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2008年1月

2008年1月31日 (木)

[フルキャスト]日本大陸化計画か?

「田中」さんが「田」さんになったりとか、「そらお前普通わかるやろ」とツッコミたくなる話が続いていたようです。でまあこうして、社保庁の無駄がまた一つ積み重なるわけですが。


年金記録転記で大量ミス、中国人アルバイトが誤記(YOMIURI ONLINE)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
社会保険庁のコンピューターに未入力の「旧台帳」と呼ばれる年金記録計1466万件の入力作業で、社保庁が昨年12月、人材派遣会社から派遣された中国人のアルバイト約60人を採用し、氏名を書き写す作業で大量のミスが発生していたことが30日、わかった。

 社保庁は、中国人アルバイトが担当した部分をすべてやり直したが、管理体制などが問われそうだ。(中略)

 中国人アルバイトらは、先月10日から約9日間作業を行ったが、日本人の姓と名を区別できなかったり、旧字体やひらがなを正確に読み取れず、大量のミスにつながったという。ミスに気付いた社保庁は派遣受け入れを打ち切ったが、すでに約25万件の転記が終わっており、すべてやり直した。(以下略)

(引用終わり)


フルキャストという会社も、いい加減極まりない(人の名前をズラーッとチェックしなければならない仕事に明らかに日本人の様々な名前に不慣れな人達を据えて何事もなく済むはずがないでしょう)ところですね。中国人に大量の日本人名を取り扱う仕事を回そうという時点でおかしいのでは、と思われるはずでしょうに。

どういう経緯で契約がなされたのかはわかりません(請負形態だったら、個別の労働者にチェンジを求めるのはいわゆる「偽装請負」になってしまいますから、あくまで業務の成果を随時チェックしていくことになります)が、当初の仕様を定める時点で何とかする必要があったのでしょう。結局は手戻りで時間ばかりかかり、ムダばかりが重ねられていくどうしようもないパターンですね。

それにしても、これで終わりか?と思ってしまうのはもう変なくせになってしまってますね。






[テラメント]これはちょいと吹っ飛んでます

こちらのエントリで取り上げた、あり得ない大量取得報告書の件、これをEDINETに載っけた会社は完全に無名、社長も顔出しナシのインタビューには出ていたみたいですが、その話の内容を初めて見てしまいました。その部分、引かせてもらいます。


<株大量保有>金融庁EDINET、制度の脆弱さあらわに(毎日jp)

(元記事はこちら)

(記事引用)
(略)法人登記簿によると、同社はIT(情報技術)システムの開発・製造などを目的に昨年11月設立され、資本金は1000円。社長は28日、登記上の本店で自宅も兼ねる川崎市の5階建て賃貸マンションで取材に応じた。

 社長は「ITを総合的にコーディネートするため、昨年11〜12月、リーマン・ブラザーズ証券に『6社の株式の51%を取得したい』と電話注文した」と説明。取得できていると思い込み、25日午後4時12分に、自宅のパソコンから報告書をEDINETに送信した。その後、6社の広報担当者に電話し、取得の事実を会社側が把握しているかどうかも尋ねたという。

 一方で「手元で動かせる現金は2000円か3000円。家賃も2カ月滞納している」と資金がないことは認めた。それでも「私が使えるお金がどこかにプールされていて、そのお金が流れてくる」などと今後、報告書通りに取得できる可能性を強調。(中略)

 リーマン証券広報部は「テラメントからも社長からも注文を受けていない。取引に必要な口座も開設していない」としている。


社長との主な一問一答は次の通り。

 −−資金は。

 貯金を含め2000円か3000円。人材派遣会社に登録し、日雇いのバイトをやっている。

 −−なぜ株を買えるのか。

 出所はオイルマネーだと思う。

 −−関係は。

 (直接関係がないため自分でも)分からない。

 −−知らない誰かが資金提供してくれる。

 そうそう。そういう構図。でなきゃ証券会社が注文受けても買わないですよ。

 −−金融庁は虚偽だと認定したが。

 虚偽なら(金融庁が)私の大量保有報告書を取り下げるべきだ。

 −−株取引経験は。

 20代後半に1度買っただけ。

 −−経歴は。

 金沢大学工学部卒。音響機器メーカーなど数社に2〜13年勤務した。今、従業員は一人もいない。(以下略)

(引用終わり)


