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2007年3月

2007年3月31日 (土)

[イー・モバイル]指、来た?

携帯電話会社、というのが必ずしも適切なのかどうかよくわかりませんが、前宣伝は十分、いよいよ始動です。


イー・モバイルがサービス開始,加入者は約2万で予想を超える(ITPro)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
3月31日,13年ぶりの新規携帯電話事業者となるイー・モバイルがサービスを開始した。イー・モバイルは,まずHSDPA(high speed downlink packet access)によるデータ通信専業の事業者としてサービスを開始し,2008年3月から音声サービスを提供する予定である(関連記事)。

 サービス開始時の加入数は同社の種野晴夫・代表取締役社長兼COOによると2万弱。「端末台数は2万弱。加入数も同数。半分以上が(PDA型の)EM・ ONEで,データ通信カードは今後企業の導入が進むことで伸びていく」(種野社長)とした。ユーザー層は20代後半から30代の男性が中心で,加入期間は 2年契約がほとんどだという。また,同社の千本倖生代表取締役会長兼CEOは3月30日までの予約台数が1万7000台とし,「当初の予想である1万台をゆうに超えた」(千本会長)と順調な滑り出しであることをアピールした。 (以下略)

(引用終わり)


まあ何だかんだ言って、エリアが大多数の実用に適する所まで延びてきてからでしょう。現状で不満ばかりがクローズアップされるとできるものもできなくなります。


ところで、イー・モバイルと言えば「指、来たっす」の松下奈緒ですが、

当初のCMの服を脱いでいくやつでは誰なのかさっぱりわからなかったんですが(イーアクセスのハセキョーの二番煎じをわざと狙ったんでしょうが、あれはハズしましたね)、その後の上向きなんか肩凝りそうなCMも、も一つ意図するところがよくわからなかったりしまして。

個人的には、正面向きの静止画像が一番いいのではないかと、駅貼りポスターなどを見ていて思ったりするんですけど。


まあ、いつもの独り言です。はい。



(今日聴いていたCD)
ラヴェル:ボレロ、スペイン狂詩曲、亡き王女のためのパヴァーヌ、ラ・ヴァルス、「ダフニスとクロエ」第2組曲
パレー指揮 デトロイト響
MERCURY:UCCP−7025 (1958〜62年録音)

以前、フレイタス・ブランコ指揮の激遅「ボレロ」をご紹介したことがありました。あの演奏が18分36秒。

では速い方はどのぐらいまであるのかというと、マゼル/ニューフィルハーモニアの13分5秒あたりが一番速い部類ではないかと思われますが、何せ録音の多い曲ですから12分台のものもあるかもしれません。なお、ラヴェルは楽譜のテンポよりも遅い演奏を好んだようで、トスカニーニがインテンポで振ったら「速すぎる」と怒ったとか、最初の録音をしたコッポラの指揮について「私より2分速い」と不満を述べたが自演盤の演奏時間もほお同じだった(SPの収録時間の都合もあったようだ)とか、いろいろ話はあるようですね。

こちらのポール・パレー指揮による「ボレロ」も、演奏時間は13分24秒で、かなり速い部類に入ります。録音はマーキュリーの初期ステレオ。以前同じコンビでのシャブリエとルーセルのディスクをご紹介したことがありますが、音の傾向は同様で、オケの明晰な音を比較的オンマイクできっちりと捉えたもの。演奏も非常にはっきりくっきりしたもので、リズムもかなり固めに切っていきます。

したがって、「ボレロ」については、少々音楽の流れがこわばって聞こえるというか、ある程度は好みの問題でしょうが、もう少し緩やかに聞こえる部分があってもいいような気もします。その点で言えば、「ダフニス」の演奏の鋭さは特筆ものでしょう。オケもこの曲の演奏が一番アンサンブルとして締まっているように思います。

それにしてもこの指揮者、ちょっと不遇な扱われ方をされ過ぎているように思うんですけどね。



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[ランキング]合コンの前にファッションを参考にしたい芸能人

