[メコン]上を絞れば水は来ないが
国際的な水利用を巡る争いとなるのでしょうか。とりあえず恐らく巨大化しているビエンチャンの中洲の状態は来週ちょっと見てきます。
実際のところ、メコン上流部に当たる雲南省を中心に、昨年末以降かなりの干ばつになっているらしく、既にメコン本流に建設されているダムの貯水でどうにかこうにかやっていこうとしている状況、らしい。
しかしそうなると、特に支流の水が集まってこないタイ・ラオス北部では水量が足りないわけで、既に農業への影響、それから水運関係への影響も出てきているようですし、下流でも流量が減ると海水の逆流がひどくなるのでそれも農業には問題になります。
しかし中国はメコン流域の水運用についても話し合うMRCには参加していないので、何かを要請しようとしても誰がどういう立場で言うねん、ということになりそうですし、既に相当の援助を放り込まれているラオスとしては、極めて極端な損害が発生しない限りは何か打って出る、という意図は薄いようですし、まあ渇水は時々あることだし、それにあと2ヶ月もすれば雨期に入るからそれまでの辛抱、と言うつもりなのかも知れませんし。
しかし国際河川の水運用とか土砂の関連というのはかなり古くからある問題ではあるのですが、メコンは比較的最近まで本流にはダムがなかったのでそんなに大きな話にならなかったということでしょうね。渇水でも洪水でも、ダムは単純に悪者にされがちですが、ここでの話はその存在自体ではなく、管理運用の問題ですので、その辺は誤解なきよう。


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