はいはい。終了終了。


しかしまあ、こんな人の出したネタを掲載拒否も即刻削除もできないシステム、やっぱり考えなあきまへんで。




[米大統領予備選]ジュリアーニの大誤算

フロリダはミシガンと同様、民主党では予備選を勝手に前倒ししたペナルティで代議員が与えられず名目だけの戦いになってしまいました。したがって同時に行われた共和党の予備選の方に強い関心が向いて、さあここでそもそもは本命だったジュリアーニが登場、しかしなんだか雰囲気盛り上がってないなあ、と思ったら、えらい結果になったようです。


ジュリアーニ氏、撤退観測・フロリダ集中戦略で誤算(NIKKEI NET)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
米大統領選のフロリダ州共和党予備選で惨敗したジュリアーニ前ニューヨーク市長の撤退観測が強まってきた。米メディアが29日夜、30日にも撤退表明の可能性があると伝えた。フロリダの敗北は予備選日程の過密・前倒しの影響を読み誤ったことが背景。抜群の知名度を誇り、一時は本命視された有力候補がスーパーチューズデーを待たずに敗退するのは異例だ。(中略)

 ジュリアーニ氏は中絶を容認するなど共和党内では際だってリベラル色が強い。陣営はアイオワやサウスカロライナなど保守派が多い州を捨て、ニューヨークからの移住者が多いフロリダに資金を集中し逆転する戦略を描いた。

(引用終わり)


フロリダはご承知のようにマケインが首差ぐらいの勝利となり、ロムニーとの一騎打ちでも優位に立ったわけですが、ここまで特に動きを見せず、最初の大票田で一点集中、それでスーパーチューズデイへという戦略を採っていたジュリアーニが、既に民主党を横にらみしながら加速していた選挙戦のペースに乗り込めなかったという、まさに大誤算をしてしまったことになります。


これで共和党がマケインで徐々に収束することになると、民主党の混沌とした争いを尻目に、早いところから態勢を整備していくことになってきます。ヒラリー、オバマのどちらになっても、予備選で疲弊するようなことになると、情勢は「ありゃ?」という具合に転んでしまうかも知れませんね。


まあ、まだまだ戦いはこれからでしょうが。





[更新料]十分安いんとちゃうの?

敷引特約など、賃貸住宅を巡る訴訟は入居者側有利の判決が続いていた感がありましたが、これはちょっと話が違うぞ、というところでしょう。


「更新料は家賃の一部」借り主返還請求棄却…京都地裁(YOMIURI ONLINE)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
マンションの賃貸借契約で、家賃の2倍を超す「更新料」を毎年支払わせる条項は消費者契約法に違反するとして、京都市の男性(53)が、支払った50万円を返すよう、家主に求めた訴訟の判決が30日、京都地裁であった。池田光宏裁判長は「更新料は賃料を補充するものに当たり、無効とは言えない」として請求を棄却した。男性は控訴した。(中略)

 男性は2000年8月、同市内の賃貸マンションに入居する際、月4万5000円の賃料と、毎年10万円の更新料を支払う契約を家主と締結。05年8月までに5回、更新料を払った。

 裁判では、更新料について定めた契約条項が、消費者の利益を一方的に侵害する契約を禁じた消費者契約法10条に違反するかどうかが最大の争点となった。

 池田裁判長は判決で、更新料を前払い賃料の一部などと定義。その上で、「更新料は月々の賃料などに照らすと過大ではない。男性は事前に金額の説明を受けており、不測の損害や不利益をもたらすものではない」として契約条項は有効と判断した。

 同法10条を巡り、賃貸住宅の契約の正当性を争ったケースでは、退去時に家主が敷金から補修費用を差し引くことの是非が問われた「敷金返還訴訟」で、最高裁が05年12月、入居者が負担すべき損傷の程度を認識、合意した場合以外は認めないと、初めて判断。一定額を退去時に敷金から差し引くことを定めた「敷引特約」を巡る訴訟でも、特約を無効とする判断が相次いでいた。(以下略)

(引用終わり)


京都の下鴨あたりのワンルームで家賃4.5万というと、私が学生だった20年余り前のバブル直前時代と変わってへんやんか、とちょっと違う意味での感慨があったりしたのですが(だから余計に「この訴訟は無理筋やないか?」と思ったりするわけで)、