私は合コンには関心がなかったので行ったこともなかったのですが、行くのならやはり気になるのはファッションでしょう。


そこでORICON STYLEが20代社会人の男女にリサーチした、「合コンに行く前に参考にする芸能人のファッション」


女性はまあそんなもんかなあ、という顔ぶれでありますが、

わりと年齢層もバラついていて結構意外な感じがするのが男性側のランキング。


特に、第5位の石田純一



合コンで、靴下を履いてない野郎がいたら要注意だ。

(何を注意するのかはようわからんが)




[捏造放送]関テレからTBSへバトンタッチ

こっちはもうここまで来れば段取りですから。本件に関してだけ言えば終点が見えつつあります。


総務相、関西テレビに警告・社長、辞意を表明(NIKKEI NET)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
関西テレビの「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題で、菅義偉総務相は30日、同社の千草宗一郎社長を総務省に呼び、行政指導の中で最も重い警告を通告した。1カ月以内に再発防止の具体的措置を取るよう求めた。千草社長は「(4月3日の)検証番組を放送した上で、責任の取り方を明らかにする」と記者団に語り、事実上辞意を表明した。(以下略)
(この記事引用終わり)


まあこのケースで行政指導止まりか、という根本的な問題はあるのですが、民放連除名など、それ相当の外部的ダメージを受けているということもあるのでしょう。

制作丸投げの捏造体質について、ようやく一つの塊として、視聴者が事例を知ることができたという点では、決して悪いばかりの話でもないかも知れませんね。もちろんだからといって、同じような話が明るみに出たら元も子もないわけで、またそうなる可能性は必ずしも低くはないと思われるわけで。


さて一方、不二家関連の捏造報道、2ヶ月あまり前の話がにわかに大きくなってまいりました。それもこっちの話は相当ひどい。現実にはあり得ない話を元にみのもんたに吠えさせてるんですから。



不二家がTBSに法的措置検討(nikkansports.com)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
TBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」が不二家の不祥事特集で不正確な内容の放送をした問題で、不二家は30日、損害賠償請求などTBSに対する法的措置を検討していることを明らかにした。不二家が社外に設置した信頼回復対策会議の同日の最終報告を受けた対応。

 特集では神奈川県の平塚工場で賞味期限切れのチョコレートを出荷先から回収し、溶かしたうえ日常的に牛乳を混ぜて再出荷していたと報じた。

 TBSは牛乳の混入や「日常的」の表現は「正確性を欠いた」としたが、「チョコの不正使用という放送の根幹に間違いはなかった」とした。

 同会議は「番組の内容は事実無根で、不二家の営業を一層困難にした。TBSは話し合いに誠実に対応しない」として、TBSに第3者による調査委員会の設置と訂正放送を求めている。(以下略)

(引用終わり)


不二家の対策会議の議長は、いまやコンプライアンス界で知らぬものとてない郷原先生です。不二家内部を洗い出している際に、報道をチェックする中でこの「朝ズバッ!」は捨て置けないとなったものでしょうか。

チョコレートの製造過程で牛乳を混入させることがあり得ないこと、さらに該当する工場で報道された製品は製造していないことを含め、元従業員と証する人の発言が明確な誤りであり、証言者の「裏」を全くとっていないか、証言そのものが捏造であった可能性が高いと言えます。

法人の信用毀損に対する損害賠償の請求は当然行うべきで、その過程で、TBSの放送に関するいい加減な姿勢を洗い出す必要があると言えます。場合によっては、「あるある」を上回る大問題となる可能性があります。


これについては、みのもんたも何もなしでは済まないでしょうね。




http://tetorayade.exblog.jp/6662808
http://sunfield.at.webry.info/200703/article_49.html
http://krimshow.blog56.fc2.com/blog-entry-461.html

2007年3月30日 (金)

[北島康介]見えない敵?

