釣り竿持って、とかいうベタな話ではなくて、随分前からある古典的フィッシングメールがついにうちにもやって来たという話。
海外系ネットショップや宿泊予約サイトなんかの決済にPayPalのサイトが用いられることは結構多いので、そこからアカウントの情報が漏れているのでは?なんていうメールが来ると結構反応してしまいがちではないかと。今ではブラウザのブロック機能もかなり発達して、普通の人が引っかかる可能性はほとんどなくなっているのではないかと思いますが、ここは敢えて、かつては錚々たるアルファブロガーも引っかかったとも言われるフィッシングサイトを覗いてみましょう。IPログぐらいは取られてると思いますが、個人情報は提供してませんよ。
さて、まずはやって来たメール。
Subject: Message Regarding Your Account
Date: Sat, 13 Mar 2010 07:49:08 +1000
From: "paypal@32239.com" <paypal@32239.com>
To: <xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
Dear User,
We recently noticed one or more attempts to log in to your PayPal account
from a foreign IP address.
If you recently accessed your account while traveling or ISP has dynamic
IP address, the unusual log in attempts may have been initiated by you.
Please visit PayPal as soon as possible to verify your identity:
(ここにURLがありますが、念のため省略)
Verifying your information is a security measure that will ensure that you
are the only person with access to the account.
Thanks for your patience as we work together to protect your account.
Sincerely,
PayPal
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Please do not reply to this email. This mailbox is not monitored and you
will not receive a response. For assistance, log in to your PayPal account
and click the Help link located in the top right corner of any PayPal page.
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PayPal Email ID PP833
だいたいが、送信先を特定しないで国外のIPアドレスから「あなたのアカウントに」ログインが試みられている、なんてところが怪しいですよね。「俺が誰なんかホンマにわかっとんか?」ということになるわけで。それで、なんでわざわざセキュリティのためにいちいちアカウント情報を入れ直す必要があるんやっつーの。
で、それはともかくとして問題のURLにアクセスしてみると、
おかげさまでFirefoxはこんな風にブロックをかまして、赤い警告サインを出してくれます(IEその他でも、きょうびのブラウザなら、この種の古典的なフィッシングサイトには入り込まないように対策してあるでしょう。
で、よい子のみなさんはここで退散してセーフ、という訳でありますが、ここはせっかくの詐欺メール対応、もう少し遊んであげましょう。
赤い警告メッセージの右下にある、「この警告を無視する」というのをクリックしますと、その先に進んでしまいます。そうすると、一見よくできていますがやっぱり怪しげなサイトに連れて行かれます。
ブラウザ上部には引き続き、赤いラインで警告表示が出ていますので、仮にここまで行った人がいてもそうそう先へ進む人がいるとは思えませんが、ともかく一見普通のログイン画面に見えなくもないこのページ。画像には出ていませんが上の方にはPayPalのロゴとかがあったりします。ここで本当の自分のメアドを入れて個人情報流出スタート、とかいうおバカな真似をしてはいけませんね。
というわけで、適当にあり得ないアドレスとパスワードを放り込んで、ログインをポチッと。
毎回毎回、一番上の画像の警告表示が出てきますが、そこはネタのためと割り切ってさらに画面を出させてみますと、大嘘見え見えのアドレスとパスワードを突っ込んでいるのに、えらいくそ真面目にログイン手続きやってるふりをしています。
奴らの目的はログインがどうたらこうたらではなくて、その次の画面にとにかく行ってもらってカード情報を入れさせることですので、何を入れても必ず次に進むのであります。
というわけで、アカウント情報を「再入力」させるページに到達しました。
何だか全般に安っぽい造りのページになっているところが何ともはや、でありますが、それにしても、本人の再確認をさせるために全ての個人情報を入力させる必要がどこにあるのか、ということに、このページまでの難関をくぐり抜けてきてしまった人は気付かないのでありましょうかね。
とにかくつらつらと入力欄をスクロールしますと、お待ちかねの部分でありまして。
クレジットカード情報の入力欄。しかもご丁寧に2種類分の枠が用意されています。
カード番号のほか、カード裏面のセキュリティコードも「必須項目」として入力させるようになっているなど、徹底した悪用策がとられております。
さすがにここに何か入力するのは気が引けたのでここまでにしておきましたが、まあいろいろ考える奴らはいるものです。しかしこれだけ機械側の対策も進んでいる状況で、未だにこれで最後までやられてしまう人っているんでしょうか。
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