それはともかく、消費者契約法の第10条には、

民法、商法その他の法律の公の秩序に関しない規定の適用による場合に比し、消費者の権利を制限し、又は消費者の義務を加重する消費者契約の条項であって、民法第一条第二項に規定する基本原則に反して消費者の利益を一方的に害するものは、無効とする。

とありまして、信義則に反して消費者を一方的に害するものであるかを検討することになるのですが、敷引特約が、敷金の性質からみて、各入居者の居室の使用実態を無視して一律に敷金を没収していくというのが(それも相当の金額を)問題であるとされるのもやむを得ないと思ったのですが、更新料については更新期間中の契約保全の対価という部分と、その期間の家賃の一部を前払いしているという説明も裁判所の認定の通り十分成り立つし、その点を5年前から契約を継続している中で趣旨について説明を受けている、金額も月割りにして1万円足らずであって、それを加えても賃料として高額であるとは言えないといった認定が働いたものでしょう。


判決文が公表されればまたよく見てみたいと思いますが、支払うべき金員の性質や、契約者の状況から考えても、非常に妥当な判決に思えますが。


今や消費者何でも有利とでも言えそうな傾向が出ているこの種の訴訟ですが、消費者契約法の団体訴訟が本格的に出だすと、ネタとしてこのタイプのものも目立ってくるようになるのでしょうか。あまり感心しないなあ、というのが率直なところですけども。





2008年1月30日 (水)

[中国製ギョーザ]全て避けるのは不可能だ(追記あり)

何だか定期的に出てくる気がする中国製食品関係の事件。最初はJTフーズから出ていたものだったのですが、同じ輸出元からはいろいろと出荷されていたようで、随分ややこしいことになってきています。


中国製ギョーザで意識不明も=千葉や兵庫、女児ら10人中毒(時事通信)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
Feetabmu 千葉県や兵庫県の3家族計10人が、スーパーで購入した中国製冷凍ギョーザを食べた後、腹痛や吐き気、下痢などの中毒症状を訴え、9人が入院、うち女児1人が一時意識不明になっていたことが30日、分かった。パッケージ内側からは、殺虫剤として農薬にも使われる有機リン系薬物「メタミドホス」が検出された。致死量は体重50キロの人で約1.5グラム。千葉、兵庫両県警は薬物混入量や流通経路などを調べている。(中略)

 問題のギョーザは、中国河北省の「天洋食品」が製造したもので、輸入者は東京都品川区の「ジェイティフーズ」。千葉では「手作り餃子」(40個入り)、兵庫では「手包みひとくち餃子」(20個入り)という商品名で販売されていた。(中略)

 千葉県警などによると、メタミドホスは商品のパッケージの内側から検出された。袋には針の穴などは確認されておらず、当初から農薬成分が混入していた可能性が高いとみられる。


(引用終わり)


メタミドホスというのは、日本では使用禁止になっている殺虫剤の一種で、コリンエステラーゼ阻害効果により、神経系の障害を起こす薬物です。食品に混ざる形で摂取しても、吸入しても、皮膚に付着しても危険性があるようです。


食品の加工工程で入り込むとすれば誰かが故意に混入させるケースしか考えられませんが、そうでないとすると、加工前の野菜に残留していたか、あるいは野菜の出荷前にふりかけでもしたか、ともかく不適切な用法でなければ末端の加工食品を食べた人にこうした被害が起こることはないでしょう。


中国も五輪その他を控えて、国際的な舞台を国内で開くに当たり、自国の食品素材、それに加工食品の安全が保てないようでは面子丸つぶれですから、最近はかなり安全性の強化に向けて事業者を絞っているはずですが、地方を含め食品加工を行っている事業者は数限りないほどあり、輸出用の商品を作っている企業でも真っ当なチェックができている範囲は限定されているのでしょう。中国製品の安全性が騒がれているのは日本だけでなく世界各地でのことですから。


我々にとっては、果たしてどれがどういう状態のものかをチェックするのは極めて困難ですから、とにかく中国製と見ればスクリーニングする、ぐらいしか対応のしようがないわけですが、今回のケースでも業務用食品に利用されているケースがかなりあったはずで、そこまでくるとお手上げです。出来合い品とか外食とかは利用するな、という話になってしまっても、大概の人にとっては実行不可能でしょうし。


(1/31夜追記)
早くも400人余りの人が「被害の疑い」を訴えているようです。まあ中には「勘違い」や「取りあえず言うてみよか」というパターンも相当数いるのでしょうが。