何が驚きって、ハンセンの欠場には「やられたー」っていう感じでしたね。


北島金も世界記録はならず/世界水泳(nikkansports.com)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
<水泳世界選手権:競泳>◇30日◇オーストラリア・メルボルン、ロッド・レーバー・アリーナ

 男子200メートル平泳ぎは北島康介(日本コカ・コーラ)が2分9秒80で圧勝し、2大会ぶりに世界一の座についた。日本にとって今大会初の金メダルとなった。しかしライバルブレンダン・ハンセン(米国)がもつ世界記録の更新はならなかった。(以下略)

(引用終わり)


スポーツニュースでしか見ていませんが、150まではいいペースで、そのあと伸びなかったようですね。

準決のときも、150まで世界記録を上回っていながら、最後に落として10秒台でした。実況では、後半は流していたかのような表現もありましたが、私が見ている限りでは明らかに流した泳ぎではなく、むしろかなり攻めていたのに伸びていない、という印象でした。まだ本来の力を全て出し切れる状態にはなっていなかったのかも知れません。

もちろん、横のコースに「当面の敵」ハンセンがいないとアドレナリンも湧いてこないでしょうし、そう言う意味では120%の力を発揮するには至らない試合だったかも知れません。○○記録を目標に、と言っても、見えない敵と戦うのは難しいでしょう。


本当の勝負は五輪で、ということになるのでしょうね。



[タマホーム]みのもんたが違法ではないのですが

住宅のビルダー業界で、タマホームの急成長ぶりは一つの脅威であり、コンサルタントが地域の中小事業者向けに、タマホームの事業分析と対策の講演をやると、結構な参加費でもお客さんが来るんだそうです。


今回の問題となったチラシも、配布部数2千万ですから。物量がすごいですね。


タマホームに排除命令 「住宅着工日本一」は不当表示(asahi.com)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
注文住宅建築「タマホーム」(東京都港区)が「住宅着工棟数日本一」と宣伝したのに、実際には大手を除いた業者の中での「1位」に過ぎなかったのは、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、公正取引委員会は29日、同社に排除命令を出した。(以下略)
(引用終わり)


排除命令の内容については、公取委のサイトから、プレスリリース排除命令本文(いずれもpdf)を参照いただきたいのですが、排除命令の別紙に裏表で掲載されているチラシにある、「注文住宅着工戸数 2年連続日本一」というのは、それだけ見れば全ハウスビルダー中No.1と思うのが当然でしょう。しかし実態は全国営業していないいわゆる「地域ビルダー」というカテゴリーでの第1位であり、全体を通じては10番目前後(それでも急成長具合は大変なものだとは思いますが)。よーく見てみると、「地域ビルダーランキング」と書いてはありますが、一般消費者には明らかに理解できない表現ですし、言葉の説明もなし。となると大きな文字の「日本一」に引っ張られるのは明らかでしょう。

優良誤認にせよ有利誤認にせよ、表示の明確性は、特に一般消費者を基準にしてその表現を正しく理解してもらえるか、という所が重要で、それを欠く表示は景表法上問題ありとされるのはやむを得ません。

今回の排除命令は、対抗事業者の申告である可能性が高いのではないかと思います(なにせ事業展開している地域の新聞に広く折り込みしていますから、これはイヤでも目立ちます)が、急拡大する事業者にとって、こうした表示関係のチェックは、実際の建築のチェックとともに、自社の評価を変えてしまう恐れがありますから、バカにできないものだと思います。


それにしても、みのもんた絡みで、最近いろいろありますねえ。あ、これはみの氏と直接関係はないですけど。




http://blog.livedoor.jp/qoo01qoo02/archives/50912088.html#trackback

[植草被告人]想像上の再現ビデオ

どっかの映画をパクッたDVD?いったいどんなのが出てくるの?と外野を大いにワクワクさせていた公判、ネタにはなりましたが、内容的には???


植草被告弁護側が無罪再現DVD(Sponichi Annex)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
東京都迷惑防止条例違反(痴漢)の罪に問われた元大学教授植草一秀被告(46)の公判が28日、東京地裁(神坂尚裁判長)で開かれ、弁護側が現場の電車内を再現したDVD映像を上映し、被告以外に真犯人がいると指摘した。一方、被告を車内で取り押さえた男性が証人出廷し「被告以外に怪しい人はいなかった」と証言した。

 DVDは約10秒で、真犯人と被告、被害者の女性、乗客に扮した計約10人が出演。電車内とほぼ同じスペースを線で区切り、混雑した中で被告が痴漢と間違われたと主張した。傍聴席にも見えるように2台の大型テレビで公開された。

