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2006年5月

2006年5月31日 (水)

[最高裁へ]松本被告の命運はまだ定まらず?

ここまで来ると、ようやく展開が早めになってきましたね。

東京高裁、麻原被告側の異議棄却 死刑確定さらに強まる

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
 地下鉄サリンなど13事件で殺人罪などに問われたオウム真理教の麻原彰晃被告(51)=本名・松本智津夫=について、東京高裁(白木勇裁判長)は30日までに、控訴を棄却した3月27日の同高裁(須田賢裁判長)の決定を支持、弁護側の異議を棄却する決定をした。

 弁護側は最高裁に特別抗告するとみられるが、認められるケースは極めてまれで、松本被告の死刑が確定する公算がさらに強まった。決定は29日付。(中略)

 3月27日の同高裁決定は「精神鑑定方法などが納得できないため、あえて提出しなかった」と認定。刑事訴訟規則で期限超過が例外的に認められる「やむを得ない事情」はないと判断した。

 被告の訴訟能力も「死刑を宣告された直後『ちくしょう』と大声を発し、重大判決を認識していた」などとして認めた。

(引用終わり)

本件に関しては、最高裁へ特別抗告がなされても、認められる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。決定がいつ頃出されるかという問題だけになりそうです。それも松本被告側にもはや主張できる内容がそうあるとは思えませんし、そう長いことかかる事件とは考えられません。ただし、例の次女、三女による
損害賠償請求がありますので、まずはこれをネタに執行の引き延ばしを画策するということが考えられるのではないでしょうか。

それにしても、こんな形でこの事件が最高裁に送られるとは、ほとんどの人が当初は予測していなかったのではないでしょうかね。

[新聞特殊指定5]消費者を敵に回しています

一応、前回
前々回その前辺りも参考にしてやって下さい。

さて、「もういらない新聞特殊指定」シリーズも、大きな動きが途絶えたまま、ちょっと膠着状態のような気配を漂わせており、ネタもイマイチ出てこない状態でありますが、公正取引委員会のサイト上に、恐らく新聞はまともに報じてはいなかったと思える議事概要がアップされていました。

特殊指定の見直しに関する消費者団体との懇談会議事概要(pdf)

公取委サイトで先週公表されていたらしいのですが、全般にもうひとつメリハリがよくわからない特殊指定関連サイト、私もすっかり見落としておりました。

で、懇談会が行われたのは4月20のこと、主婦連、日本消費者協会その他消費者団体の幹部を集めて行われた懇談会のこと、このメンバーは実は平成11年の特殊指定改定時にも、廃止含みの条件付賛成をしていた過去があり、今回については廃止は当然のことながら、新聞業界側が賛成者の議論を意図的に報道していないこと、公取委の周知にもわかりにくい面があるので何とかして欲しい等、公取委をバックアップする立場からの意見が目白押しの懇談なのでありました。

目を引いた発言をいくつか取りだしてみたいと思います。

「まず,大手3社(朝日,毎日,読売)の新聞の価格が同じということが理解できない。消費者団体としては,カルテルであると主張してきた。(中略)何故こんな価格競争を禁止するような制度が残っているのか。それがおかしい。」

「新聞社は,若者を中心にインターネットの普及が新聞離れを招くと主張するが,インターネットの普及が新聞離れを招いているのではなく,新聞の質が落ち,魅力がなくなっていることが新聞離れの原因になっていると思う。」

「現状のままであると,新聞業界は,まるで既存の制度の上であぐらをかいているようにしか見えない。価格が一律でも売れるなどという,こんなおいしい商売はない。新聞は質が重要なのだから,いくら新聞とはいえ価格の自由化はしてほしい。」

「特殊指定の問題と戸別配達の問題を一緒にしてほしくない。それは論理のすり替えにしかすぎないと思う。」

「新聞は,廉価で質の良い情報を提供すべきであると思うし,そのためにも特殊指定を廃止すべきである。公取委の主張を掲載しないのは,新聞を自分達の利害に使っているということの象徴である。」

