久々という印象はあるが五輪自体もうすぐそこやないの、という感じのロンドン五輪アジア最終予選はこれが4試合目。五輪予選というのは放映権もそれほど高くはないのでしょうか、シリア対日本のようなここら辺の人にとっては関係ない試合も、Star SportsがLiveで放送してくれています。シリアはいろいろあるので試合はヨルダンでの開催。
この前の第3戦、どっちがホームやねん、と言う試合を何とか勝って全勝ターンした日本は、この試合とにかく負けなければ先が見えてくるというところ。しかし直前の練習試合で清武が負傷して、とか、カタールとの練習試合の出来が、とか余りいい話が聞こえてこなかったこの試合、やはり簡単ではなかったのであります。
日本は結局負傷者を効果的に補強できない形での試合、さらに試合の序盤で山崎が負傷退場、代わった大迫が直後にシリアの右斜めからのFKを見事に頭で合わせてオウンゴール、と敵地での戦いでこうなったらまずいでしょうというパターンを見事にトレースする失点。シリアの方が明らかに動きもボールを回す素早さも上、という状況が続きます。
シュートは時折ありながらゴールの雰囲気が感じられら亡かった試合が次に動いたのは前半終了直前。今度はその大迫が後ろからのフィードを受けて前の永井へ。DFに体勢を崩されたのが幸いしたかのようなゴール左隅ぎりぎりに流し込むシュート。同点で折り返します。
とにかくこの試合のミッションは「負けないこと」。後半に入ってもいろいろと危ないシーンはありつつも、シリアが決めきれない部分もあって膠着状態で時間が経過します。80分辺りからはシリアの動きが少し落ち、逆に日本が攻め込む状況も多くなってきた気もした89分。
ここまできたら、自陣で試合をすることはできるだけ避けたいところでしたが、どうにかクリア、というパターンにならざるを得なくなったところで、DFのアルサリフが自ら前のめりにボールを持ち出し、ゴール中央へロングシュート、ループ気味にGKの両手の間を抜けて、シリアが勝ち越し。あとは中東地域の伝統芸で時間を使われて終了。途中勝ち越しの可能性のあるシーンもなくはなかったですが、全般を見渡せば、負けか引き分けかしかなかったような展開。中盤でボールが機能的に回った時間帯ってほとんどなかったのでは。総合的に相手が上でした。
まさに、「こうなったらまずいですよ」というのに見事にはまってしまっての敗戦でした。これで日本とシリアは勝ち点で並び、直接対決の成績も同じ、得失点差も同じ、しかし現時点での総得点でシリアが上に来るため、日本はグループ2位に転落、現状では自力進出ができない、という状況に陥ってしまいました。残りの2試合は日本がマレーシア、バーレーン、シリアがその逆の順番。日本はとにかく、マレーシアから大量点を奪って勝ち、その間にバーレーンのホームでの奮闘(バーレーンはマレーシアにきっちり勝ったので、まだ五輪出場の望みを残した状態でシリアとの戦いに臨むことができる)を期待する、というシナリオを求める展開になってきました。まだ残り2試合、悲観することはありませんが、しかしこの試合の流れだけ見ていると、五輪でグループリーグをしっかり勝ち上がっていくようなチームではないように思われますし...
他のグループですが、豪州が氷点下12度と酷寒のアウェイゲームでウズベキスタンに敗れ、UAEがイラクに勝ったため、豪州がグループ最下位に転落、プレイオフに残ることも難しい情勢になってきました。ここはウズベクがいくことになるのでしょうか。グループAは2試合とも引き分け、韓国とオマーンの勝ち点差は1のまま。まだ波乱の要因はありそうです。
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