 植草被告はその後の被告人質問で「当時は酒に酔って、ぐったりしていた。被害者の女性の大きい声で痴漢騒ぎと思ったが、以前事件に巻き込まれたことがあり、かかわり合いになりたくないと思って目をつぶり下を向いていた」と述べた。

 これに対し、取り押さえた男性は「被害者が声を上げた際、彼女も乗客も被告のことを見ていたので、犯人だと思った」などと取り押さえた経緯を説明した。(以下略)

(引用終わり)


あのー、今まで植草被告人の公判の報道は一応チェックさせていただいてるんですが、真犯人がどうだこうだ、っていう話は初耳なんですが。

それもそう言う人がいたことにしといて10秒間ですか。それで約10人が出演して「混雑した中で」間違えられたというわけですか。

いきなり証人に「そんな怪しい奴はいない」って否定されてますけど。一体どういう意味があってビデオ作ったんでしょうか。


ほとんどネタにしてもらうためにやっているとしか思えませんが。


伝えられている限りでは、被告人サイドに有力な無罪主張がないように思われ、明らかに分が悪いものと考えられます。しかし中には「国策捜査」で、被告人は権力に貶められていると信じている人もいますので、わからないものです。



2007年3月29日 (木)

[大塚商会]おたくがやったらいかんのよ

いつまで経っても後を絶たないWinny系の情報流出。もうネタとして採り上げるのも飽きたと言う向きも多いかも知れませんね。


大塚商会、有力見込先5,488社の情報がWinnyで流出(Internet Watch)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
大塚商会は28日、5,488社分の企業情報がファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出したことを明らかにした。同社社員の私物PCが、Winnyを通じてウイルスに感染したことが原因だという。

 流出したのは、2001年度における兵庫県の企業5,488社分の情報で、同社が有力見込先として市販の企業データなどから収集していたもの。社名、住所、電話番号、代表者名などが含まれていた。該当する企業に対しては、個別に連絡するほか、専用窓口を設けて問い合わせに対応する。(以下略)

(引用終わり)


大塚商会からの本件に関するプレスリリースはこちらですが、何と言ってもこの会社はセキュリティ関係のソリューションを重要な商品の一つにしていることが問題と言えるでしょう。


大塚商会ほどの会社でも、今ごろになってWinnyですかそうですか、ということで、信用問題になりはしないかと思うんですけど。


というか、たとえどんなに体制を整えても、どこにでもリスクは転がっているわけで、セキュリティ管理の「徒労感」というのが浮き彫りになってきます。

セキュリティにも、ミスやうっかりやボケとか確信犯とかは当然あるとしてのフェイルセーフ思想と、どこまでの事象が「重大でない」ということで許容できるか、というコンセンサスがないと、「セキュリティ地獄」にはまってしまって何のために金と労力を費やしているのかわからなくなってしまいそうです。

安全についても、内部統制についても、程度の差はあれ同様のことが言えると思うのですが。



チェリビダッケとベルリンフィル

Ounzh77p CD系のこの前のエントリでご紹介したボルヒャルトのライヴ録音、Waltyの在庫一掃ワゴンに入って、3枚999円(1枚だけなら500円)になってます。まだ何枚か確認できましたよ。


さて、本日ご紹介するのはそのボルヒャルトの後です。

ボルヒャルトが1945年8月23日に、米兵の誤射(この頃からすでに、米軍に誤射誤爆は付き物だったのだろう)により亡くなってしまい、ベルリンフィルには空襲以上の大危機が訪れたわけです。29日には演奏会が控えているが指揮者がいない。ユダヤ系の指揮者はドイツに戻ってきておらず、ドイツ人の指揮者は大抵非ナチ化審理のさなかで指揮活動ができず、要するにそれほどの名前がない指揮者を指揮台に据えざるを得ない状態だったわけです。

それでも直ちにオーディションが行われますがそうそう優れた人が出てくるわけもなく、時間だけが過ぎようとしていたその時、現れたのがチェリビダッケだったわけです。オーディション会場には自転車でやってきたんだとか。

この当時まだプロとしての指揮活動はほとんど行っていなかったにもかかわらず、チェリビダッケはオーケストラの支持を得て、演奏会を成功させ、翌46年2月には音楽監督の座に就きます。「暫定政権」というのが正しいのではありますが。