なお、本件は珍しく人民日報WEBでも簡単ではありながら事実を伝えているようです。全くどこにも知らせない、というのでは国際的信用を失ったままになるというところはあるようです。まあ中には、「日本人はあまりに虚弱体質だ」(引用元)なんて書き込みが入ったサイトもあるようですが。中国本土でもこの種の食品で亡くなった方が結構いたと思うんですけど。


(2/1追記)
これだけ大量の製品が出回っていてごく一部に異臭、発症が現れている点からみて、残留農薬というより、製造過程で何か問題が生じた可能性が高いのではないでしょうか。

そうだとすると、「物」を特定して原因を除去するよりも、当局にとっては面倒なはずで、ちょっと時間のかかる話になるかも知れません。


(2/1深夜追記)
兵庫県のケースでは袋の端っこに針で突いたような小さな穴が開いていたとか、他のサンプルでは穴が確認できていないとか、製造現場には誰も踏み込めないから状況証拠ばっかりでマスコミも苦労しとるのおとか、何だかんだ言うて「ようわからん」というに尽きるんだから長々としたV作っても原因を憶測してもしゃーないと思うんですけど。

ニュースも流さないわけにはいかない、ということですか。でも実際の原因は報道の流れとはずれているように思えてならないのですが。






http://blog.goo.ne.jp/stardustkid0627/e/1f014eecf39b3b6427db44a287b3ee88
http://blog.goo.ne.jp/tamago-oji/e/87758ad6d3c3aada13ce1d1487efac0a
http://genyosya.blog16.fc2.com/blog-entry-481.html
http://www.actiblog.com/truthtalk/52423
http://gqgweb.exblog.jp/6737010
http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-1341.html
http://starprince.jugem.cc/?eid=1768
http://blog.livedoor.jp/luckymentai/archives/51251334.html

[ハンドボール]ファンの残る試合

ハンドボールは日本男子の底力が問われる重要な試合。昨日の女子が明らかに力負けだっただけに、この試合で情けない姿を見せてしまっては、世界最終予選があると言っても「その程度かよ」で終わってしまうところです。宮崎大輔あたりが露出を強めてちょっといい雰囲気になっているだけに、ここは何とか、良いところを見せて欲しい試合。


前半、ほんのわずかながらリードを奪う時間もあったものの、やはり実力的には一枚上の韓国が日本の細かいミスや、ちょっと甘いプレイを逃さずじわじわとリードを奪っていきます。ここというところでの緩いパスや突っ込みの弱さは徹底的に突かれるというのが難しいところであるようです。それでも守りあいで「ロースコア」の展開に持ち込んでいたのは日本の望むところであったように思います。


しかし最も効いたと思われるのが前半残り5分辺りからの攻防。日本の動きが急に落ちたように見えました。点差というのは急には広がらない代わりに、ついてしまうとなかなか返せないように見えるハンドボールの試合。前半に4点差をつけられた時分から、韓国選手の動きに強さが目立ってきたような機がします。結局前半は3点差。


素人目にもフィジカルコンタクトでは少しずつ少しずつ押されていると思われる展開、後半に入ってもそれは変わらず、リードした余裕からか攻撃も多彩に、シュートもヴァリエーションを出している韓国に対して日本は焦りが感じられる状態。差はやはりちょっとずつ広がって6点差。「もうサッカーに切り替えよっかなー」と思った残り10分ちょっとぐらいから、「お!?」というプレイが続き、いいセーブや、相手の隙をついたインターセプトなどを得点に結びつけていきます。アッという間に2点差。この2試合で最大の盛り上がりを見せた場面でした。


しかし、そこから前に迫れませんでしたね。


日本はせっかくエースのユンをよくブロックしていたのに、肝心なところでほんの少し攻めのペネトレーションが及ばず、逆に韓国の多彩な攻めを防ぎ切れませんでした。やはりこういうところで「1点差」に持ち込めないのが地力の差なのでしょう。


かくして、再試合は、「韓国救済大会」となってしまいました。


日本には、それでも再試合を実現させたことで、女子3月、男子5月の最終予選に出るチャンスが残されました。少なくとも今日の試合の熱さは、多くの観客、視聴者に残ったことでしょう。これを無駄にしないように、厳しい戦いでしょうが、最後の機会をものにしてもらいたいと思います。





http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/293dc1c7a6c39910e59dc4fc1371cd47
http://blogs.dion.ne.jp/kibitantan/archives/6759095.html
http://blog.livedoor.jp/bzp17576/archives/51267406.html