「公取委は孤独な立場で作業をしているという思いがした。こ
こにお集まりの方々は特殊指定の廃止に賛成である。しかしながら,一般の方々は,特殊指定と戸別配達は一緒のものといった報道や,国会議員の発言等に関する報道を見てしまうと,与野党挙げて特殊指定廃止に反対していると思ってしまう。公取委は,国民に対する説明を丁寧に行うべきである。」

「メディアが自分に都合のいい報道をすることに対して,公平な判断ができる人は増えている。一般の方にも,公取委が分かりやすく伝えることができれば,きっと理解は得られると思う。是非頑張っていただきたい。」


いやあ、皆さん的確に現状を言い当てていらっしゃいます。私の現在思うところも、ほぼ上の青地の発言で言い尽くされていると言ってよさそうです。新聞社サイドの物量攻勢に対して、公取委としてはもはや粛々と手続を進めていくことだけなんですが、確かに一般への周知という面では、新聞系メディアに大きく遅れを取っているのは事実です。

ネット系の大多数を占める廃止賛成論や、ここに見られた消費者団体等の明確な認識をどの程度広く一般の方々に広げていけるか(ただ、一般の方の多くは特殊しての何物かもご理解いただけていないのではないかというおそれがある)。単純にメディア上の印象だけだと公取委はこの件に関して完全に悪者になっていますのでね。それでもいいと腹をくくって突破する、という方式もありますが。

そう言えば、小泉首相が、今国会の会期延長はない、と明言してしまっていますので、例の議員立法も時間切れとなる可能性がありますね。

2006年5月30日 (火)

(ブログ紹介)読み聞かせと著作権

いやあ、メンテナンスがあるのを忘れてた。書いたエントリを突っ込んだらいきなり、"Service unavailable"と出たんで一瞬「ぎょえ」と思いましたが。

それはまあいいとして...


少し前に、「児童書四者懇談会」という絵本等の著作権者側の団体が、「お話会・読み聞かせ団体等による著作物の利用について」というガイドラインを公表していまして、内容はこちらから読むことができるんですけど、その内容が、現在行われている読み聞かせなどに許諾(費用を伴う)を要することになるのではないか、という疑念を招く内容となっており、かなり物議を醸しています。

私も子どもを持つ親として、この件に関しては多少なりとも関心を持っていまして、大体児童書なんか、まずは知ってもらってなんぼやないのか、それを入り口で躊躇させてどうするよ、などとちょっとコメントしようと思いつつちょっと日が経ってしまい、各種ブログ系を渡り歩いていましたら、教育関係者の立場からの意見が丁寧に載せられているブログに行き当たりました。

著作権教育フォーラムブログ

特に教育現場における著作権にまつわる問題を相互に理解しながら考えようという姿勢が感じられるサイトだと思います。この件について関心のある方は是非ご覧になることをお薦めします。



(今日聴いていたCD)
チャベス:交響曲第2番(Sinfonia India)、第1番(Sinfonia de Antigona)、第4番(Sinfonia Romantica)
チャベス指揮 スタジアム・シンフォニー・オーケストラ・オブ・ニューヨーク
EVEREST EVC9041 (1959年録音)

レブエルタスのあとには、彼と交流のあった同年生まれのチャベスを、というわけでもないのですが、チャベスは自ら指揮も努め、自作をステレオ録音できるぐらいまで長生きした人です(実際は1978年没)。何かと過激な人生を送ったレブエルタスとは対照的に、チャベスは比較的寡黙な人物であったと言われています。音楽的には民族的なリズムと、アメリカの標準的なクラシック音楽の作法とのバランスを上手く取った曲が多い、という印象を受けます。作風的にはコープランドに近いという説もあります。
この3曲の他に、彼の交響曲は一般に知られているものであと3曲あって、全6曲をマータが録音したVoxBoxのディスクもありますが、普通に聞く分にはこの自演盤でも十分でしょう。
特に単一楽章の第2番は、チャベスの作品としては最も知られているものだと思われますが、最初の素朴な情緒ある音楽から、後半の祭典儀式的な軽めのリズムの饗宴まで、短い中に複雑なリズムを用いながらもどこか聞きやすい印象を与えてくれる作品になっています。
オケは名称から見るとどこの団体や、という感じなのですが、実体はニューヨークフィルが契約の関係でこのように名乗っているものらしいです。録音年代を考えると大変クオリティの高い音と言えるでしょう。
7wkmrvcc

2006年5月29日 (月)

[熱中症]良い対策はないものでしょうか

昨日今日と、夏のような日差しが降り注ぐ陽気になりました。
そうすると、また...