特に46年〜48年頃にかけては、何と年に100回以上、ベルリンフィルの指揮台に立ったと言いますから驚異的です。彼はルーマニア人。ルーマニアというと東欧のイメージですが民族的にはラテン系です。こういう時期に、彼の性質は合っていたのかも知れません。それに時代の偶然が重なって、短いが熱狂的なチェリビダッケ時代が、ベルリンフィルの歴史に刻まれていったわけです。

写真のディスクは、その終戦直後に録音されたものを集めた2枚組で、晩年のインタビューも数分ですが収められています。何と言っても凄いのはブラ4でしょう。演奏時間は約41分。この当時はテンポもやや速めぐらいで、全体にみなぎるエネルギーが極めて印象的です。この曲にともすればつきまといがちな、哀愁、憂愁といった言葉とは無縁。運命に立ち向かう闘争のような音楽ですが、それが見事にはまっているから不思議です。これがなんと1945年11月の録音。音質的にも十分鑑賞に堪えますし、オケが少々の傷には目をつぶってガンガンぶつかっていく様子がしっかり収められています。敗戦直後のベルリン市民の苦しみに対しては、「癒し」より「熱狂」がふさわしい。そういう信念が感じられるような気がします。

その他の曲では、46年11月のレオノーレ3番他はちょっと音質的に苦しいですが、47年録音の「ティル」、それに46年7月録音のプロコフィエフあたりは比較的聴きやすく、オケの熱さも十分に聞き取ることができます。

チェリビダッケは戦時中、フルトヴェングラーの演奏会を何度も聴き、そしてベルリンフィルの特質をしっかりとつかんでいたのだと思います。しかし指揮台に立って時間が経つに連れ、彼のエキセントリックさ、楽員に対する極めて厳しい姿勢が徐々に反発を呼んでいたのだと思われます。47年5月にフルトヴェングラーが復帰して以降、オケとチェリビダッケが少しずつ距離を起き始めます。チェリビダッケはカラヤンとの争いに敗れてベルリンを離れたようなイメージがありますが、それはある程度正しいが全てではないようです。

ともかく、チェリビダッケの指揮は、この時代を理解しておくとよりイメージが明確になるように思います。


(参照ディスク)
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」、ブラームス:交響曲第4番、ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番、ドビュッシー:祭(夜想曲より)、遊戯、R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯、プロコフィエフ:古典交響曲
チェリビダッケ指揮 ベルリンフィル
TAHRA:TAH376/377 (1945〜48年録音)




2007年3月28日 (水)

[議員宿舎]市場価格で強制入居にしたらしまいやないの

今になってうだうだ抜かしとるやつらは、建て替える前に言うとかんかい。


衆院赤坂宿舎100室空き、異例入居要請(nikkansports.com)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
衆院赤坂議員宿舎の入居希望者が定員に満たず、逢沢一郎衆院議院運営委員長(52)が27日、各党に入居要請を行う異例の事態になった。都心の超一等地に建つ同宿舎は地上28階建てで、家賃は3LDK(約82平方メートル)で9万2000円。「豪華過ぎる」「格安」「議員特権」と批判が相次ぎ、入居を敬遠する議員が続出していた。4月1日から利用が始まるにもかかわらず、全300室のうち約100の空きが出ている。

 議員宿舎問題を所管する逢沢議運委員長は、議運委理事会で、各党の合意で宿舎建設を進めてきたことを強調した。「これまでの議論、決定を各党から(該当者に)伝えてほしい」と入居のあっせんを各党理事に要請した。自民、民主両党の国対委員長も同日会談し「誰もが入居しやすくなるような衆院としての統一見解」を作ることで合意した。(以下略)

(引用終わり)


文句なしの一等地。作ったからには利用しなければそれがさらに税金のムダになるということぐらいわからないんでしょうか。一般には賃貸できない物件なんでしょ。他に使い道のない資産を遊ばせておくなんて最大の罪であります。

場所柄もあって安っぽいものは建てられない。選良の入る宿舎ですからなおさらです。ええ建物やからといって何も気後れすることはありません(そこに入るにふさわしい仕事をしている自信がない人は、とっとと議員バッジを返納するがよろしい)。自分らも金持ってるくせに庶民のフリしてやっかみ報道する奴らなんか無視すればしまいです。