[拓銀事件]サミット前に片づけたかったんかね

北海道拓殖銀行。いかにも開拓時代からの歴史を感じさせる名前ですがその通り元々開拓時代の資金融資のために作られた国策銀行。まさに道内経済の中核として存在していたこの銀行が、なんともあっけなく破綻し、小が大を呑む形で北洋銀行に吸収されて消滅したのが1998年。もう10年前になります。そして旧経営陣に対する裁判が、ようやく最高裁で終結しました。


拓銀元頭取ら101億円の巨額賠償確定 最高裁、注意義務違反認める(msn産経)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
平成9年に経営破綻(はたん)した北海道拓殖銀行の融資をめぐり、債権を引き継いだ整理回収機構(RCC)が、拓銀の旧経営陣に損害賠償を求めた3件の訴訟の上告審判決が28日、最高裁第2小法廷であった。中川了滋裁判長は、旧経営陣が融資に関する注意義務を怠ったことを認め、2審札幌高裁判決のRCC敗訴部分を破棄、RCCの請求通り計約61億5000万円の支払いが確定した。

 RCCが元頭取の山内宏被告(80)=商法の特別背任罪で2審有罪、上告中=ら拓銀旧経営陣14人に賠償を求めた訴訟は5件。2件はすでに支払い命令が確定している。この判決で、旧経営陣の賠償支払額は総額約101億4000万円となった。

 判決があった3件の訴訟は、不動産会社の「栄木不動産」(請求額10億円)、「カブトデコム」(同50億円)と、内装看板工事業「ミヤシタ」(同約4億9000万円)への融資に関するもの。

 中川裁判長は、栄木社、カブト社への融資について「著しく不合理なものと言わざるを得ない」と述べて注意義務違反を認め、旧経営陣は拓銀に生じた損害を賠償する責任を負うと判断した。(以下略)

(引用終わり)


整理回収機構が原告である全5件の民事訴訟のうち3つが残っていて、判決文はそれぞれこちらこちらこちら(いずれもpdf)にありますが、最も象徴的なのはやはり最初の判決文にあるカブトデコムにドカンと融資してできた洞爺湖のリゾート開発でしょう。不合理な融資で莫大な不良債権を生み出したうえ、それを中途半端に延命させるための追加融資がさらに傷を大きくしたという認定は確かにそうでしょう。判決で認められた損害金額は、これでも不良債権額からしたら一部に過ぎません(請求自体が債権の一部であったわけですが)。


今やそのホテル(ホテルエイペックス洞爺)はセコムに買い取られ、「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」と名前を変え、洞爺湖サミットの会場に選ばれるまでに「再出世」したのは皆さまご承知のところでしょう。そう言う意味では、この時期に訴訟は解決させて、後の憂いがないようにしておきたかった部分もあったかも知れません。


まあしかし実際にこの被告にとって支払える金額とはにわかには思えないのですが。執行するのは難しいのでしょうね。最終的には破産、ということになるのでしょうか。





2008年1月29日 (火)

[ETC]電源切れたら通れなくなるんとちゃうんか

よくよく考えれば安全サイドに振ってあるんかとは思いますが、しかし理由がかなりええ加減ですな。


ETC停電で119台無料通行 京都丹波道路(asahi.com)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
西日本高速道路関西支社(大阪市)は28日、京都市と京丹波町を結ぶ「京都丹波道路」の八木料金所(京都府南丹市)でETCの電源が約30分間切れ、119台が無料で通行したと発表した。最大で計6万5000円が課金できなかった可能性があり、ホームページなどで支払いを呼びかけるという。

(中略)同支社によると、28日午後1時40分ごろ、ETC設備の定期点検をしていた保守点検会社の男性社員が、7レーンのうちETC専用の上下各1レーンの電源を過って切った。(以下略)
(引用終わり)


30分ほどの話ではありますが、全車フリーパスであったようです。その間上下線で119台。片道当たり60台、問題のETCを通った車だけですが、30秒に1台しか通過車両がないんですね。しかもここはICではなくて、本線上の料金所ですから、かなりのんびりした状況だったのでしょう。


しかも京都縦貫道ですから、料金はせいぜい500円か1000円程度。ここを通過したら出口でどうこうもないですから、その点では傷も浅かった、ということですね。


場所が場所なら、ちょっと大変だったかも知れません。とりあえずは停電したらバーは上がったままになるらしい、ということは認識できましたが、この知識を利用する機会はあんまりないものと思います。




[ハンドボール]最後の花火になってしまうのか?