男児の両親逮捕 愛知・豊明の熱中症死 保護責任者遺棄致死容疑

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
愛知県豊明市阿野町のパチンコ店駐車場で車内に放置された乳児が熱中症とみられる症状で死亡した事件で同県警愛知署は29日、保護責任者遺棄致死の疑いで乳児の父親の同市栄町上姥子、会社員竹内祐人(まさと)=(24)=と妻の理恵(23)の両容疑者を逮捕した。

 調べでは、2人は28日午前9時の開店直後に同店を訪れ、駐車場に止めた軽乗用車内に長男の俐緒(りお)ちゃん(2カ月)を放置して午後2時ごろまでの約5時間、スロットをし、俐緒ちゃんを熱中症の疑いで死亡させた疑い。

 俐緒ちゃんは後部座席で乳児用のかごの中に入れられていた。エンジンを止め、窓を閉め切った状態だったため、車内の温度が上昇したとみられる。2人はスロットをしている間、様子を見に一度も車に戻っていなかった。(以下略)

(引用終わり)

某掲示板あたりでは、「夏の風物詩」とまで言われる、パチンコ店駐車場での乳幼児の放置死事件。
この日の最高気温は26.8度ということでしたが、晴天であれば、締め切って放置すれば車内温度は軽く60度にはなることでしょう。

これだけ過去の事例もあって、しかも置き去りにされたのは生後わずか2ヶ月の乳児です。

5時間風の通る家の中で放置しているだけでも大変なことです。まして屋外駐車場の車の中で放置、その間両親はせっせとどこかの国にお金を貢ぎながらお遊び中。

保護責任者遺棄致死ではなく、殺人で立件できないのでしょうか。

しかもこの母親、取調べの当初は、「刈谷市内のショッピングモールで買い物していた」と、パチスロに没頭していた事実を隠そうとしていたそうですから、正に悪質極まる連中です。

中毒ということで言えば、覚せい剤並みにひどい中毒ですね。

しかし、店側も、いい加減わかっていることなんだから、駐車場の点検とかちゃんとしていないとおかしいでしょう。

大阪では、業界を挙げて、吉川由梨ちゃんの写真をチラシに載せて免罪符のようにしています(いかにもですよね)が、それ以上に、いろんな意味で多くの子どもの命を危険にさらしているのですから、業界ごと切って棄てた方が世の中のためです。それで別途カジノ解禁とか考えてみてもいい。

パチンコ店がすぐになくせないということであれば、パチンコ店内は空調一切禁止。暑いときには機械の放熱とセットで、充満するタバコの煙と一緒に薫製になってもらいましょう、とか、少なくとも長時間熱中できないような規制をかけるのはいかが?それでもやる奴はやるかも知れないが。

2006年5月28日 (日)

ダイハツ「COO」とアクエリアス「アクティブダイエット」

たまたま「行列」をみていたら、この2つのCMが続いて流れました。

ご存じの方も多いでしょうが、この2つのCM、出演者は同じ。

篠原涼子ですね。

最初、ダイハツのCMの方が誰なのかよくわからなくて、会社のサイトで確認して「えーっ!」と思ってしまったのですが。

随分、雰囲気って変わるもんですね。

(参照サイト)
ダイハツ「COO」CM情報
(実はカツラだということらしいですが、別にどうでもいいです)

「AQUARIUS」公式サイト

[決着?]どうやら卵が先らしい

人類史上最大の疑問の一つが、ついに解決か?

