[事故米自殺]そもそも公表する必要があったのか
人災ですね、これは。ただ役所だけのせいにするのはどうかと思います。
「事故米」流通先社長が自殺…奈良(YOMIURI ONLINE)
(記事引用)
政府が「三笠フーズ」からの事故米の流通先として公表した奈良県広陵町にある米穀販売会社の男性社長(54)が16日夜、自宅で首をつり、死亡していたことがわかった。
県警の捜査関係者によると、社長は16日午後11時50分ごろ、自宅寝室で首をつっているのを家族が見つけた。病院へ搬送されたが、17日未明に 死亡が確認された。社長は16日午後1時30分ごろにも、自宅で農薬を飲もうとして、においで倒れ、病院に運ばれていた。その後、家族と自宅に戻ったとい う。
県警に対し、社長の家族は「(社長は)一連の事故米のことで悩んでいた。最近、『死にたい』と漏らしていた」と話していることから、県警は自殺とみている。(以下略)
(引用終わり)
亡くなられた社長さんのご冥福をお祈りしつつ、
そもそも問題なのは事故米を流して不当な利益を手中にしていた会社であって、それをつかまされる格好になった業者(それが甘かったんや、という人もいるだろうけど)が殊更痛い目に遭う必要なんぞはないわけです。
しかも、事故米だ、基準の何倍だ、という話がありますが、ではそれを食べたらみんなぶっ倒れるのか、と言えば、問題の米を毎日2、30kg数ヶ月も食べ続ければ健康被害が出るのではないか、というレヴェルなのであって(本当はもっと数十段えげつないのがあった、ということならいくらでも謝ります)、現に多くの人の口に入っているがそれでどこかの国のように入院患者が続々とか、死者が出たとかいう話があるのかというとまったくない(その辺を、例えばこのニュースを嬉々として伝えていたかのように映る某ステーションなんかはちゃんと伝えていたか?)。
制度を悪用した連中と、それをきちんと始末できなかった役所の責任は問われるべきだが、いちいちどこの業者に回っていたか、もう既に終わってる話も多々あるものをわざわざ公表する必要があるのか?というと、とてもそうとは思えません。実際にこうした悲劇が生じたから言っているわけでもない。まず問題の米が流通していた事実があるとして、それが実際にいかほどの問題があるモノなのか、それをきちんと伝えられるようにするのが情報の上流にいる者がまず必死こいてやるべきことではないのでしょうか。
世の中何でもかんでも情報公開至上主義みたいになっていますが、情報を明らかにするのにそれによって得られるメリットと、生じる恐れのあるデメリットをなーんにも考えずにやってしまうとえらいことになる、と言うこれも当たり前なことの典型なのであって、今の農水省(自分たちに累が及ぶ恐れがあって慌ててること見苦しいばかり。元を辿れば政策なき農政がこんな米の流通を招いたわけだし)にそんな考量をする余裕などあろうはずがありません。
同時に、何でもかんでも情報公開、という発想にも一定の限界があることを多くの人が認識する必要があるようにも思うのです。特に今のマスコミと、受け手側の発想の具合を考えれば。逆行してる?そう思われてもしゃーないですね。
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/52140712.html
http://blog.livedoor.jp/famiglianera/archives/51266481.html

コメント