あとは格安なのが問題なだけでしょう。それは市場価格に近い価格(別にピッタリにしなくても良いと思うが)に改訂すれば終わりじゃありませんか。そんで対象者は全員契約義務づけと。なんて簡単な話なんでしょう。


とにかく、こんなしょうもないことでぐだぐだ言うとる特に民主党のキンタマの小ささ(失礼)が醜悪で仕方がないということです。鳩山さんが吠えても何のリアリティもありゃしないっていうものですから。



[新生銀行]金利表示で排除命令

旧長銀ですね。問題となったのはいわゆる「仕組預金」の一種。元本割れリスクの説明不足といった問題もあったように思います。


新生銀行に排除命令、最高金利のみ表示で公取委(YOMIURI ONLINE)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
新生銀行がデリバティブ(金融派生商品)の技法を取り入れた定期預金の広告チラシに、最も高い金利だけを表示していた問題で、公正取引委員会は28日、同行に対し、景品表示法違反(有利誤認)による排除命令を出した。(中略)

金利の表示が問題となった定期預金「パワード定期プラス」は、満期時の為替レートを予想した上で、4種類の設定レートの中から一つを選び、各レートに応じた金利を受け取る。金利は一般の定期預金より高めだが、元本の受け取りは満期時のレートが予想より円高になると米ドルで行われ、為替差損が生じる可能性もある。チラシには3・19%という最も高い金利だけが記載されていた。

(引用終わり)


排除命令が出されることが事前に報道されるのもあまり例がないように思うのですが、おかげでどんな広告なのかわからない状態で結構盛り上がったりもしたようです。

実際の排除命令については、プレスリリース排除命令書(広告写し付き)(いずれもpdf)を参照して下さい。

排除命令に至った理由は明確で、為替オプションの特約設定レートを契約時の基準レートから何円円高に設定するかで、定期預金に当たる部分の金利が変わる(リスクの少ない、円高余裕の大きい設定にすると金利が下がる。それも3%強→1%強というかなり大きい差がある)のですが、その設定レートごとの金利について表示が全くない。金利設定とリスク情報が金融商品の表示において重要なのは明らかですが、例えば裏面に(それについてのひと言はありますが具体性を極めて欠く)設定ごとの金利差ぐらい小さい字で書いてあれば警告止まりだったかも知れません。

理由はどうあれ、一般消費者相手の表示で、こうした重要な情報を示していない、しかも最も有利な条件しか載せていないとなると、これは悪質、間違いなく排除命令でしょう。


ということで、期待していたより結構あっさりした内容の排除命令だったんですが、


上のYOLの記事では、どうもややこしいことに為替差損がどうだこうだと混ぜ込んでいます。

排除命令においてはその部分は無関係で、チラシにもあまり大きい字ではありませんが元本割れリスクについては表示されています。

しかしこの金融商品、低金利時代に太っ腹なように見えつつ、米ドル定期預金がだいたい3.5%なのに比べれば金利が低いですし、為替がいくら円安に触れても為替差益は享受できないし、為替がある程度以上に円高に振れれば大きく差損を被ることになる、しかも途中解約は不可、無理言って解約しても手数料が無茶苦茶高い、しかも円高になって受け取りが米ドルになればさらに円変換で為替手数料もかかる、というわけでして。

銀行側にはそこら辺の手当も十分にできた上で売ってる商品のはずですから、預金(あまりこういうのを預金という安全イメージの表現で呼びたくないが)者は大して儲からずに万一のリスクが大きく、銀行は確実に儲かる、という、素人はあまり手を出さない方が良さそうな商品に見えて仕方ないんですが。


なお、この商品の表示は、現在はこちらにあるとおり修正されています。もし今回の記事で却って商品自体には興味が出た、と言う向きがありましたら、ちゃんとしたプロの分析も踏まえて検討されることをお薦めします。




http://hensaikun.blog93.fc2.com/blog-entry-49.html
http://taki.air-nifty.com/fukumenkamen/2007/03/post_ae0d.html
http://d.hatena.ne.jp/mazitan/20070326
http://weiqi3.blog77.fc2.com/blog-entry-178.html