とりあえず女子の部、結果が結果だけにあまりいろいろとコメントするのもどうかと思いますが...


ひょっとすると、お客さんが入りすぎ?素人目に、もともと地力、技術的な差がありそうな両者、これは日本が勝つには+αの力が必要ではないかと思われましたが、不用意なミスも多く、フリーになれない場面で思い切りの良くないプレイが目立ってゴールが遠い。「いい場面」が全然続かず、後半は点差が縮まる気配もないまま時間ばかり経っていく感じでした。韓国はなんだか、ディフェンスでも「半歩前」に押し上げて日本のパスをどんどん消しているように見えましたし、攻撃の圧力でも完全に日本を呑んでいたように思われます。


ここまで、再試合の実行に関しては日本を盾にする形で乗っかってきた韓国、男子も基本的には日本より格上ですから、このまま行くと、完全に「スリップストリーム走行」でやられるばかり、様々な立場だけ悪くして何ら得るものもなく(一応世界最終予選というのはありますが、ここまでの注目はしてもらえるのか?)、ハンドボールも一瞬の花火的人気で終了してしまう可能性が大です。


明日は日本男子の気合いが問われます。





http://zara1.seesaa.net/article/81327060.html
http://blogs.dion.ne.jp/kibitantan/archives/6755476.html
http://blog.goo.ne.jp/eagles5963/e/d26a8f5f8ade79f0fed947f40c5f92c4
http://kojirin-blog.jugem.jp/?eid=495

[マクド]店長は管理職ではない

ひとつ前のエントリで実質2000エントリに到達しました。と言っても別に何が変わるわけでもありませんので、引き続きぼちぼちやってまいります。


さて、こちらのニュース、産経の本紙大阪夕刊には、「マクド店長」と正しい表現になっていましたね。では本題。


店長、管理職に当たらず=権限店内のみ残業代命じる−マクドナルド敗訴・東京地裁(時事通信)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
日本マクドナルドが店長を管理職扱いにして残業代を認めないのは違法として、埼玉県内の直営店店長高野広志さん(46)が約1300万円の未払いの残業代と慰謝料などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、直営店店長について「管理監督者には当たらない」と述べ、残業代など計約750万円の支払いを命じた。(中略)

 斎藤巌裁判官は直営店店長について(1)アルバイトの採用権限はあるが、将来、店長などに昇格する社員を採用する権限がない(2)一部の店長の年収は、部下よりも低額(3)労働時間に自由がない−などと指摘。「経営方針などの決定に関与せず、経営者と一体的立場とは言えない」と述べた。

(引用終わり)


直営店ということで、日本マクドナルド本社が直接行っていたシステムの実態から見て、管理職と認めるべき職務内容を行わせていなかったということが認められてしまったということになりますね。


判決文はそのうち公表されるでしょうが、引用記事にある内容を形の上で満たしているからといって、どの会社でもその役職者が管理職に該当するかどうかが決まるというわけではありません。ただ、ここの店長への待遇が、店長という名の管理職に該当しなかったというだけのことです(ただ、残業代逃れの目的で管理職バブルの状態になっている会社の話は他にもいろいろと伝えられていたことがありますから、先例としての影響はあるでしょう)。


しかし、マクドナルドも商品価格をどんどん下げていく間には、こういう犠牲的な労働環境を強いていた部分も確かにあるわけで、ただ、だからといってマクドの不買運動とかになるわけではないんやろな、というところなんですよね。


結局の所、人気が落ちるのは値段が上がったとき、というだけなのでは。消費者への啓発、というのはなかなかうまく行かないものでしょう。





http://blog.livedoor.jp/tsujiakihiko/archives/51130606.html
http://akasakagin.blog77.fc2.com/blog-entry-277.html
http://blog.livedoor.jp/leisiel/archives/51142422.html
http://blog.goo.ne.jp/xxxxstray-sheepxxxx/e/6aadf8ed7a0350887b443bcfde263704
http://blog-nonaka.nnwork.net/?eid=724660
http://blog.goo.ne.jp/k_kyj/e/e91ae682b9624735932ff16d68e9642b