ニワトリが先か、卵が先か… 結論―卵でした(西日本新聞)

(記事引用)
ニワトリが先か、卵か先か―。学者から酒場の酔客まで悩ませ続けてきたこの“命題”に、英国の遺伝子専門家と哲学者、養鶏家の3人が結論を下した。その答えは「卵が先」。英PA通信が26日、報じた。(以下略)
(この記事引用終わり)

ということで、英国人学者の研究結果だそうですので、ここはイギリスBBCのニュースサイトで詳細を確認してみましょう。

(記事引用)
A geneticist, a philosopher and a chicken farmer say they have found the answer to a great evolutionary puzzle.

The experts looked at the evidence in the long-standing debate over which came first - the chicken or the egg - and opted for the egg.

Professor John Brookfield, a genetics expert from Nottingham University, said the first chicken must have started out as an embryo in an egg.

This means the organism in the eggshell would have the same DNA as the chicken.

He explained that the reason was due to the fact that genetic material does not change during an animal's life.

Professor Brookfield said: "The first living thing which we could say unequivocally was a member of the species would be this first egg, so I would conclude that the egg came first."

(引用終わり)

遺伝学者、哲学者、養鶏業者の共通認識として、「卵が先」、という結論に達した模様です。

ノッティガム大学のブルックフィールド教授、ついに結論を出してしまいました。遺伝子レヴェルで見て、卵の中の胚には、必ずニワトリと同じDNAが入っているのだから、ニワトリという生物の種は成体から始まっているのではなく、卵の段階から始まっていると考えざるを得ない、成長の途中から種の変異が起こっているということはないはずだ、ということなわけですね。

言われてみればなるほどそうなんですけど。

なお、このネタは、「チキン・リトル」のDVD発売に合わせたディズニーからの依頼に基づき公表されたそうですが、

真面目におふざけをやりそうなイギリス人、ディズニーは単なるきっかけにすぎず、相当前から周到に研究を進めていたのかも知れません。



Xg3fik3f (今日聴いていたCD)
(上)シューマン:交響曲第1番「春」、交響曲第4番
(下)シューマン:交響曲第2番、交響曲第3番「ライン」
コンヴィチュニー指揮 ゲヴァントハウス管
ETERNA 0031152BC、0031372BC (1960年、61年録音)

怪しげなURANIA盤シューベルト以来のコンヴィチュニーです。別にこの指揮者の演奏を偏愛していると言うほどではないのですが、この手の音楽を、ちゃんとしたクオリティでしかも安く聴けるという点で、このディスクもとても素晴らしいのであります。
Jh7zztpx コンヴィチュニーの録音というと、やたらに「武骨」とか「ドイツの職人芸」とかいうように表現されがちで、確かにとても手慣れた表現という感じはするのだけれど、別にゴツゴツ感一辺倒ではなくて、緩徐楽章の流麗さは、録音の古さはあっても十分に感じ取れるのではないでしょうか。
個人的には、奇数番号の2曲が充実感が高いと思います。全曲を通じた緊張感があり、そしてドイツ的というイメージピッタリの響きの重厚さがあり(というか低声部の充実度が高くて、しかも的確に演奏されているということなのでしょうかね)、かつ音楽の動きがしっかり捉えられている演奏と録音。これがまっとうなステレオ録音で残されていることに感謝したいと思います。
ちなみに、この2枚、Waltyの中古で拾ったのですが、何故か値段が違いました。見た目も一緒だったんですが、何が違ってたのか、不明です。

2006年5月27日 (土)

ラディッシュに芋虫

Safzdgzl プランターにラディッシュの種子をまいて、本葉が伸び始めてきたなあ、と思っていたら、急に虫食いだらけになってきてしまいました。

これまで、夜しかきちんと見ることがなかったのですが、今日ようやく犯人を確認することができました。

黒いイモムシ。体長約1センチ。

とりあえず目についたやつは捕獲しましたが、捕まえるとクルリと丸まって死んだふりをしているような感じ。

さて、こいつは何の幼虫かと調べてみたら...

