[内柴正人]力と勝ち運
昨日脱力感を覚える結果になった柔道男女。今日の女子52kg級は、19歳の中村がよく健闘したものの北朝鮮選手の突っ張るパワーの前に決勝には進めず、でもよく頑張って3決をものにしたと思います。やはりこういう若い選手が結果を出すのは、同じ銅でも重みが違うような気がするんですが。私の思いこみでしょうか。
さて、男子66kg級はトーナメントの組み合わせから、多くの強豪が内柴の反対側に並ぶ状況。金 周珍と本命ブラジルのデルリが緒戦で潰し合い、さらにデルリが3回戦で敗れるなど、やりたくなさそうな相手が次々と脱落していきました。一方内柴は、落ち着いた姿勢で危なげなく勝ちを拾い(準々決勝で先行を許したときも、このまま行ってしまうようには全然見えなかった)、準決勝ももう一人の優勝候補、アレンシビアに思った柔道をさせずに決勝へ。
決勝はフランスのダルベレ。これも「組める」相手で先手を取れそうな展開。開始1分ほどで、足を絡めてもつれるように倒れる状態から内柴が縦四方で押さえ込んだ所、その前に負傷していたのか(その前の倒れ込んだときに首も固めたような感じだったので、ひょっとするとDDTみたいに落ちていたのかも知れません)、ダルベレがタップして一本勝ち。
結構あっけない形で、五輪連覇が決まりました。
前回金メダルとは言え、今回はライバルの力も相当強いと予想され、また一時内柴自身の力もピークを過ぎたのでは?という状況もあっただけに、諸々のイヤな雰囲気を吹き飛ばすような快調な試合運び、そして必要な「運」も引き寄せての勝利は、まさに復活の喜びに満ちたものとなりました。
何だかんだ言って、やはり柔道で日の丸が真ん中に上がるのは感慨深いものがありますね。
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