きなパターンをやってくれるコンビなんですが、それをM-1に持っていくと時として非常に厳しいことがある、というのが過去にもよく見られたのですが、意外に点数は高めで笑い飯より上。まあ確かに玄人が好きなネタではあるんですよね。
5組目が栃木系という、関西人からすれば極めてどうでもいいネタを思いっきり力を入れてやらかしていたU字工事。相当に荒削りであって、これだけのメンバーでトップにまで行けるか?というとちょっと厳しいのは厳しいですが、でも「埼玉住むって夢みてなこと言ってるんでねえぞ」というフレーズに不覚にも笑ってしまったりしまして。個人的には嫌いではないです。もうちょっと点数が出ても良かったような気が。
これにてダイアン敗退。やはりポイント的にはかなり厳しい争いですね(ネタとしてどうか、ということではなく)。
6組目がザ・パンチ。まだM-1出場資格あったんですね、というのが正直な印象なんですが、こういう場で、つかみで流れを止めるのって相当勇気がいると思うんですが、そこをサクッと抜けて、ザ・パンチの典型ネタを続けていくのですが、何だか微妙に噛み合いがよくなかったような。ボケの緊張感がモロに伝わってしまったのが非常に残念。点数は予想外に低かったですが、ファイナルに残る中身ではなかったと言えるでしょう。
続いてはこちらも決勝初登場のNON STYLE。正直言ってネタをフルで見るのは初めてだったような。全般にネタが小さいなあ。ボケもいちいち細かくて面白いのは面白いんだけど、個人的には余り好きではないんですけどね。何というか、1発KOの取れるハードパンチャーというより、コツコツ当ててポイントを稼いで判定狙い、みたいな。審査員の好感度は全般に高くファイナル決定一番乗りだったのですが、「好感度」だけではチャンピオンはどうかなあ。
でもこうして7組目まで見ていると、この中で結構いい線行っているように感じられる、ということは今回は全体のレヴェルが実は高くないのか?と、ここに至って思い始めた次第。
さて8組目は、一応M-1における「格」ということでは本命となるはずのキングコング。出だしからなんだか緊張感が画面を通じて出てきている様子。ちょっとネタが空回り気味、展開も少々無理からな感じが。このスコアもしゃーないかな、というところ。中田カウスの発言がまさに正鵠を射ていると膝を叩きました。これで昨年ファイナル組も消え、ナイツがファイナル決定。のこり1組が笑い飯かオードリーか、って、うーむ今から微妙な。
というわけで、敗者復活から熱い状態で出てきたオードリー。やっぱりこの漫才フルで見た憶えがないぞ。空気は持ってきているのでかなりポイント高いところからスタートしてるんですが、春日のボケツッコミで引っ張って何とか頑張り切れたかどうか、というところ。面白くないことはないんだけど...しかし今回のここまでの内容からすればトップ3には入れそうな雰囲気でありつつ、結果は、「中田カウス点数つけ過ぎやで」という全体のトップ(個人的には紳助ぐらいの点数だと思うんだけど)。逆に言うと、「笑い飯をこのネタで残すのはどうも」という意識が働いたんだろうか。
というわけで、オードリー、NON STYLE、ナイツでファイナル。やっぱりなんだか微妙な感じが。オードリーが2本揃えるより、NON STYLEが最後にもう一化けするほうが結果的には面白そうなんですが、というか、このまま全体に小粒な結果では終わって欲しくないという気が。
最終決戦の順序はナイツ、NON STYLE、オードリーの順。最初にナイツが出てきましたが、当然ながらナイツの世界で勝負して、そこから出て行くわけではなく、というところか。個人的には1本目よりはいいと思いましたが、でもこれをM-1の場で1位にするのはどうかなあ、というところ。
続いてNON STYLE。2本目は1本目よりもツカミからかなり高い位置でスタートしていて、1つ1つのボケ、ツッコミもかなりくっきりと表情が出ていて、ストラップネタをきれいに挟むところも(M-1決勝では時々見られることですが)心憎い。これは1本目よりもかなり加点要素が高く、オードリーには相当のプレッシャーになったはず。
そしてオードリー。基本的には1本目(敗者復活からすれば2本目)とスタイル同様ですが、若干ニコニコ動画風。しかしこのパターン、少々変えても結局春日のキャラに多くを負っているわけで、それを30分ほどの間に連続で見るというのも(確かにあんまりできることではありませんが)、ちょっと辛い気がしました。1本目からの加点、という点では、やっぱりNON STYLEかなと、個人的予想。
採点結果は、カウス、大竹がオードリーと連続できましたが、残りの大竹、巨人、渡辺、上沼、松本、紳助が揃ってNON STYLE。
というわけで、第8代M-1王者は多分伏兵のNON STYLEとなりました(一応私の見方で正解だったわけだ)。
最終決戦だけ見れば、紳助の言うとおり圧勝であったと思います。確かに関西系テレビでは、あまり存在感のないトークが、という意識しかなかったのですが、このコンビのネタのおかげで、今回のM-1全体が何とか締まったな、という気がします。
とりあえず、これでこのイベント、何とか次回も続くかな、と。
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