カブラハバチの(仲間の)幼虫と判明しました。

(虫が苦手でない方は、「カブラハバチ」でググると、幼虫、成虫とも画像をいろいろ確認できますので念のため)

アブラナ科の葉を食べる害虫の典型的なものだそうです。

とりあえず、見つけ次第捕獲捕獲と。

[迷惑メールで逮捕]コメントスパムも何とかなりませんか?

もっとこういうのはガンガン摘発していただきたいところです。

迷惑メール大量送信で逮捕 千葉県警、改正法を初適用(東京新聞)

(元ニュースはこちら)

(記事引用)
 他人名義のメールアドレスを使い、出会い系サイトの広告メール計約300万通を無差別に送信したとして、千葉県警生活経済課は25日、迷惑メール防止法違反(送信者情報を偽った送信の禁止)容疑で、会社員川端智和容疑者(29)=東京都世田谷区奥沢=を逮捕した。

 警察庁によると、送信者情報を偽る迷惑メールに、業務改善命令を経ず罰金や懲役刑を科すことができる同法の改正法(昨年11月施行)を適用するのは全国初。(以下略)

(引用終わり)

この手のスパムメールについて、特に発信元の情報を偽るメールに対しては、昨年から規制が強化されています。
いわゆる「迷惑メール規制法」というものですが、正式な名称は「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」というものでして、そこにこんな条文があります。

(送信者情報を偽った送信の禁止)
第六条 送信者は、自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として、電子メールの送受信のために用いられる情報のうち送信者に関するものであって次に掲げるもの(以下「送信者情報」という。)を偽って電子メールの送信をしてはならない。
 一 当該電子メールの送信に用いた電子メールアドレス
 二 当該電子メールの送信に用いた電気通信設備(電気通信事業法第二条第二号に規定する電気通信設備をいう。)を識別するための文字、番号、記号その他の符号


発信元のアドレスやヘッダ情報を偽ったスパムメールの送信行為は違法でして、この違反に対しては、「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」という罰則が設けられています(改正前はこの法律の罰則には懲役刑はなく罰金か過料だけだった)。

で、今回が改正後の初摘発だったわけですが、

あの、はっきり言ってメールは無視してまとめて処分すればいいですけど、

ブログへのコメントスパム、トラバスパムは、ブログの体裁にも悪影響ですし、放置していたら管理者のセンスを疑われますし、そのくせ来るときは五月雨式に来るので削除するのが手間だし、こっちも摘発できるように何とかならないですかね。



(今日聴いていたCD)
ボロディン:だったん人の踊りと合唱、ムソルグスキー:はげ山の一夜、展覧会の絵
スヴェトラーノフ指揮 ソビエト国立響
CDK CDKARI300 (1974年録音)

いやホントに、Waltyはこまめにチェックしないと侮れません。
スヴェトラーノフの「爆演」との世評高いこのディスク、在庫処分棚で780円でした。今日見たときは1枚しか置いていなかったのですが、これが最終だったんでしょうか。
メロディヤ音源、1974年録音ですが、状態はそんなに悪くはなく、特に「はげ山の一夜」はテンポの強烈な移り変わり、デュナーミクの激しさ、まさに圧倒的です。
「展覧会の絵」は、全般にやや遅めのテンポ、「ブイドロ」の濃密さ、「カタコンブ」の強烈さ(ここに限らず、楽譜には手を加えているようですね)は凄いですね。ただ、最後の「キエフの大門」で録音が全体を捉えきれていないのが惜しいところ。
「だったん人の踊りと合唱」は録音がバラバラ、この曲だけステレオ感がなく、合唱も勢いに任せるだけという感じがします。これが最初に入っているので、「ハズレか」と思って聴くのをやめてしまいそうになりますが、他の曲は十分に聴けますよ。
V8kopapl

2006年5月26日 (金)

[うっかり救済]過保護?

これも昨日のニュースなんですが、一言コメントしておきたかったので。

センター試験「うっかり受験生」を23年間救済(Yomiuri Online)

(元ニュースはこちら)

(引用開始)
 毎春の大学入試センター試験では、解答用紙のマークシートに受験番号をマークし忘れたり、誤記したりするミスが絶えないが、センターは1984年度入試以降、これら“うっかり受験者”を全員割り出し、「0点」にせずに通常通り採点していたことがわかった。
(中略)

 今春のセンター試験は約50万人が受験し、5教科で計約350万枚のマークシートを回収した。うち0・2%にあたる約7000枚で受験番号のマーク漏れ・誤記などが見つかった。昨年度も同様のミスが約6000件あった。

 受験番号のマーク漏れなどがあると、電算処理でエラーが出て採点できない。このためセンターでは、解答用紙に記入された名前や、座席順などから受験生を割り出し、手作業で受験番号を入力してきた。(以下略)

(引用終わり)



甘い!!



大学入試センターは、のべ約7000人の受験生が経験するはずだった、人生の厳しさを知る機会を奪っているのかも知れませんよ。

[年金不正免除]社会保険庁と損保ジャパン

ちょっとこちらが遅れてしまっていますが、両者がタイミング良く(?)重なる格好になってしまいました。

社会保険庁で大々的に行われていた国民年金保険料の不当な免除、どうやら政争の具として本質と関係ない方向に話が進んでいきそうな気配が見えてきました。

当初、このニュースは、民間から迎えた村瀬長官の、「ノルマ至上主義」が生んだ不正、みたいな伝えられ方で始まったように思います。で、それはおかしいやろ、ちょっと前まで、民間並みにノルマを与えてやらせないと怠ける一方だ、なんて声がいっぱいだったでしょ、という思いで見ていたんですけどね。

どうも、民間なら当たり前なことができない組織、という認識で話が伝えられ出したようです。

納付率低下に歯止めがかからない状況を受けて、社会保険庁の解体含みの改革を求める声の中、約2年前に、今回カラ契約で処分対象となった損保ジャパン(母体は安田火災。損保業界の中でもとりわけ営業が苛酷だという説あり)の副社長であった村瀬氏が長官として送り込まれてきたわけですが、

この事態を見て、まずはその手段が良かったのかどうか。

損保業界の営業スタイルと社会保険庁の超お役所体質というのは、どう考えても最も相容れないもので、その損保業界でもトップクラスのやり手をトップとしてポンと送り込んでも、下が動くかというとそりゃ無理なのではないでしょうか。その辺、任命する側で認識していたのか。

それも筋金入りのキツネやタヌキがわんさかいる組織ですしね。

ま、「これだけやっても無理なんです」ということで雪崩式に解体させるための方便だ、とか言うんなら凄いですが、そこまでの積もりがあったとも思えないし。

村瀬氏も、損保ジャパン時代の高給が半額ぐらいになったなどと言われていますが、恐らくは勝手の分からぬ役所の世界の中で、のれんに腕押し、ぬかにクギの気分を感じつつ、部下の尻を叩いていたものと思います。職場は変われど、いままで何十年も慣れ親しんだ仕事のやり方がそう変わるとは思いませんし、多分、それまでやっていたやり方で、社保庁の連中をビシバシしごいてくれ、というのが、政府上層部の考え方であったのでしょう。

しかし、お役所には、尻を叩かれて頑張ったところで、インセンティブが十分働くシステムなど望むべくもなく、今あるものをさらに向上させようとする方向に組織としてのベクトルがさっぱり行かない、というのはいずこも良く似たもの。

各地域単位の納付率アップのランキングがあって、それぞれを競わせていた跡があるようです。これがニュースにも数値付きで出ていましたし、木曜日の朝にはみのもんたが吠えていたのですが、笑わせたのはその数値。

納付率アップ目標に対して、トップ3が限りなく100%に近い99%台、絶対に100%は超えないという決意が感じられる数値に張り付いていました。

目標未達で怒られることはないように、でも目標を超えて次年度に目標を加重されないように、見事なさじ加減を見せるこの組織。

芸術的ですらあります。

生半可なことではどうにもならない組織であることはよくわかりました。

「ねんきん事業機構」なんて中途半端なことはやめて、きれいさっぱり解体するしかないですね。